「破天后the story 2」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

破天后the story 2 - (2009/08/27 (木) 15:15:48) のソース

-序
 真・破天后の座争奪戦。その最終決戦を争う、レヴェッカ、エリザヴェータ、ミリオネアの3名。
 彼女らが決着をつけるのは困難である、と一部で囁かれていた。それもその筈、3名はそれぞれまったく異なった属性の破天后。道の違うものを比べる事は非常に難しい。喩えるなら、磁石のNとSはどちらが優秀か? くらい。
 だがミリオネアが余計な事をする。なんと優勝商品など設けてしまったのである。
 参加者・観戦者が皆その輝きに目を奪われる。目の前に《[[ゴージャスソード]]》が置かれているのだ。

 これにより民衆はさらに加熱。なんとしても優勝者を決めなくてはならなくなった。
 3名とも「破天后」を冠する限りは、この輝かしい剣を手にしないわけにはいかない。この輝きは、同時に栄冠をも意味する。

 その時。
 上位入賞者3名しか立ち入れぬはずのシャンデリア・サンクチュアリに、黒い影が飛来した。

-04
 敗退者の影だった。
 突如出現した《[[破天后カーミラ]]》は魔術を使ってレヴェッカを払いのけ、火の呪文によってシャンデリア・サンクチュアリを崩壊させる(⇒《[[老朽クライシス]]》)。
 一部のプライド貴き敗退者が、闇の魔術を引っ提げて争いに勝利するため舞い戻った。
 ガーディアンたちが民を守ろうとしたが、カーミラの強靭な魔力は何者も寄せ付けず、事態はパニックに繋がる。その渦中でカーミラは、上位入賞者3名を闇の舞台へと誘おうとする。3名はこれを承諾し、呪文《[[ダークネス・コール]]》によって闇の領域へ招待された。
 それにまぎれて何名か勝手についてきてたりする。

-05
 闇の舞台で、実に光9名vs.闇2名という光と闇の衝突が始まる。
 光の9名はいずれも争奪戦で好成績を残した者ばかり。だが一行を《[[破天后ジャミラ]]》の放つ闇の魔術《[[ルージュ・デススモーク]]》が襲い、光の戦力を奪い去る。
 その後もジャミラによって次々と光の破天后が破られ、カーミラの魔術《[[フリル・デススモーク]]》が舞台を包み込み、激しい魔力戦が始まった。
 光の破天后軍勢はエリザヴェータを筆頭に構え、徐々に闇の破天后を追い詰める。カーミラの無敵の魔力には限界があった。
 だが急遽として《[[破天后アラリド]]》が出現、事態は急変する。アラリドは舞台で光の破天后たち相手に大暴れを繰り広げた。
 ジェシカは闇の魔術を封じるため《[[ライトニング・レストリクト]]》を放ち、ジャミラの呪文《[[タクティクス・デストラクション]]》と衝突。光が勝利し、ジャミラは倒れる。
 だがジェシカを他の破天后もろとも《[[アラリド・ストライク]]》によってアラリドが葬り、闇の舞台に漂うそれらの魂を吸収。
 アラリド・ストライクの大破壊を、なんとか生き延びたのは光の加護で守られたレヴェッカ、エリザヴェータ、ミリオネア。だがアラリドは吸収した魂のパワーを解放し、「[[アラリドメテオバーン7]]」によって舞台に壊滅的ダメージを与えた。

-06
 アラリドの攻撃に巻き込まれた光の破天后たちは、咄嗟に《[[危機逆走]]》を行う。
 虚を突かれた闇の破天后たちを、ミリオネアの《[[ウィーカーズ・スラッシャー]]》が襲う。ほとんどの魔力を失う闇の破天后。
 レヴェッカがゴージャスソードによって戦力差を徐々にひっくり返し、《[[ビッグ・スパーク]]》で押さえつけ、闇の破天后は死の寸前まで追い詰められる。
 しかし闇の破天后が漂わせる死への恐怖が、滅んだはずの不死鳥を具現させた。闇の舞台を《[[超后星プリンセスドレス・ネクロフォビア]]》が舞い踊る。
 その不死鳥の暴走に対抗する為、闇の世界を大きく突き破る威光と共に、光の破天后のプライドが結集した不死鳥《[[超后星プリンセスヴェール・アタラクシア]]》が降臨。
 アタラクシアの能力によってすべての魔力が浄化され、ネクロフォビアは死亡回避の能力を封じられた。こうしてネクロフォビアを一撃の下に撃墜。
 闇の勢力はすべて撃沈した。

-07
 闇の世界から帰還した破天后たち。
 破られた者たちも、闇の世界に満ちていた魔力によって復活を遂げ、以前となんら変わらぬ光の世界。ただシャンデリア・サンクチュアリは永遠に復興しえまい。
 破天后に相応しい舞台も失われたため、争奪戦は最終戦を前に中止を余儀なくされた。
 だが誰も後悔するものはいない。もとより余興の一端として認知されていたため、それなりに光の世界を盛り上げられたという結果だけで十分だった。
 破天后たちは解散する。
 同時に、戦国武闘会も終盤に差し掛かっていた。

 だが。
 闇から舞い戻った破天后たちに、
 さらなる闇が魔の手を差そうとしていた。