**「効果を失う」 クリーチャーの効果を失わせてしまうオリジナル能力。 裁定が少し挙動不審なので、作成時には注意。 以前行われていた議論の結果と、それまでの討論から、「効果を失う」効果の裁定についてまとめてみました。 各項目の結論は&color(skyblue){&u(){蒼}}くして示してあります。 ---- ''【2体同時にバトルゾーンにある時】'' &u(){「効果を失う」は、後出しが優先されます。} たとえば「■他のクリーチャーはすべて効果を失う。」という能力を持つクリーチャーAがいたとして、そこに同じく「■他のクリーチャーはすべて効果を失う。」という能力を持つクリーチャーBが現れた時の裁定です。 この時、AとBが互いの「効果を失う」を失わせあい、結果として誰も効果を失わないことになるのではないか、と混乱がありましたが、タイムスタンプという「''常在型能力は、後から出したほうが優先される''」ルールに基づいて裁定を行います。 &color(skyblue){&u(){Aがいる状態でBを召喚した時、後出しのBが優先され、Aの「効果を失う」はBの「効果を失う」によって失われます。}} ---- ''【常在型能力】'' たとえば相手の《黒神龍ザンジバル》がいる状態で、自分がパワー2000の「効果を失う」持ちクリーチャーを出した時。 この場合は''優先権''のようなルールが適用されます。&u(){アクティブプレイヤーのコントロールするクリーチャーの常在型能力の処理が最優先される}、というルールです。 上の一例では、&color(skyblue){&u(){これが自分のターンに行われた場合、ザンジバルのパワー低下能力が後回しにされ、自分のクリーチャーの「効果を失う」が優先して処理されます。}}よって、パワー2000の「効果を失う」持ちクリーチャーは効果で死ぬことはありません。 逆に、自分のパワー2000の「効果を失う」持ちクリーチャーがいる状態で、相手のターンに《黒神龍ザンジバル》を相手が出してきた場合は、相手のパワー低下が優先して処理されるので自分の「効果を失う」持ちクリーチャーは死にます。 ---- ''【バトルゾーンに出した時(cip能力)】'' たとえば《青銅の鎧》のマナブーストなどが挙がります。 cip能力は、バトルゾーンに出ることをトリガーとして発動する能力なので、召喚してすぐ《ロース・キャッスル》の常在型能力で焼かれようが、一応は場に出ているのでcip能力だけは発動できる、という公式裁定があります。 ですが、&color(skyblue){&u(){「効果を失う」の裁定ではこのcip能力の発動を禁じます。}} バトルゾーンに出ることを条件とする能力は、バトルゾーンに出た瞬間に失われるので、公式ルールにある「効果の待機」ができない、とします。 ちょっと上で《ローズ・キャッスル》の名前を間違えてて面白いことになってますが、気に入ったので修正しません。 ---- ''【バトルゾーンに出す時】'' いろいろありますが、最もポピュラーなのが「進化」です。 バトルゾーンに出す時というのは、まだバトルゾーンに出てない段階のことを指します。 《聖鎧亜キング・アルカディアス》や《霊騎ラファーム》でもない限り、この手の常在型能力というのは普通、既にバトルゾーンに出ているクリーチャーを対象にとります。 なので&color(skyblue){&u(){バトルゾーンに出す時、挙げるなら「進化」「ソウルシフト」「O・ドライブ」「シールド・フォース」は無効にされないことになります。}} 《悪魔聖霊バルホルス》《星龍グレイテスト・アース》《戦祭の化身》もタップされてバトルゾーンに出ます。 ---- ''【破壊された時(pig能力)】'' 「Put Into Graveyard Ability」の訳に順じ、「墓地に置かれた時の効果」とします。 よって&color(skyblue){&u(){pigは墓地で発動する効果となり、バトルゾーンを対象にする「効果を失う」を回避できる}}、という裁定とします。 よって、《アクア・ソルジャー》などを問題なく発動することができます。 ※ただし、「クリーチャーを破壊してもよい。そうした場合~」という効果は発動できない。破壊する、という選択は、バトルゾーンにある間に行われるので、「効果を失う」によって選択権が失われます。一例を挙げるなら、《魔龍バベルギヌス》の効果は失われます。 ---- ''【破壊される時】'' まだ破壊されてはいません。バトルゾーンで発動するので、&color(skyblue){&u(){「効果を失う」で失われます。}} ---- ''【各種ソウル】'' &color(skyblue){&u(){能力および効果ではないので無効にされません。}} ---- ''【G・リンク(1)】'' G・リンクは「バトルゾーンに出す直前」に決定する、という公式裁定が存在します。つまり「進化」と同じタイミングで発動するということになります。 よって、&color(skyblue){&u(){【バトルゾーンに出す時】の項に沿って、「効果を失う」で無効化されません。}} また、既にバトルゾーンに出ているゴッドのG・リンクは「効果を失う」で失われていますが、&color(skyblue){&u(){後から出すゴッドはG・リンクを失っていないので、リンクを行える}}という裁定とします。 ---- ''【G・リンク(2)】'' &color(skyblue){&u(){既にリンクしているゴッドに「効果を失う」が適用される場合、リンクは解除され、それぞれのパーツに分解されます。}} その際、公式ルールに則り、リンク前に召喚酔いをしていたクリーチャーは召喚酔いをし、解除される前にゴッドがタップされていた場合、それらの位相も継承されることとします。 上の【G・リンク(1)】で、リンクができることを示しましたが、その後すぐに解除されてしまう、ということになります。 ---- ''【バトルゾーン外での発動】'' 「マナ爆誕」などがこれに該当します。 これらは&color(skyblue){&u(){【バトルゾーンに出す時】の項に基づき、失われません。}} ---- &color(skyblue){&u(){以上、ご意見などございましたらコメントお願いします。}} #comment