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権限関係の問題

Android用マガストアアプリですが、インストール時に色々と許可を求めてきます。
そのときに求めてくる許可ですが、どうにも「???」と思わざるを得ない権限が多い気がします。

一般的なAndroidアプリの権限として注意喚起、指摘されている事項も絡めて、それぞれの権限の要否について考えていきたいと思います。

以下に、インストール時に求められてる権限別に、まとめていきます。
なお本情報は、2012年1月末頃の情報です。
この記事の記載時に比べ、権限が変更されている可能性もありますので、最新情報はAndroidマーケットで確認したい方はしてください。


ストレージ 
ユーザーメモリ(本体)のコンテンツの変更/削除

Androidスマホ本体のメモリにデータをダウンロード等する場合は、この権限が必要です。
電子雑誌のデータはユーザーメモリ上に保存されますからね。許容範囲でしょうか。

購入した電子雑誌以外のデータも残せる状態になるのですが、どちらにしてもこの権限は必要でしょう。

なお余談ですが、本体を買い換えたり修理で交換したりした場合、新しい本体に本のデータを持っていっても読めませんので、注意してください。

システムツール 
アプリケーションを常に実行する

この権限は、画面上ではメールを書いたりTwitterをやったりしている最中も、このアプリには常時実行させる場合は、この権限が許可される必要があります。
※AndroidアプリはOSの機能上、画面にないアプリでも動作しているのですが、「常に」という所がポイントです。細かい話はまたいずれ。

例えばよくあるライブ壁紙系アプリは、この権限を必要とします。
この権限によってライブ壁紙系アプリは常時動作しながら、壁紙を書き換えているわけです。

しかしこの権限、常々いろいろ悪用されるケースの多い権限です。悪質なアプリが許可を求めてくる場合が多い権限ですので、注意する必要があります。

例で挙げたライブ壁紙系アプリですが、これはアプリが「常時壁紙を書き換える」という動作をするから、アプリを常時起動しなければならない、という必要性があるわけです。
その「常時壁紙を書き換える」という動作の必要性とのトレードオフとして、ユーザーは常時実行を許可するものです。

しかし悪質なアプリの場合、他の機能を隠れ蓑に常時実行の許可を取得して、アプリの元々の機能以上の動作、例えばただのライブ壁紙アプリとみせかけて、実は裏ではGPSで位置情報を常時取得して移動経路を監視していたり、通話相手の電話番号をずっと監視したりと、まるでスパイウェアやストーカーの様な動作をするものもあります。
何にせよこの権限が必要になる機能なんてほとんど無いと思いますし、バッテリーも消費しますので、必要といわれたら、本当に必要なのか?素性は明らかなのか?と色々考えましょう。

ところでこのマガストアですが、このアプリは、要するに電子雑誌を読むためのアプリです。
その電子雑誌を読むためのアプリを常に実行する必要って、ありますか?
それなのに、マガストアは、何でこの権限を必要とするのでしょう?

なお常時実行が必須のアプリの例としてライブ壁紙系を挙げていますが、ライブ壁紙系アプリが全てスパイウェアの様な動作をする、というわけではありません。念のため。
かといって、全て安全だ、とも言いませんが。

現在地 
おおよその位置情報(ネットワーク基地局)、精細な位置情報(GPS)

アプリがHotSpotの情報やGPSを使って現在地を把握するためには、この権限が許可される必要があります。
地図アプリやナビアプリ等は、この権限を使って現在位置情報を取得したり、残り距離を計算したりしています。

ところでこのマガストアですが、このアプリは、要するに電子雑誌を読むためのアプリです。
電子雑誌を読むときに、位置情報って、必要でしょうか?
電子雑誌というものは、読む場所に応じて何か内容が変わるものなのでしょうか?
なぜ、位置情報を必要とするのでしょう。

電話/通話 
携帯のステータスとIDの読み取り

例えば音楽再生アプリに、電話がかかってきた時には自動的に音楽の再生を停止させようとする場合は、この権限が許可される必要があります。

しかしこの権限、許可されると他にもできることがあります。
この権限を許可すると、アプリは通話相手の電話番号を取得できます。
またSIMカードごとに割り当てられた番号(IMSI)、スマートフォンごとに割り当てられた番号(IMEI)を読み取ることもできます。

なおこの権限が有ろうが無かろうが、Androidは電話が掛かってきたら通話用の画面に切り替わり、通話ができるようになっています。

このアプリは、要するに電子雑誌を読むためのアプリです。
音が鳴るわけではないので、電子雑誌を読んでるときに電話がかかってきても、別段通話を邪魔することはありません。
一体、何のためにこの権限を必要としているのでしょう?

ネットワーク通信 
Wi-Fi状態の表示、ネットワーク状態の表示

Androidで、地下鉄内等の電波状況の悪い場所で通信をしようとすると、味気ないエラーが出ます。
別にAndroidに限らず、よくある話ですね。

そのエラーは、Wi-Fiなり3G通信なりの状態が悪いかどうかの考慮なんてせずに通信しようとするから、出るわけです。
そんな時に、その味気ないエラーメッセージをいきなり出すのではなく、通信する前にはネットワーク状態をちゃんと確認して、例えば送信すべきデータを蓄積しておいて通信できるときに送信する、通信できないときには、例えばもう少し気の利いたエラーメッセージを出すとか、次に通信できる時が来るまで待つとか、いっそのことエラーメッセージなんて出させない、そんな動作をさせたい場合は、この権限が必要です。

ところで、スマートフォンの画面に通信エラーが表示されたら、みなさんどう思いますか?
何かのアプリが通信しようとしたのかな、と気づきますね。

でもその通信エラーが出なかったら、みなさんどう思いますか?
自分の使うスマートフォンの中に、何かよく分からない通信をしようとしたアプリが存在する、という事に気づくことすらないまま、毎日過ごすことになるでしょう。

このアプリは、電子雑誌を読むためのアプリです。
そりゃぁ電波の悪いときに、電子雑誌のデータをダウンロードできなくなる、というのは、それは一般的に理解を得られる状況と考えます。
でも、通信ばかりを行うアプリでも、ないはずです。
この権限、必要でしょうか?

システムツール 
ステータスバーの拡大/縮小

このアプリは、電子雑誌を読むためのアプリです。
ですが、常に実行されるアプリです。
ステータスバーなんてどうでもいいと思うのですが、どうなのでしょうかね。


最終更新:2012年02月08日 23:12