表記:アラビア語: عفريت, ʻAfrīt, Ifrit, efreet, ifreet, afrit, afreet、複数形:عفاريت, ʻAfārīt、女性形:イフリータ)
別称:アフリト(AFRIT/E)、地域ごとに、アフリート、エフリート、エフリト、イフリトなどさまざまに呼ばれる。
クルアーンで言及されるジン(魔人、悪魔、精霊)の一種。 ランプの魔人としても有名である。
アラビアとイスラム教の神話では、ジンの五つの階級中で二番目に巨大な力を持つ。
巨大であるばかりか、極めて悪意に満ち、大きな恐怖を引き起こす。とくに人間を破滅させるために巧みに姿かたちを変える。ケニヤやアフリカ東岸地域では、こういった精霊が淵や川の暗い深みにひそみ、緑の牙のジェニーのように、水浴びをする不用心な子供の足をつかんで引きずり込もうとすると信じられている。
ソロモン王がイフリート降参させ、家来にしたという伝説もある。
バイロンは彼の作品『邪宗徒』にこれに似た悪魔を登場させている。
出典:『
千夜一夜物語』
>>『3 漁師と鬼神との物語(第3夜 - 第9夜)』
・バートン版「漁師と魔神の物語(第3夜‐第9夜)」
・東洋文庫版「漁夫と魔王との物語(第3夜‐第9夜)」
>>『3.1 イウナン王の大臣と医師ルイアンの物語』
・ドゥバーン賢者の物語
>>『46 アラジンと魔法のランプの物語(第731夜 - 第774夜)』
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最終更新:2012年11月19日 21:04