ザイナブ

出典作品に出てくるごろつき一人で「女ペテン師ダリラ」の娘の「女いかさま師ザイナブ」とある。
巧妙な手口で人や警備士を騙していく。
色仕掛けの際、カイロの泥棒「水銀のアリ」に惚れられ、物語の末にアリの四番目の妻になる。
アリは後にアフマードの紹介で教王アル・ラシードの警吏についている。

【出典】
『千夜一夜物語』
   >>女ペテン師ダリラとその娘の女いかさま師ザイナブとが、蛾のアフマードやペストのハサンや水銀のアリとだましあいをした物語(第432夜 - 第465夜)
    ・バートン版「やりて婆のダリラーと兎とりの娘ザイナブが悪戯を行なったこと(第698夜‐第708夜)」
    ・バートン版「カイロの盗神アリの奇談(第708夜‐第719夜)」
    ・東洋文庫版「アフマド・アッダナフとハサン・シャウマーンと女ぺてん師ザイナブが悪およびその母の物語(第698夜‐第708夜)」
    ・東洋文庫版「エジプト人アリー・アッザイバクの物語(第708夜‐第719夜)」

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『アラビアンナイトストーリー』實吉 達郎/著  新紀元社
最終更新:2013年02月21日 23:56