表記:パイモン、ペイモン(Paymon, Paimon)、パイモニア(Paimonia)
出典:『旧約聖書』
>>『列王記』
『グリモア』
『大奥義書』
【ゴエティア】
ソロモン72柱の魔神の1柱で、序列9番の地獄の王。一部は天使からなり一部は能天使からなる200の軍を率いており、ルシファーに対して他の王よりも忠実とされる。彼自身は主天使の地位にあった
【大奥義書】サタナキアの配下。
容姿
- 女性の顔をした男性の姿で王冠を被っており、ひとこぶ駱駝に駕しているとされる。
- 『地獄の辞典』(コラン・ド・プランシー)の挿絵ではフクロウの頭と狼の胴と前足、蛇の尾を持つ姿が描かれている。ルシファーが神に反旗を翻した際に義勇軍を率いて駆けつけたとされる。
能力
- 人に人文学、科学、秘密などあらゆる知識を与えるといわれ、大地がどうなっているか、水の中に何が隠されているか、風がどこにいるのかすら知っているという。召喚者に地位を与え、人々を召喚者の意思に従わせる力も持つ。また良い使い魔を用意してくれる。
- トランペットやシンバルなどの楽器を携えた精霊たちを先導として現れる。最初に現れた際にパイモンは大音声で怒号のように話すため、服従させない限り召喚者はパイモンの話を理解できない。
マグレガー・メイザースは『アブラメリンの書』の注釈で、パイモンの名はヘブライ語の"POMN"(=「チリンチリンという音」)に由来すると推測している。また、メイザースは、パイモンはラビ(ユダヤ教神学者)にはアザゼルと呼ばれていたとも述べている。
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最終更新:2013年03月14日 21:17