ハイランダー戦(highlanders battle)
4月某日深夜―
突然
夢幻の口から発せられた言葉は
「ハイランダー作ろうか」
その言葉に少なからず動揺したに違いないと読んだ
夢幻の勘は外れた。
「いいだろう」
その返事は男らしく、且つ堂々とした声だった。
無論、
部長である。
その場に
WAZATEN氏もおり参加もといとばっちりを受けることになった。
「じゃあ環境はヴィンテージで」
この考えなしな言葉がその場の全員を凍らせた。
きっと内心は、
「何言ってるんだこいつ。カード何種類あるかわかってないだろう」
とか思ってたに違いない。
10分ほどで自分の考えなしな発言を後悔する夢幻。
「まだ6枚しかピックできてねーよ、、、」
そう、MTGが長年積み上げてきた膨大な量のカードプールに苦しめられるのだ。
そうこういってる間に1時間ほどが経ち
「できた」
と第一声をあげたのは
部長。
流石にプレイ暦が長いだけあって脳内カードプールが膨大であったことからの1抜けである。
その15分後―
主催者である
夢幻も完成。
wisdomguildを駆使し、知る限りの強力カードを詰め込んだが故の完成速度であった。
完成直後「風呂入ってくるわ」などと言い出し、全くもって良く言えば自由悪く言えば自分勝手な人間である。
部長VS
夢幻
互いにMOXと土地を置きつつマナを固めていく。
夢幻は速度重視。緑の軽量を携えて青の優秀なドローソースで補助するデッキだ。
一方
部長はコンボ重視。ゆったりとした回転から長期戦にもつれ込むと危険だとオーラが語る。
大体3ターンが過ぎた頃、夢幻の手札が空になった。
場には《
野生の雑種犬》。
部長がアクティブプレイヤー。
「《
Timetwister》をプレイ」
夢幻はこの恩恵をありがたく受け取りさらに速度を高める。
着々とライフを削り決着がつく。
2戦目も同じような流れ。
ハイランダーメタをとったのは
夢幻。何故か皆コンボ的な低速を組んできた所に初速の有るデッキを叩き込んだ分がありすぎる勝利であった。
最終更新:2007年04月24日 01:06