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楽園の食卓、地獄の食卓

「そういえばあんたは何か良い物無かったの? まさか猫だけって事は無いでしょ?」
「ちょ、ちょっと待て、勝手に人のバッグを漁るなよ!!」
「今時細かい事を気にしちゃいけないわ」
「いや、どう考えても細かくないだろ! ルイズ並だぞ、おまえの傲慢さ」
「ルイズ? あんたの知り合い? まあ良いけど」
「良くない! あ、待て待て俺のバッグ開けるな!」
「へー、なんだお札がいっぱい有るじゃない。……って、何これ」
「どうかしたのか? 家内安全、商売繁盛に安産祈願。普通のお札じゃないか」
「なんだか随分と適当なお札ね。まあ良いけど」
「だから良くない。せめて剣を貸してくれよ。俺、武器が無いと色々きついんだ」
「やだ。この剣もなんだか面白そうなのよね。喋るみたいだし」
『Ja!!』
「うわ!? 驚いた、デルフみたいだ。喋る剣なんて結構ごろごろしてるのかな?」
「さあ? 私は始めて見たけど。そこのあんたはどう思うの?」
「え!? い、いつの間に……」

傍で見ていた彼は、思わず溜息を吐いた。
目の前に居る一組の男女の口論があまりにも馬鹿馬鹿しくて仕方が無かったのだ。
しかも片方の少年は何気なく近づいた彼の存在にも気づいていない有様だ。
確かに殺意をぶつけたり無駄な足音を立てもしなかったが、気配を殺していたわけでもない。
それどころかここは見晴らしの良い橋みたいな道の只中だ。
彼が近づくまでに一度でも周囲を見回せば、それで気づけていた筈なのだ。
少年はただの素人かそうでなくても戦場経験の浅い奴なのだろう。
もう一方の女の方は如何とも判断しがたいが、敵意はさっぱり見えてこない。
「どう思うと聞かれてもな。意思を持つ武器の逸話は確かに珍しいが皆無ってわけじゃない。
 で、そんな事を敵か味方かも判らない奴に聞いてどうするつもりなんだ、お嬢ちゃん」
彼、クー・フーリンは呆れた様子でそう返した。
本当は女の方が八雲紫の捜し人でないかを確認したら、即戦いを吹っかけるつもりだったのだ。
なのに気を抜かれてしまった。
あまりにも暢気すぎる。この連中には殺し合いの渦中に居るという認識が有るのだろうか。
殺しあう筈の相手が野菜かお玉でも構えているような馬鹿馬鹿しさだった。
少女はあっけらかんと答えた。
「さあ? ところであんた、人間じゃなさそうね」
ランサー・クー・フーリンは半神であり、英霊であり、サーヴァントである。
最初の半分は人間とも言えるが、英霊となった時点で元半人の特殊な精霊であり、
サーヴァントである事は極めて特殊な使い魔である事を意味する。
「それがどうした?」
呆れ果てた気を張り直して、問い返した。
彼女にこれといった情動、恐怖や敵意といった物は見られないが、それはそれだ。
というか相手をする時点で負けだ。とっとと名前を問い質しておくべきだった。
「人間じゃない? そうなのか、霊夢」
(……なに?)
傍らの少年の言葉に眉を跳ね上げた刹那、紅白の巫女姿が──
──瞬時に頭上に現れていた!
「なら張っ倒してから考えましょ」
「うお!?」
咄嗟に腰を落とし縦の距離を作るやいなや背を後ろに倒し溜めが出来た膝を爆発。
瞬時の後方跳躍で距離を取ったその身に向けて無数の札が迫る。
地に片手をつきバク転の要領でルーンを篭めた足を蹴り上げ、上方から降る商売繁盛の札を粉砕する。
同時に地を這い迫る家内安全札の結界をホーリーランスで貫き穿つ。
異常な軌道で右方から急カーブで加速して来た交通安全の札を、
地に突き立ったホーリーランスに体を手繰り寄せて伏せ避ける。
当然のことだ。視界内から放たれた弾幕が彼に届く事は無い。
だが突然の奇襲にクー・フーリンは思わず。
──笑みを、浮かべていた。
「ハッ、上等だ」
元より戦いこそが彼の望みだ。
彼から手を出さないとは約束したが、向こうから手を出してきたなら話は違う。
あの胡散臭い女が真っ先に特筆した一人という事から興味も有った。

右と左から飛来する厄難消除火災消除のお札の間を駆け抜けて、
開運厄除のお札で張られた攻勢結界を突破し聖槍の刺突を続けざまに叩き込む。
安産祈願の札が更なる結界となって半瞬槍を押し止めた。その半瞬で巫女は蹴りを放つ。
体が縦に旋回する切れの有るサマーソルト。咄嗟に引き戻した槍で受け止める。
いつの間にか背後に仕掛けてあった家庭円満のお札結界に一瞬動きを絡め取られる。
背後の結界を破壊する。半瞬から一瞬になった隙を狙い巫女が剣を振るう。
足元を払う剣の斬撃を半歩下がり、慌てて二歩跳び下がる。脛を掠めた。
巫女の持つ剣の先には地図と参加者名簿で折った紙垂が付けられていた。
その紙垂が霊力を帯びてヒュンヒュン旋回し地面を薙いできたのだ。
即ちお祓い棒。いやさお祓い剣。お祓いデバイス? クー・フーリンの知る由も無い。
確かなのは槍ほどではないにせよ若干リーチが伸びた事だ。
場繋ぎの牽制に飛んできた身体健全と健康長寿のお札を打ち払う。

だがクー・フーリンの持つホーリーランスはランスとしてこそ短いが2m余りの長さが有る。
更に彼の踏み込みたるや人間の技ではない。
挙句に遠距離からの弾幕が届かない以上、彼の優位は揺るぎないだろう。
(しかし面白い。今、どうやって反応した?)
目の前の巫女は彼の巧緻を極めた攻撃を読む事など出来ないはずだ。
加えてクー・フーリンの攻撃は神速。人の領域に反応出来る速度ではない。
にも関わらず間合いに持ち込んだ上での攻め手を防がれた。
巫女の動きは速い以前に、明らかに早かった。
恐らくその直感は予知にも近しい。
その動きも細い手足以上の速度を出している。というか何かがおかしい。
落ちる速度や、勢いを失う速度が違うのだ。重力や慣性法則を部分的に無視しているのか。
八雲紫とは別の意味で測りづらい相手だった。
(とはいえ、槍の間合いで負ける相手じゃねえな)
クー・フーリンに視界内からの飛び道具は通用しない。
奇想天外な軌跡と機を縫って飛来する札の弾幕でも同じ事だ。
結界など応用的な使い方も有るようだが、攻め手の半分が届かない事に変わりはない。
ならば少なくとも、クー・フーリンに負けは無い。
(後はこの槍で攻めきれるかどうかだけか)
握られたホーリーランスには無数のルーンが記されて、煌々とその猛威を滾らせていた。

巫女が口を開いた。
「そういえば才人、あんた武器が有れば戦えるの?」
最早クー・フーリンの眼中に無かった少年へ。
横合いからの不意打ちだけは警戒していたが、それ以上を気にする必要は無いと感じていた。
まだ数瞬ながら神速のサーヴァント、ランサーの猛攻を目にしたのだ。
ただの少年には武器が有っても介入できる自信など残っていまい。
「あ、ああ。戦う為に作られた武器さえあれば、俺も力になれるんだ」
(ほう?)
だからその発言には興味を抱いた。
彼我の実力差も判らない無謀人なのか、それとも──何かが、あるのか。
更に続く巫女の言葉に目を剥いた。
「槍でも使える? なんか結構長くて使いにくそうだから出さなかったけど」
「槍? ああ、大丈夫だ。どんな槍なんだ?」
「布に包んであってよくわかんないけど、紅くて長い槍で、確かゲイなんとかっていう。ほい」
(まさか、俺の槍(ゲイ・ボルク)か!?)
巫女は傍らのバッグからそれを引きずり出すと、無造作に投げた。
傍らで見ていた才人がそれを掴み、クー・フーリンは。
「それをよこせ、小僧!!」
神速の踏み込みと共にホーリーランスの突きを放っていた。
狙うは槍を掴んだ才人の腕。
ランサーの神速の一撃をただの少年に避けられる筈が無い。
聖槍により増幅されるルーンの膨大な力を秘めた一撃を生半可に受けられるはずが無い。
咄嗟であるが故に読みやすくとも、即座であるが故に読んだ所で間に合わない。
その一撃を。
「うわああああああ!!」
少年の構えた紅い槍が受け止め、辛うじて逸らしていた。

(こいつは──違う!)
クー・フーリンは即座に気づく。その槍は彼の捜す王者の槍ではないと。
その槍は紅く、長さも彼の槍とそう変わる物では無いが、体の一部に等しい得物を見間違う筈は無い。
槍を包んでいた布が解け落ち、その正体が露になった。
クー・フーリンはこの世界に呼ばれているもう一人のランサーの事を思い出していた。
「チィッ。そうかい、あの伊達男の槍かよ」
破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)。
ディルムッド・オディナの持つ、魔を貫く魔槍である。
この槍を相手にしては、槍にルーンを纏わせても意味が無い。
強化・能力付加を無効化する破魔の槍は打ち合う槍に刻まれた全ての敵対ルーンを打ち消し、
ガンダールヴのルーンが平賀才人に与える超人的な槍技はランサーの一撃を受け止めていた。
「やるじゃねえか小僧!」
「くそ、なめんなぁっ!!」
賞賛と共に叩き込まれた突きの雨を、破魔の槍が辛うじて、しかし悉くを捌き尽くす。
才人の手の甲ではガンダールヴのルーンが輝いていた。
防戦に徹しているとはいえ、槍の勝負において敵う者無きランサーの槍を凌いでいるのだ。
持ち主を手に握った武器の達人に変えるガンダールヴの紋章は、才人の技をそれほどにまで押し上げていた。
だが、そこまでだ。
主人の為ならば幾万の軍勢をも命奪わず食い止めてうるガンダールヴの力は、
文字通りサーヴァントにも匹敵しうる程のポテンシャルを秘めているのだろう。
本来の主人の為に、迷い無き戦場に立つならば。
霊夢とクー・フーリンの理解しえぬ動機に巻き込まれ、見ず知らずの力有る少女を護りたい。
確かに才人はこんな理由でも戦える。
目の前の見知った者が絡む殺し合いへの嫌悪だけでも、心を燃やして戦える。
しかしそこには一抹の迷いが混じってしまう。
平賀才人がサーヴァントに挑むには、そんな一抹の迷いですら致命傷となるのだ。
「どうしたどうした、その程度か──!?」
クー・フーリンと対するのが才人一人で有ったならば、であるが。

突如区切られた結界が才人とクー・フーリンの間を区切っていた。
互いの槍が結界を貫き、瞬く間に崩壊が始まる。
それでも危険と判断したクー・フーリンは一跳びに距離を取って、仕切り直していた。
結界の主は言うまでも無く紅白の巫女。
視線を向けた先で巫女はぷんぷんと腹を立てていた。
「ちょっとちょっと、槍は上げたけど今は私の番なんだから待ちなさいよ」
「え、待つって……二人係りで戦うんじゃないのかよ!?」
それぞれの認識の違い。
霊夢にはまだ、才人と共闘する意識が無かったのだ。
場合によっては複数係りで戦う事も有るには有るが、今がそうだという認識は無かった。
槍は戦いの合間で、もやもやしてる様子の才人が脇目に止まって上げただけ。
それはそれ、戦いは戦い。
この辺り、霊夢とクー・フーリンとの間にそれほどの差異は無い。
有るのは一つ。
「二人係り? なんで?」
「なんでって、そいつ滅茶苦茶強いじゃねえか! 殺されちまうぞ、霊夢!!」
「殺されってそんな」
殺意の有無。
暢気な会話の合間を縫って、クー・フーリンは一息に踏み込んでいた。
既にこれは戦いの最中だ、余所見などする方が悪い。
再びルーンを幾つか刻まれた聖槍は一直線に巫女へと吸い込まれ。
霊夢の体は大きく撥ね飛ばされていた。
「霊夢ー!!」
才人は走り出す。戦場は橋のような広い道。
彼女の体は大きくその外まで弾き飛ばされていた。
道の縁を力強く踏み切り、得体の知れない領域に落ちていく彼女の許へ迷う事なく跳躍して。
その姿が、フッと消えた。

(なんだ、今、何かが──っ)
槍の一撃の後の体勢が崩れた僅かな一瞬、目まぐるしい思考が脳裏を駆け抜ける。
霊夢を吹き飛ばし、それを追ってその仲間もこの世界から転落し、何処かへと消えた。
何かを見落としている。何かを忘れている。
気づいた。
槍の手応えは確かに有った。硬い物に受け止められる感触だったが。
その神速の一撃は受け止められ、霊夢に直撃まではしなかった。
霊夢の体は大袈裟なまでに吹き飛んで落ちていった。
後ろに飛んで、衝撃を殺したのだ。
ならばつまり、あの消失は。
「とったあ!!」
「チイィッ!?」
空間転移。
背後からの衝撃が、クー・フーリンを組み伏せていた。

クー・フーリンは両手でホーリーランスを握り、しかと構えていた。
一瞬の奇襲ではあったが、スピードを強みとするランサーの神速は、
辛うじて振り返り槍を重要器官の防御に構える猶予を手にしていたのだ。
確かに転倒し馬乗りされたが、巫女の攻撃はただの蹴りだった。
ダメージは殆ど無く致命傷には程遠い。
不利な体勢には違いないが、跳ね飛ばすなり振り払うなりすれば良い。
戦いはまだまだこれからだ。
そう思考するクー・フーリンの上で巫女は高らかに宣言した。
「よし。張っ倒したわ」
「………………は?」
唖然となりつつもすぐに思い出す。
霊夢が最初に言ったのは、張っ倒してから考えるという言葉だ。
つまり杓子定規に解釈すれば、この時点で勝負は着いている。
だからといってそれは霊夢のルールだ。
クー・フーリンから喧嘩を売り直せば、改めて戦い直すのも有りだろう。
ホーリーランスを強く握り締めて。
呻いた。
「くそ、なんてこった。これほど面倒臭い約束になるとはよ」
クー・フーリンがこのホーリーランスを手に取った時点で、八雲紫の一方的な契約は成立している。
彼の方から博麗霊夢に戦いを吹っかけるわけにはいかないのだ。
つまりこの、彼にとっては不完全燃焼極まりない戦果で負け星は確定してしまっている。
不機嫌にならないはずが無かった。
「約束? 何それ」
「ああ、それはな……って、おいところであのガキの事は良いのか?」
「へ? 才人の事?」
霊夢は端と気づいた様子で周囲を見回した。
今彼女達が居る場所は見晴らしの良い、だだっ広い橋のような道だ。
平賀才人の姿はその何処にも見当たらなかった。
霊夢はむうと唸り。
「さてはあんた。食べたわね」
「食うか!!」

すっとんきょうな事を言い出した。
戦っている時から一貫しておかしな奴だと、クー・フーリンは思う。
とはいえ彼も人の事を言えないのだが。
足元の猫が同意とも同情とも取れる声で鳴いた。

「おまえが落ちると勘違いして、おまえを庇って落ちやがったぞ。気づかなかったのか?」
「あれま、そいつは驚いた。うーん、困ったわね」
霊夢はなんて事は無しにふよふよと浮かんで、崖っぷちまで漂っていく。
そこから見下ろしてみるが、やはり人影は見当たらない。
「『異次元に落下した場合、3度までは無作為に跳躍させるが4度目で『死』を与える』だったわね。
 無作為っていうけど割と近いところに飛んでたりしないかしら」
呟いてみてすぐに霊夢は考えた。
とりあえず目に付く所から見ていけば良いだろう。
ふよふよと飛んで向かう先は、転落した方向に最も近い施設、失望の町だ。
負かしたばかりのクー・フーリンの事なんてさっぱり忘れた様子で飛んで行く。慌てて猫がひっついた。

「おい待て!」
少し遅れてクー・フーリンはそれを追った。
その手段は飛行ではなく、跳躍。
跳躍の秘奥。クー・フーリンが影の国でスカサハから賜った力の一つ。
その跳躍力はバックステップによる戦いの仕切り直しなど、様々な場面で活用されている。
今回のそれは、既に道の縁からかなりの距離が離れた霊夢の足まで跳躍する事に使われた。
つまり走り幅跳びで既に飛び立っていた霊夢の足にしがみ付いたのである。
巫女の足にはサーヴァントがぶら下がり、背中では猫が震えていた。
「ぎゃー重い! ちょ、ちょっと何すんのよ!?」
「負けの貸り分、話してやる事が有る! とりあえず岸に降りろ!」
クー・フーリンの目的から言えば、霊夢に付き合う義理はあまり無いのだが、
借りは返しておかないと色々とすっきりしない。
八雲紫と遭遇した事やら、幾つかは話してやる事も有るのだ。
霊夢はぶうぶう文句を垂れながらも、距離として近くなっていた向こう岸までふよふよと浮かんでいった。

     * * *

それからややあって。
少し南下したとある町。
失望の町で、二人は軽妙な言葉を交わしていた。
「じゃあ、紫はあそこからちょっと西に行った所に居たんだ」
「ああ。しかし胡散臭い奴だった」
「でしょうね。胡散臭い奴よ」
「あの約束が無ければさっきのは、仕切りなおして改めて挑むつもりだったんだがな。
 命が掛かってないんじゃ物足りないにも程が有る」
霊夢はふーんと聞いて、考えた。
つまり相手が命を取り合う気で来てる事を理解しておけと言いたいのだろう。
「それが話してくれる事? 忠告ありがと」
「あれでバカな死に方をされたんじゃ、流石に少し癪に障るんでな」
「でもねえ、殺し殺され目的ってのは好きじゃないのよね。
 結果として死んだなら、まあ仕方ないかって思うんだけど」
「結果としては認めるが目的としては認めないってか? 妙な奴だ」
「そう? ま、いいや。ところで才人はこの町に飛ばされてきてないみたいだから」
「そのようだな。勝負の義理はここまでだ。じゃあ──」
「ひとまず、宴会でもしない?」
「──な、に?」

今、霊夢達が居るのは丁度酒場だった。
立派なテーブルが置かれているが、失望の名を冠された町にろくな物が有るはずは無い。
酒蔵に有ったのは黴が生えた酒樽や割れた酒瓶、酢になった酒という有様だ。
だが霊夢は、バッグから一揃いの酒器を卓の上に引き出した。
「運良く良い酒が当たってるのよね」
「ハッ、なるほどな。確かに良い物を引き当てやがる」
酒器は輝く宝石で飾られ、重量感の有る黄金の酒瓶には並々と澄んだ酒が湛えられている。
以前に見たわけではないが、クー・フーリンはなんとなく直感する。
これはあのギルガメッシュの宝物庫から引き出された物に違いない。
ならばそこに湛えられた酒たるや、神代の美酒である。
巫女は三つの杯を卓に並べると、その御神酒をとくとくと注いだ。
巫女の手とサーヴァントの手がそれぞれの杯を手に取って軽やかに乾杯。
迷う事無く杯を呷った。

「「うまい!!」」

歓声が唱和する。
味覚から突き抜けた爆発は他の感覚を吹き飛ばす程に鮮烈な美味だった。
清浄芳醇にして強烈爽快なる多幸感が意識を内から押し広げるようだ。
果たしてこれを美酒と言って良いものか。
幸福感をそのまま飲んでいるような、正に神代の酒であった。
「ほんと良い酒だわ。ここに居ない才人にはちょっと悪いわね。うん?」
にゃあと猫が鳴いた。
『所有者』と認定される者が同じエリアに居なければ一分で爆死するこの猫、
引き当てた平賀才人と離れ離れになった後も、
気にせず空を飛んで行ってしまう霊夢に必死でしがみ付いてきた根性の猫である。
ついにはこの酒盛りの場に居合わせた辺り、何気に強運なのかもしれない。
「あんたも飲む? はい」
巫女は自分の杯に指を漬すと、それを猫の鼻先に差し出してやった。
ぺろりと猫はそれを舐めて。
ぶるりと全身の毛を逆立てて。
ふにゃあと人間が聞いても幸せそうな鳴き声をあげて。
くたりと床に突っ伏した。
「あれ、一発で寝ちゃった」
「子猫の頭蓋にこの味は強烈過ぎるんだよ。
 三つ目の杯を丸々猫にやっていたら本気で昇天していたぜ?」
「まさか、そんな事はしないわよ」
クー・フーリンはどうだかと返しながらも、一つの疑問を抱いていた。
彼女はこの場をどう捜しても才人が居ない事ぐらい判ってる。
子猫に一杯分丸々飲ませるほど無茶でも無い。
となればこの三つ目の杯は誰がためなのか?
「────っ!?」
「ああ、この三杯目はそこの奴にやろうと思ったのよ」
クー・フーリンがその男に気づいたのと、霊夢が彼を差したのはほぼ同時だった。

別に気づくのが遅かったわけではない。
その青年はまだ視界内に入っていなかった。
それから何秒かして微かに足音が聞こえ始め、更に数十秒ほどして酒場の入り口に姿を見せた。
霊夢が気づいたのは町を探索していた時なのかもしれない。
宴会を始めればすぐに来るだろうと思い放っておいたのだろうか。
そうだとしたらそうだとしたで、クー・フーリンは霊夢の神経を疑わずにいられないのだが。
(確かに魔力は感じねえ。そういうので感知したなら、こいつはただの人間だ。
 だが……なんなんだ、こいつは?)
青年はゆっくりと酒場に入ってくる。
敵かもしれない相手を前にして怖れる様子も無く。
クー・フーリンと青年の目が、合った。

──クー・フーリンが立ち上がり駆け出し全てのルーンを刻んだホーリーランスの一撃を放ち
青年がそれを弾き飛ばし瞬時に見切りを付けたクー・フーリンが背後へ跳躍し距離を取り全く
同速の跳躍が後を追い至近距離から放ったルーンの弾幕を容易く掻い潜り青年の持つ剣が──


「!?」
一瞬後に、クー・フーリンは椅子に座ったままの自分に気が付いた。
手から転げた杯は卓上に転がり、杯に残っていた酒を零していた。
霊夢が勿体無いと呆れながら、杯に酒を注ぎなおす。
今見たのは一瞬の幻覚に過ぎない。
クー・フーリンが試しにぶつけた殺意に対して、青年がそれを返してみせたのだ。
特別な力というわけでもなく、刹那の差し合いを幾百と繰り返した戦士ならば誰でも出来るだろう。
しかしその密度が尋常ではなかった。
数多の戦場を駆け抜けた事で祀り上げられた英霊、それも闘争を好むクー・フーリンの
獣じみた殺意に対して一方的に圧し勝つなど最早呪詛の域にすら達している。
(しかもこいつのそれは、敵意でも悪意でもねえ。殺意とすら言えん)
挙句に青年には、敵対者に向けるべき悪意の類が極端に薄かった。
そこに有るのは空虚。
無機質な人形の様に色が無く、それでいて無機物には有り得ない強烈な意思で満ちている。
青年の瞳には矛盾が満ちていた。
空虚でそして圧倒的な青年。
絶大な力を持ちながら枯れ果てた英雄のような、強く空しい男。
(面白いじゃねえか)
そんな存在を前にしたクー・フーリンの貌に浮かぶのは、狂相だ。
目の前の青年への闘志と好奇心を胸に滾らせて、この戦場の得物を手に握る。
それを青年へと突きつけた。
「俺はランサーのサーヴァント──この場じゃ隠す意味もねえな、クー・フーリンだ。
 てめえの名は?」
青年はしばらく戸惑った様子で沈黙し。
ややあって、躊躇いながら。
呻くように名乗った。
「ザ・ヒーロー」
青年の空いた手が伸び。
差し出された三つ目の酒杯を手に取っていた。
クー・フーリンは狂相のままに笑みを浮かべた。
「英雄とは大層な名じゃねえか。
 ならば杯を打ち合わせる事も戦いだろう。殺し合う前に飲み明かすぞ」
「…………ああ。わかった」
青年は迷い呟くように答えて、杯を呷った。

戦いの決意を些かたりとも絶やさぬままに、英雄二人と巫女の酒宴が始まった。

【C-II・失望の町の酒場/1日目・黎明】
【博麗霊夢@東方project】
【状態】:健康
【装備】:光太郎のお札@式神の城、レヴァンティン@リリカルなのはシリーズ
【道具】:支給品一部、王の酒@Fateシリーズ
【思考・状況】
基本:このゲームの主催者を倒す。
1.まずは宴会。それから……
【備考】レヴァンティンには地図と名簿で折った紙垂が付けられています。
    スフィンクス(猫)はテーブルの下で眠っています。

【C-Ⅰ・山/1日目・深夜】
【ランサー(クー・フーリン)@Fateシリーズ】
【状態】:疲労(小)、魔力消費(小)
【装備】:ホーリーランス@FF6
【道具】:基本支給品 不明支給品0~2(白兵戦用の武器なし)、ヒランヤ×3@真・女神転生Ⅰ&Ⅱ
【思考・状況】基本:強い奴と戦いたい
1.酒盛り。その後はザ・ヒーローと戦う。
2.ゲイボルクと強い相手を探す。
3.バゼットを見つけたら、守りきる。
4.いい女を見つける。
5.まあ、ユカリの知人も探してやるか……

【ザ・ヒーロー@真・女神転生Ⅰ&Ⅱ】
【状態】:疲労(小)
【装備】:真魔剛竜剣@ダイの大冒険 
【道具】:支給品 不明支給品0~2
【思考・状況】
 基本行動方針:優勝を目指す……?
1:酒杯を受ける。(現時点その後の方針には変更無し)
2:優勝を目指す
3:???
【備考】名簿を見ていません。見る気もありません。

平賀才人は見知らぬ町で途方にくれていた。
異次元に落ちていく霊夢を見て、咄嗟に飛び出していた。
空を飛ぶ力も無いのにそんな行動を取ったのは今から思えば馬鹿だと思う。
しかし才人は結局のところそういう人間なのだ。
その思考には、異次元に転落した時にどうなるかという事さえ入っていなかった。
「そういえば最初の会場でサタンって奴が何か言ってたような……」
大陸から落ちた時には三度まで転移がどうとか。
才人は詳細な解説を覚えておけるほど賢くなかった。
ただ、大陸から落ちた者が何処かに飛ばされるのなら、
霊夢もきっと何処かに飛ばされたのだろうという位には推測できた。
──知っての通り、これは大外れなのだが。
「おおーい、霊夢ー!!」
大声を上げて呼んでみるが、返事は無い。
代わりにずしんという音が返ってきた。
即座に音がした方向を振り返ると、遠くの町陰に何か巨大な人影が見えた。
体長3mほどのその巨体は、その剛健なる肉体で振り向いて。
走って才人の方に向かってくる!
(わわ、やべえ!)
才人は急いで建物の陰に飛び込んだ。
なんだかよく判らないが、とにかく怪物だ。
ハルキゲニアでは人間以外のものにも何度か遭遇したが、
メイジの使い魔を除けばどれもこれも凶暴な奴ばかりだった気がする。
というか、理屈がどうこう以前に隠れている場所へとずしずし走って来る足音はおっかない。
良い武器が手の中に有っても怖い時は怖いのだ。
才人は焦りながら周囲を見回して。
「こっちです、早く」
「は、はい!」
一軒の民家から差し伸べられた声に乗って飛び込んだ。

その家に居たのは一人の美しい女性だった。
色白く、耳が少し尖っている。
ゴスロリの黒いドレスを纏い、手にはやはり漆黒の、長柄の斧のような物を持っていた。
物静かな雰囲気を纏ったその女性は、労るような微笑を浮かべた。
「大丈夫? しばらく隠れていなさい」
「どうも、ありがとうございます」
才人はぺこりと頭を下げて感謝する。
足音はいつの間にか小さくなって、消えていた。
ほっと安堵の息を吐いて、才人は彼女に尋ねた。
「俺は平賀才人っていいます。あなたは?」
「私はキャスターよ。そう呼んで。この杖はバルディッシュ」
バルディッシュは答えず、無言の明滅だけを返した。
それからキャスターは才人に問いかける。
「霊夢って呼んでたけど、あなたの捜してる人?」
「はい、そうです。一緒にあのうねうね光ってる所に落ちたんだけど、逸れてしまって」
「最初の会場で無作為に転移すると解説されていたでしょう? きっとそういう事よ」
「やっぱりそうか。手が届いていれば一緒の所に飛んでいたのかな。……くそ。
 キャスターさん、ルイズって子と、あとアンリエッタ、タバサ、ギーシュも捜してるんですけど……」
「ごめんなさいね、やっぱり知らないわ」
「そうですか。あ、そうだキャスターさんも捜してる人って居るんですか?」
「ええ、居るわ。高町なのはっていう子なんだけれど」
「高町なのは……すみません、会ってないです」
そもそも考えてみれば才人は霊夢と、名も知れぬ青い男にしか遭遇していない。
申し訳無く首を振る。
キャスターは構わないと慰めた。

事実、キャスターは現時点それほど熱心に高町なのはを捜しているわけではない。
高町なのはは彼女ではなく、持っている杖、バルディッシュの捜し人だ。
キャスターは手の中にある杖の言葉を掘り返して、想う。
(主人想いの杖ね。とっても)
殺し合いの名簿にフェイト・テスタロッサの名前は無く、
その無二の親友である高町なのはの名前だけが有った。
それを知った時、バルディッシュはキャスターに問いかけた。
──あなたはこの殺し合いに乗るつもりですか?
キャスターは答えなかった。信用できるか判らなかったからだ。
しかし続けて、バルディッシュのマスターがこの会場に居ない事、
その無二の親友だけは絶対に生きて返したい事を言葉少なく説明された。
フェイトという少女の全ては高町なのはとの友情から始まったのだと言って。
バルディッシュのマスターの為に、何がどうあっても高町なのはに生きて欲しいのだと訴えた。
それは遠まわしな要望だった。
キャスターはその意味を理解して、バルディッシュに問うた。
『つまり私が殺し合いに乗っていて、八人殺しではなく優勝を狙っていると仮定した場合、
 自分も協力するから、八人殺しの生還権を高町なのはに使って欲しいという事かしら?』
と。
バルディッシュから返ってきた答えは。

──肯定。

キャスターは高町なのはがそれまでに死んだ場合は責任を負えないと断った上で、
バルディッシュの望みを叶える為に協力してやる事にした。
インテリジェント・デバイスの力を最大限発揮する為には、杖と息を合わせる必要が有る。
条件付きとはいえ、バルディッシュから協力を求められたのはありがたかった。
何より、優勝を望むなら最終的に八人を殺している可能性は決して低くない。
キャスターには八人殺しの際に与えられる生還権など無用の長物なのだ。
マスターが居ない世界に生きて帰っても仕方が無いのだから。
それぞれのマスターを愛する二つの意思はここに共闘を結んでいた。

しかし高町なのはを早期に見つける事には意味が無かった。
確かにバルディッシュは高町なのはの安全確保を望んでいたが、
高町なのはを護りながら、高町なのはに知らせず殺害を続けるのは無理が有る。
よって、八人を殺すまで高町なのはが生き残るかは運を天に任せ、
殺害数がある程度後半になってから合流するのが効率的だと言える。
八人殺しで誰かを生還させる事が出来る可能性など元より極めて低いのだ。
キャスターは、現時点で高町なのはの捜索を急いではいない。

ただの寄り道という様子で、才人に更なる話を振った。
「そういえば霊夢やルイズ、アンリエッタ、タバサ、ギーシュって子を捜してるのよね。
 名前と話す調子からして大体は女の子かしら?」
「ええ、まあ。ギーシュ以外は」
「その女の子達、あなたの恋人?」
「そそ、そういうわけじゃ……霊夢はこの世界で会ったばかりでしたし、
 アンリエッタ様は女王様だし、タバサは俺のこと特に何とも思ってないんじゃないかな」
「それじゃ残り一人が本命ね」
もごもごと言葉を濁す才人。
それを肯定できる程ではないが、きっぱり否定も出来ない、あるいはしたくない程度だろう。
彼はルイズに言った好きという言葉とと、その言葉に対する意地を通すために、
幾万の軍勢に挑もうとした矢先、この世界へ連れて来られたのだから。
キャスターはくすりと笑って、言葉を差した。
「じゃあその子の為に、殺し合いに乗ったりもするのかしら、あなたは」
「それは…駄目です」
躊躇いは僅か。
才人はその可能性を否定していた。

「俺は、殺しあえって言われて一つのところに投げ込まれて、殺しあうのは、嫌です。
 いえ、殺し合い自体やりなくないんですけど……こんな道具か駒みたいなのは、もっと嫌です。
 オレはそんなワケで誰かを殺すなんてまっぴらだ」
あら、面白いとキャスターは思う。
才人の言葉は薄っぺらい理想であり、一応の正道だ。
メディアとは決して相容れる事の無い甘い戯言に過ぎないが、
それでもこの殺し合いの場で殺人を否定するのは、無知なだけであれ褒めてやっても良い。
(でも、その相手が死んでしまったら?)
その時、命を救う手段が有れば彼はどうするのだろう。
それを訊いてやろうと意地悪心を起こしたその時。
「あっぱれ、まことあっぱれだ!」
雷鳴の如き大音響が轟いた。

がちゃりと玄関の扉が開かれて、そこに何かが立っている。
何かというのは上三分の一ほどが戸口の上にはみ出て見えないからだ。
ぬっと下げられた頭が戸口の中に覗いた。
「わ、ワニ?」
それは二足歩行の赤いワニと人との合いの子のような姿だった。
確かに怪物。だがその瞳には確かな知性と熱き人情が燃えている。
逃げていく誰かを怖がらせてしまった事に気づいた彼は、
今度は無駄に足音を立てずにそっと歩き回り、獣の聴覚で室内の会話を耳に拾ったのである。
ガハハとその巨大な顎を開けると、雷音の如き笑い声を響かせた。
「オレの名はクロコダイン。アバンの使徒達と共に魔王軍と戦う者よ。
 それより聞いたぞ、この殺し合いの場で悪しきを否定し正しきを往く勇敢なその言葉!
 よくぞ言った、少年よ!」
クロコダインは半身を戸口から押し込んで、才人に向けて右手を差し出した。
よく見るとその腕には、いやその全身には無数の切り傷が走っている。
傷ついた右腕を、しかし力強く差し出した。
握手だ。
「共にあの残酷な神に抗おうではないか」
「は、はあ……それは良いんですけど、大丈夫ですか? なんか全身傷だらけなんですが」
少々腰が引けながらも、才人は差し伸べられた巨大な掌に手を重ねる。
才人の頭の中では、あれ、このでかいの良い人だったんだとか、
逃げちゃって悪かったなあだとかそんな言葉が巡っていた。
クロコダインは泡を食った様子で話を続ける。
「そうだ、いかん気をつけろ。この街の南で怖ろしい少年に出会ったのだ。
 カオリの為に帰るなどと言っていたか……とにかく殺し合いに躊躇の無い、
 とてつもない強さの少年だ。詳しい話は……ぐっ」
「おい、やっぱり大丈夫じゃないんじゃないか!?」
クロコダインは痛みに僅かに呻きつつも、きっぱりと首を振った。
そう、この程度で倒れてはいられない。
第一この程度の傷、幾度と無く体験してきたのは本当の事だ。
「心配無い、オレの鋼鉄の肉体はこの程度では砕けん。
 回復呪文があれば一番だが、休憩さえあれば容易く持ち直せるわ」
「休憩すればってやっぱり大丈夫じゃないじゃねえか、おっさん!
 しばらく休めよ! 何か栄養の有る物でも食べてさ。
 ええっと、キャスターさん料理は……」
「任せて、お料理は大好きよ!」
きらーんという効果音さえ聞こえそうな笑顔でキャスターは請け負った。
ステップを踏んでキッチンへと駆けていく。

かたじけないと呻くクロコダインと、彼に手を貸す才人を背に彼女は考える。
言うまでも無くこれは絶好の機会だ。
相手の方から言い出してくれるなど条件としては最高だろう。
後は得意の──得意なのだ、多分──料理に毒を入れて二人を毒殺すれば片が付く。
二人がキャスターを疑っている節は無い。
少々失敗してしまっても、美味しく食べてくれるだろう。
だが何かを忘れている気もした。
毒殺。
毒のカプセル。

人間とでっかい人型のワニ。

……ようやく思い当たった。
(あら? この毒、ワニにも効くのかしら?)
とりあえず、料理を作りながら考える事にした。
どんな作戦で殺すかはさておいて、料理が好きなのは本当なのだ、彼女は。

この民家に有った食材は鍋料理向きだった。

【E-Ⅲ 欲望の町民家/一日目・黎明】
【キャスター(メディア)@Fateシリーズ】
[状態]:バリアジャケット(inゴスロリ)、魔力消費(小)
[装備]:バルディッシュ・アサルト@リリカルなのはシリーズ 
[道具]:支給品一式、青酸カリ(6/7)@現実、上海人形@東方Project、未確認支給品1~3(ティアナから見て外れ)
[思考・状況]
基本:優勝して葛木宗一郎を生き返らせる。無理せず慎重に、無駄なく堅実に。
1:料理をしながら、毒殺も視野に入れてどうやって二人を殺すか考える。
2:バルディッシュの協力の為、八人殺し達成時に生きていたら高町なのはを帰す。
【備考】この世界は主催者の固有結界だと考えました。
    ティアナからなのは勢及び魔法の話を聞きました。
    バルディッシュは高町なのは生還を最優先するようです。

【平賀才人@ゼロの使い魔】
【状態】:疲労(小)
【装備】:破魔の紅薔薇@Fateシリーズ
【道具】:支給品一式、不明支給品0~1
【思考・状況】
基本:ルイズ、霊夢などの仲間を探す。殺しはしたくない。
1:傷だらけのクロコダインが心配。キャスターの料理が楽しみ。
【備考】霊夢も何処かにランダム転移したと思っています。

【クロコダイン@ダイの大冒険】
【状態】:疲労(大) 全身に切り傷
【装備】:グレイトアックス@ダイの大冒険 
【道具】:支給品 不明支給品0~1 COMP@真女神転生Ⅰ&Ⅱ 破邪の剣@ダイの大冒険
【思考・状況】
基本:神と魔王に反逆するため呪印を解く。その為にダイ達を探す。
1.才人に感心。
【備考】
COMPに入っている悪魔は、フレイザードです。性格は虚心(つまり心がない)状態。

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最終更新:2009年05月21日 21:55
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