依頼者:
アルカンダー(Alcander),アハーダ(Ahaadah)
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アルザビ辺民街区・賢者横丁
依頼内容:
街で悪さばかりしている
ティンガマトンガ(Tinga-Matonga)を
改心するよう説得してほしい。
Ahaadah : お、あんた冒険者だね
この奥は錬金術ギルドだよ。
Ahaadah : 俺も錬金術を
学び始めて長いけど、ほんと飽きることがないよ!
どこまでも奥が深くて……
??? : 嫌だ! 放せよ!
??? : こら!
ティンガ、暴れるな!!
Ahaadah : アルカンダー……。
またあんたらか、何度来ても同じだよ。
Alcander : そう言わずに、
どうか考え直してください。
Alcander : この子は手先は器用なんです。
住み込みで働けばあっという間に
仕事を覚えて……
Ahaadah : いくら手先が器用でも
手癖が悪くちゃなあ……
Ahaadah : おいぼうず、おまえうちの薬草やビン、
どこにやっちまったんだ?
Tinga-Matonga : けちけちすんなよ。
あんなのただのガラクタじゃないか。
Alcander : こら、ティンガ!
おまえいい加減にしろ!
Tinga-Matonga : うるっせえ!
大体なんでオレが働かなきゃならないんだよ!
てめえが働け!
Alcander : ……私はいつまでも
おまえの面倒は見られない。
分かるだろう?
Tinga-Matonga : そんなの知ったことか!
とっととくたばれ、くそオヤジ!
Alcander : やれやれ、恥ずかしいところを
見せてしまったようだ。
Alcander : あんた見たところ冒険者だね。
私も以前は剣を片手に
方々を旅していたよ。
Alcander : アルザビに来てすぐ、
あの子、ティンガに出会った。
Alcander : 両親を亡くし、
独りぼっちになってしまった子だった。
Alcander : 私はあの子の引き取り先を
探したのだが……
あの子を歓迎してくれる人はいなかった。
Alcander : 仕方なくしばらくは自分が
預かることにしたんだが……
一緒にいると情が移ってしまうものだな。
Alcander : 私は、あの子をおいて
再び旅に出ようとは考えられなくなった。
Alcander : このまま傭兵として働き、
あの子を育てていこう。そう思っていたんだが……。
Alcander : しばらくして、
私は自分が病に侵され、
剣を振るえなくなっているのに気づいた。
Alcander : ……医者には、
もう長くないと言われたよ。
Alcander : 死ぬ前に、せめて何か、
仕事に就かせてやりたいんだが。
Alcander : ま、結果は今見た通りさ。
あの子は働こうとせず、悪さばかりしている。
Alcander : でも本当は、
とても純粋で、素直な子なんだ。
Alcander : なあどうだろう、あんた?
元同業者の頼みを聞いてくれないか?
Alcander : あの子が改心するよう
説得してほしいんだ。
Alcander : ただあの子は
説得しようとしても
すぐ逃げてしまうし……
Alcander : いつもどこにいるのか、
正直私にも分からないんだ。
Ahaadah : 何だか大変そうだな。
俺で良ければ手伝うぞ。
Alcander : !!
Alcander : ありがとうございます!
アハーダさん!
Ahaadah : なぁに
困ったときはお互い様さ。
Ahaadah : それで、
どうやってあいつを見つけるかだが……
Ahaadah : このエリクサーを
置き忘れたふりをして、あいつをおびき出す
っていうのはどうだろう?
Ahaadah : じゃ、決まりだな。
俺も仕事が一段落したら向かうからさ。
先に行っててくれ。
Alcander : よろしくお願いします。
Ahaadah : ああ、落ち合う場所だが
南の港で頼むよ。よくあのぼうずをみかけるんだ。
そこで、あんたと俺でちょいと一芝居うてば
うまく引っかかるかもしれない。
Ahaadah : よお! 待ったかい?
例のもの、持ってきてくれたかい?
Ahaadah : (……あんたは
商人のフリしてくれ。
あとは俺に合わせてくれりゃ大丈夫さ。)
Ahaadah : そお! これだよ!
よく手に入れてくれたなあ!
ホントのホントにレアレアレアアイテム
だからなあ!
Ahaadah : え!? もっとすごいのが
あるって!? そいつはすごい!!
そのアイテムのところに案内してくれよ。
Ahaadah : 何やってるんだ?
Ahaadah : あ! こら待て!!
Ahaadah : す、すまない。
追いかけてる最中に、お客に捕まってしまった。
港のあたりを逃げ回ってるはずだ。
俺もすぐ追いかける。先にいっててくれ。
Ahaadah : フフフフ……
追い詰めたぜ。
Tinga-Matonga : もう何なのあんたら?
もしかしてオレのファン!?
Ahaadah : くだらんこと言ってないで、
今盗った物を返すんだ。
Tinga-Matonga : 盗ってないです~。
拾ったんです~。
Ahaadah : いいかげんにしないか!
いいか! 今日こそうちの店のもん、
全部返してもらうぞ!
Ahaadah : ちゃんと返して、
反省すれば、おまえの弟子入りの件、
親方に頼んでやらんでもない。
Tinga-Matonga : へっ! あんなもん、
とっくに捨てちまったよ。
Ahaadah : 捨てんなよ!
意味ねえじゃねえかよ!
Tinga-Matonga : へへ~。
あんたのとこだけじゃないんだぜ。
被害に遭っているのは?
Tinga-Matonga : これは
茶屋シャララト(Shararat Teahouse)の
食器だろ~。
Tinga-Matonga : こっちは、
イメーヤ(Imeeya)さんとこの服。
Tinga-Matonga : んでこれが、
ヤーズィール(Yazweel)さんとこの絨毯。
Tinga-Matonga : 半日で
こんなに盗れるんだぜ?
トロイよな大人は!
Tinga-Matonga : ま、オレには
全部必要ないもんだけどな~。
Ahaadah : おまえ……
Tinga-Matonga : 何か言いたそうだな?
安心しろよ。
あの中にあんたの店のもんはないぜ。
Ratihb : もう許せん!!
Ratihb : 子どもだからと
大目に見ていたが……。
Imeeya : もう許せないわ!!
Yazweel : 我輩の高級絨毯を返せ!
Tinga-Matonga : そんなわめくなよ。
大の大人が。
Ratihb : 何を言ってるんだ!
こう何枚も食器を割られちゃ
商売にならん!
Imeeya : 以前うちの服全部に
穴開けたのも、あんたでしょ!?
Yazweel : 我輩の絨毯!!
Alcander : どうしたんです、みなさん。
Ratihb : あんたか……。
Ahaadah : ティンガが
みなさんのものを
ダメにしてしまったんだよ。
Alcander : ……本当か?
ティンガ。
Tinga-Matonga : ……。
だったら何だってんだよ。
Alcander : 本当なら、みなさんに謝って
ちゃんとお返ししなければいけないよ。
Ratihb : だから!
もう使い物にならんのだよ!
Yazweel : もう返ってこんのじゃあ~~~!
Imeeya : 案外あんたがこの子を
けしかけているんじゃないの?
Alcander : そんな……! 私は……
Ratihb : あんた体壊して、
ろくに動けんのだろう?
生活に困ってたんじゃないか?
なあ、冒険者さんよ。
Yazweel : やはりよそ者の
冒険者なんぞ、ろくなもんじゃないのお。
Imeeya : この子と一緒に
この街から出ていきなさいよ!
Alcander : ……分かりました。
それでみなさんの気持ちが済むのなら、
私は出ていきます。
Alcander : ですがどうか、
この子はこの街にいさせてください。
まだ子どもなんです。
Alcander : ティンガ……。
Tinga-Matonga : …………。
Alcander : ティンガ、私は
おまえと出会えて、本当に良かった。
Tinga-Matonga : うるせえ。
とっとと行っちまえ。
Alcander : こんな形で
別れるのが残念だ。
最後まで、おまえの力になりたかっ……
Tinga-Matonga : うるせえっつってんだろ!!
Tinga-Matonga : オレはあんたと会ってから、
ホント最悪だったよ。
Alcander : …………。
Tinga-Matonga : あんたと出会わなきゃ
もっと金持ちの家に
引き取られたかもしれないしな。
Tinga-Matonga : ホントにさっさと
いなくなりゃあいいのにって思ってたよ!
Tinga-Matonga : でもこれでせいせいしたぜ。
予定よりも早くあんたと
別れられるんだからな。
Alcander : ……そうか。
Alcander : すまなかったな。
Alcander : [Your Name]さんも、
アハーダさんも、
ありがとうございました。
Ahaadah : おい、あんた……
Alcander : 気にしないでください。
誰も悪くはないのですから。
Ratihb : やれやれ、
この子どもは厄介払いか。
Yazweel : この子はどうするんじゃ?
Ratihb : 誰も育てたがらんだろう。
Ratihb : なんせあの男のせいで
すっかり根性がねじくれて……
Tinga-Matonga : うるせえっ!!
Tinga-Matonga : おっちゃんは悪くない!!
悪いのはオレだろ?
Tinga-Matonga : 1人ぼっちだった
オレの面倒を見てくれたのは誰だよ?
あんたらか!? 違うだろ?
Tinga-Matonga : オレの面倒見てくれたのは
おっちゃんだけだったよ!!
Ratihb : 何を、この……っ!
Ahaadah : おいぼうず。どういうことだ?
おまえあの人が嫌いなんじゃなかったのか?
Tinga-Matonga : ……大好きだよぉ……。
Ahaadah : 大好きなら、何であの人の
立場を悪くするようなことばかりしたんだ?
一緒にいられなくなるぞ。
Tinga-Matonga : 一緒に
いたいからやったんだよ……。
Tinga-Matonga : おっちゃんもうすぐ病気で
死んじゃうんだよ。だからオレ……。
…………………………………………………………………………………………
Taishu-Yaashu : お化けってのはな~、
大抵夜に出るんだぜ。
Tinga-Matonga : なんで~?
Taishu-Yaashu : その方がこえ~じゃん。
お化けはな、誰かのことが憎らしくて
たまらないから出てくるんだよ。
Tinga-Matonga : そうなの?
Taishu-Yaashu : そうだよ。
にくったらしくて、仕返ししてやりたい
奴のところに出てくんの!
だから怖いの!!
…………………………………………………………………………………………
Tinga-Matonga : オレ、おっちゃんに会いたくて
オレのことが憎かったら、化けて
出てきてくれるんじゃないかって……。
Tinga-Matonga : 憎まれてでも、
会いたかったんだ……。
Ahaadah : そうか……。
つらかったんだなぁ……。
Ahaadah : でもな、ティンガ。
それじゃあ自分のことしか
考えてないぞ。
Ahaadah : あの人はずっと
おまえのこと、憎んで
苦しまなくちゃならなくなるぞ。
Ahaadah : もしかしたらおまえが
死んだあともずっと……。
それでもいいのか?
…………………………………………………………………………………………
Alcander : どうしたんだ、ぼうず?
Alcander : よしよし、何があったか
知らんが、心配するな。
私もさっきまでは1人だったが
おまえと出会って2人になった。
Alcander : 2人なら心強い。そうだろう?
…………………………………………………………………………………………
Tinga-Matonga : ……いやだ。おっちゃん……!
Ahaadah : ああバカ!!
1人じゃ危ないぞ!
Ahaadah : あんた、2人をもう一度
会わせてやってくれ。
Ahaadah : あのままじゃ2人とも
外のモンスターにやられちまうかもしれん。
選択肢:どうする?
>>いいえ
Ahaadah : あんた今までの見てただろ?
頼むよ。
>>はい
Ahaadah : ありがとう。
まだ2人ともそう遠くへは行って
いないと思うが、急いでくれ。
Ahaadah : アルカンダーのあとを
追ったなら、「
バフラウ段丘」へ出たと思う。
いまならまだ、そう遠くへ行ってないはず。
Ahaadah : あんただけが頼りだ。
元冒険者とはいえ、アルカンダーは病人だ。
あんな状態でモンスターに襲われたら……。
頼む、急いでくれ!!
(???を調べる)
Alcander : あんたは、さっきの……。
Alcander : もういいんだ。私は……。
[Your Name]は、Plague Chigoeを倒した。
(???を調べる)
Alcander : ありがとう……
あんたには助けられてばかりだ。
Alcander : だが果たして
助かって良かったのか……。
私はもう……
Tinga-Matonga : おっちゃん!!
Alcander : ティンガ!?
何で来たんだ! 危ないじゃないか!
Tinga-Matonga : ありがとう。
おっちゃんを助けてくれて……
Alcander : ティンガ……?
Tinga-Matonga : オレ、何か違うって思ってた。
おっちゃんに会いに来てほしいばっかりに
悪さばっかしてるオレも、
オレをギルドに入れようとするおっちゃんも。
Alcander : …………。
Tinga-Matonga : 嫌だったんだ!
死んだあとのことばっかり考えるの。
おっちゃんもおっちゃんだよ。
自分が死んだ後の心配ばっかすんなよ!
Tinga-Matonga : 生きること考えてよ。
オレのそばにいてよ……。
Alcander : ティンガ。ありがとう……。
私は剣を振るえなくなってから
恐ろしくなったんだよ。
Alcander : 自分にはそれしかないと
思っていたから……。
そんなことはないというのに。
Alcander : なあ、ティンガ。
私はずいぶんおまえにおこがましいことを言ったな。
お前を救いたいだなんて……。
Alcander : だけど違った。
Alcander : ティンガ……。
おまえが、私を救ってくれたんだ。
Alcander : そうだな。
私はまだ何もしていない。
Alcander : 諦めずに道を探そう。
世界のどこかに、この病を治す術が
あるかもしれない……。
Alcander : あんたには
本当にお世話になった。これはほんのお礼だ。
どうか旅に役立ててくれ。
だいじなもの:カダーバの浮沼地図を手にいれた!
カダーバの浮沼地図
Alcander : でもティンガ、
何でもいいから仕事は覚えろ。
いつまでも養えんからな。
Tinga-Matonga : あい。
(???を調べる)
特に何もないようだ。
Ahaadah : そうか。
あの2人は無事だったんだな。……よかった。
でも、旅立ってしまったんだな。
……治療法、みつかるといいよな。……ぐす。
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最終更新:2014年11月21日 08:30