空知らぬ雨

Not Meant to Be
依頼者:
 ワダイラ(Wadayra)
  / ナシュモ・北門
依頼内容:
 家出息子のアグディーン(Ahgdeen)を
 探してほしい。大好きな母に会えなくて、
 きっと寂しがっているに違いない。
 カダーバの浮沼の北で、それらしき人物を
 見かけたとのことだが……?


ナシュモ


>>通常時
+ ...
Fhe Maksojha : わ! ビックリした……。
私は皇国軍の人間じゃないわよ。
サンクションならア・チ・ラ♪

Wadayra : なんだいっ!
私ゃ、急いでるんだよ。
ほっといておくれ!

Fhe Maksojha : もう、
いい加減にしてよオバさん!
この先は、絶対行かせないんだから~!

Wadayra : 私はわざわざ
アルザビから来てるんだ、
ここで帰るわけにはいかないんだよっ!
Wadayra : ちょいと息子を
探してくるだけじゃないか、
いいからそこをおどきっ!

Fhe Maksojha : だめだめだめっ!
この先は、強~い化け物が
いっぱいいるんだよ。
Fhe Maksojha : オバさんなんて、
街の外に、1歩出ただけで
あ~っという間にやられちゃうよ!

Wadayra : 化け物が
いようがいまいが関係ないよっ!
ほらっ、さっさとどいたどいた!

Fhe Maksojha : オバさんが気にしなくても、
化け物はオバさんのことを襲ってくるの~!
Fhe Maksojha : ここらへんにはいないけど、
北の方には、人を殺してその死体を操る
ラミアっていう怖~い化け物がいるんだよ!?


Wadayra : ら、ラミア……?
死体を操るだって……!?

Fhe Maksojha : そうだよ、
私、オバさんが化け物になるのなんて
見たくないよ……。
Fhe Maksojha : だから、
外に行くなんて言わないでよ~!

Wadayra : そんな……。そんな……
Wadayra : ……余計、
息子が危ないじゃないか!
ええい、そこを、おどきったらおどき!!

Fhe Maksojha : やあぁぁぁあん!
そっ、そこの冒険者さぁん、
見てるんだったら、オバさんをとめてぇ~……!!
Fhe Maksojha : はぁっ……はぁっ……。
た、助けてくれてありがと、冒険者さん……。
Fhe Maksojha : 私のしっぽ、
引っこ抜かれるかと思った……。
もんのすごく、痛かった……。

Wadayra : 私は、
全然助かってないよ!
Wadayra : しかも息子は、
……かわいい息子は、こうしてる間にも
危険な目にあってるかもしれないんだよ!?
うっ、ううううっ……。
Wadayra : あの子は、
私がいなきゃダメなんだよ!
今頃はお腹を空かせてるかもしれない……。
寒空の下、1人で泣いてるかもしれない……。
Wadayra : アグディーン!
どこにいるんだい、アグディーン!?
Wadayra : うおおおおおん……!

Fhe Maksojha : (……何でも、
家出した息子さんを連れ戻そうと、
わざわざここまで、追いかけてきたんだって。)
Fhe Maksojha : (……でもさぁ~
超~うるさいし、暴力はふるうし、
オバさんと四六時中一緒にいたら、
家を出たくなる気持ちも、わかるよねぇ~?)

Wadayra : ……聞こえてるよ。

Fhe Maksojha : うっ!

Wadayra : ……そうだ。
あんた、見たところ、最近西からわんさか
やってきてる冒険者みたいだねぇ?
Wadayra : ねえ、この人だったら、
街の外へ行けるんだろ? ならこの人に探しに
行ってもらうってのは問題ないよねえ?

Fhe Maksojha : えっ……うん、
まあ、そりゃあ、オバさんに比べたら
大丈夫だと思うけど……。

Wadayra : 冒険者さん……!
頼むよ、一生のお願いだよっ、
うちの息子を、探してきておくれよ!
Wadayra : 大事な大事な、
一人息子なんだよ、子供を思う親の気持ち、
わかってくれるだろ?
Wadayra : お礼は必ず、
必ず、するからさっ!!

Fhe Maksojha : ……な~んか、
すごく勝手なこと言ってるけど……。
Fhe Maksojha : でも、このままオバさんを
止め続けるのも、疲れるんだよね……。
Fhe Maksojha : ごめん、
私からも頼むよ~。
悪いけど、この人の息子さんを
探してきてくれないかな?

選択肢:息子を探してあげますか?

>>面倒くさいな
    Wadayra : ここまで頼んでも
    ダメなのかい!? 薄情者!

>>しょうがないな

Wadayra : ありがとう、
本当に助かるよ!

Fhe Maksojha : ……あのね、
オバさんの息子に似た人を、
瘴霧の沼のほとりで目撃した人がいたの。
Fhe Maksojha : だけど、その人。
なぜか、沼の北の方へ走っていっちゃったって……
いったい、どこに向かったのかしら?

Wadayra : アンタ!
さっきまでは、そんなこと一言も
言わなかったじゃないか!!

Fhe Maksojha : (だってねぇ……、
そんなこと喋ったら、もんのすごい勢いで
探しに行くに決まってるじゃない!)
Fhe Maksojha : (オバさんの巨体で
タックルなんてくらったら、
私、吹っ飛ばされちゃうよ!)

Wadayra : ……聞こえてるよ。

Fhe Maksojha : (じっ、地獄耳……!)

Wadayra : まぁとにかく、
私はここで待ってるから。
一刻も早く、息子を探し出しておくれ!
Wadayra : それじゃあ、よろしく頼むよ!

Fhe Maksojha : なんか、
変なことになっちゃってごめんね……。
気をつけて行ってきてね~!



Fhe Maksojha : あのオバさんの、
息子さんらしき人が瘴霧の沼の北へ
向かうのを見たって目撃談だけど……
は、早く見つけてくれると、嬉しいかも……。


カダーバの浮沼


(???を調べる)

Basweema : ……きゃあっ!

Ahgdeen : ……バスィーマ?
どうした!?
Ahgdeen : だっ、だだだ、
誰だ、お前は!?
Ahgdeen : バスィーマから離れろ!
は、は、離れないと、ひどいぞ!
Ahgdeen : ぎゃっ、足がっ!

Basweema : アグディーン! 大丈夫!?

Ahgdeen : くっ、痛たたたた……。
ば、バスィーマ、僕は、もうダメだ。
死んでしまうかもしれない……。
Ahgdeen : 実は、君にずっと
言えなかったことがあるんだ……。
Ahgdeen : でも、君の重荷には
なりたくなくて……。
Ahgdeen : だから、
この言葉と共に……僕は、逝くよ。
Ahgdeen : 僕がいなくなっても、
幸せでいてほしい。さよなら、バスィーマ……。

Basweema : 嫌ぁっ
しっかりしてアグディーン!
お願い、目を覚まして……!
Basweema : アグディーン!!

Ahgdeen : はっ……
バスィーマ!
Ahgdeen : 何てことだ、
死してなお君に会えるとは……。
Ahgdeen : 天国に行けた上に
永遠に君と暮らせるなんて、僕は
なんという幸せ者なんだ!

Basweema : ……落ち着いて
アグディーン。ここは天国ではないし
貴方は死んでいないし、それに……
Basweema : 私は、1人で
幸せになるつもりもないわ。

Ahgdeen : ……え?
じゃあ、さっきのは白昼夢……?

Basweema : 夢でもないの。
もう、大袈裟なんだから……。
Basweema : ……でも、
大きな怪我じゃなくて本当によかった。
Basweema : いきなり驚いてしまって
ごめんなさい。まさか人が通るとは
思わなくて……。

Ahgdeen : 僕もびっくりしたよ。
ほら、この辺はずいぶん寂しい場所だろ。
みんな、めったに近づかないもんだから。
Ahgdeen : え、僕ら?
いや、その、ほら……
Ahgdeen : 誰にも会わずに
2人っきりなれる場所って、
そ、そんなに多くないだろ……?

Basweema : もう!
何でそんなに、しどろもどろなのよ。

Ahgdeen : うう……。
ま、まぁとにかく、君こそ
こんなところで何してるんだい?
もし迷ったんなら、僕が街まで案内するけど?
Ahgdeen : え、違う?

Ahgdeen : ……へっ? か、かかか、
母さんに頼まれて、僕を探しに来ただって!?
Ahgdeen : そうか……。
まさか、ナシュモまで追ってきてるなんて……。
Ahgdeen : ……君も、
母さんに会ったなら、わかると思うけど
あの人はいつも、自分勝手なんだよ。
Ahgdeen : 母さんにとって、僕は
自慢のかわいい息子でなきゃいけなかった。
だから、常に僕は束縛されてきたんだ。
Ahgdeen : 僕の話なんて、
聞く耳持たなかった。
「お前のことは全部母さんに
任せておけばいいんだよ」ってね……。
Ahgdeen : そんな生活に耐えられなくて
僕は家を出た。そして行く当てもなく
さまよい歩いて……
Ahgdeen : ……気づいたら
この場所にいたんだ……。
そして、たまたま近くを通りかかった
彼女に助けられた……。

Ahgdeen : バスィーマは、
愚痴や不満だらけの話を静かに聞いてくれて
話が終わると……僕の頭を
優しく、撫でてくれた。
Ahgdeen : 恥ずかしいけど僕は
子供みたいにわんわん泣いてしまったよ。
……彼女に出会って、はじめて
心から安心できたんだろうな。


Ahgdeen : ……はは、ごめんね。
長々と変な話をしてしまって。
Ahgdeen : だから、すまない。
僕は帰らない。……僕のことは、
どこを探してもいなかったと、母さんに
そう伝えてくれないか?

Basweema : アグディーン……。
Basweema : ……ねえ、
お母様に会いに、行きましょう。

Ahgdeen : へっ、何だって!?

Basweema : その気持ち、話せば
きっとわかってくれると思うの。
それに、このまま離れ離れになっては
お母様も悲しむわ。

Ahgdeen : でも、母さんのことだ、
無理やり連れ戻そうとするかもしれない。
そうしたら、僕は君と……。

Basweema : アグディーン。
貴方は自分が思ってるほど、弱い人じゃないわ。
大丈夫、今の貴方なら、きっとできる。

Ahgdeen : バスィーマ……。
Ahgdeen : ……。君に出会えて、僕は
本当に救われた気がする。……ありがとう。
Ahgdeen : 母さんと、話をしてみるよ。
Ahgdeen : すまないが、
君も一緒に来てくれないか。
Ahgdeen : 母さんが、
彼女に手荒なことをしないか
見張っててほしいんだ……頼むよ。


ナシュモ


Wadayra : あぁ、アンタ!
息子は、息子は見つかったのかい!?

Ahgdeen : 母さん……。

Wadayra : あ……、あ……、
アグディーン……!
Wadayra : このバカ息子……!
お前のことを考えない日なんて、
1日もなかったよ! 母さんが
どれだけ心配したと思ってるんだい!?

Fhe Maksojha : おおっ、
感動の再会ってやつだね~。

Wadayra : こんなに
痩せ細っちまって、かわいそうに……。
つらかったねぇ、苦しかったねぇ……。

Ahgdeen : 母さんっ、く、苦しっ……。

Wadayra : もう大丈夫、
母さんがずっと一緒だよ!
Wadayra : さぁ、早く家に帰って、
あんたの好きなメネメン
たっぷり作らなきゃね!

Ahgdeen : か、母さん、
ちょっと待って……

Wadayra : 家出なんて、
ちょっとした気の迷いだったんだよねぇ。
お前も疲れてただけなんだよねぇ。
Wadayra : ね、お前のことは
全部、母さんに任せておけばいいんだよ?

Ahgdeen : 母さん!
Ahgdeen : ぼ、僕は、
母さんと一緒には、帰らない。

Wadayra : アグディーン、
お前、何を言ってるんだい……?

Ahgdeen : ……僕の恋人なんだ。


Basweema : お初にお目にかかります。
……バスィーマと申します。

Fhe Maksojha : わっ、キレイな人~!

Ahgdeen : ごめん、母さん。
僕は、ここで彼女と2人で暮らす。
Ahgdeen : 彼女と、結婚するんだ。

Wadayra : ……そうかい。
Wadayra : ……この女が、
お前をたぶらかしたんだね!
Wadayra : この女狐! どんな姑息な手段を使って
息子を騙したんだい!?
返せ、息子を返せ!
Wadayra : そうやって
純情なふりして、何人もの男を
弄んできたんだろ?
Wadayra : 息子は騙せても、
私の目は、ごまかせないよっ!

Basweema : やっ、やめてください、お母様!
私はそんな……

Wadayra : !?
Wadayra : お母様なんて
呼ばれる筋合いはないよ!
いい加減にしな、この泥棒猫!

Fhe Maksojha : わっ、
ミスラに対する暴言~!

Ahgdeen : 母さん、やめてくれよ!
彼女は何もしてない!

Wadayra : お前も、お前だよ!
Wadayra : 何もこんな……、
見るからに胡散臭い女と、結婚するとか
言ってんじゃないよ!

Basweema : 私は、本気で
彼のことを想っています!
遊びなんかじゃ、決してありません……!
Basweema : お願いします、
彼と一緒にいさせてください!

Tsetseroon : ……おぉ?
Tsetseroon : あなた、においするネ!
「らみあ」のにおい、するうル!

Sisiroon : ……ん?
なんて、ここに、らみあ、いるるる?

Tsetseroon : らみあのにおい、するうルひと。
ナシュモのひと、ちがう! ぶるぶるうル……
もしかして、ひと、さらうためにきたネ!?

Loloroon : にげて、にげて! はやくー!
したいにされて、らみあに、あやつられうー!

Leleroon : くふ。わたしの、にげあしのはやさ♪

Yuyuroon : こわいらみあなんて、
いなくなちゃえば、よいの!

Ahgdeen : 何を言ってたんだ、
今のは……?

Wadayra : ラミアがどうとか
こうとか言ってたけど……。

Fhe Maksojha : きゃっ!
か、彼女さん、あ、あ、足、
足が……


Wadayra : ああっ……!
いったいどういうことなんだい!?

Basweema : ア、アグディーン……。
Basweema : ごめんなさい!!

Ahgdeen : い、今のは……。

Fhe Maksojha : オバさん!
彼女……ううん、あいつはラミアだよ、
この間話した、死体を操る化け物だよ!

Wadayra : ひっ……ひいいいっ!
胡散臭いとは思ったけど、
ま、まさか化け物だったなんて……!

Ahgdeen : そんな、
バスィーマ……。

Wadayra : そ、それ見たことかい!
私が来てなかったら、お前、あの化け物に
殺されていたかもしれないんだよ!

Fhe Maksojha : ……ラミアの魅力に
溺れてしまった人は、彼女のために喜んで
生ける屍になろうとするんだって。
Fhe Maksojha : お兄さん、
騙されていたんだよ。この人たちが
探しに来てくれていなかったら、今頃は……。

Wadayra : さあ、これで目が
覚めただろう? あんな化け物女が
他にもいないとは限らないよ。
Wadayra : ほら、一刻も早く
アルザビに帰るよ!

Ahgdeen : バスィーマ……。
Ahgdeen : 僕は、彼女と……
彼女ともう一度、話をしてくる!
バスィーマが僕を騙してたなんて、僕には
信じられないよ!

Wadayra : あっ、
アグディーン! ダメだ、行っちゃダメだよ!

Fhe Maksojha : 今戻ったら、
今度こそ殺されちゃうよ~!

Wadayra : あの子を追っておくれ!
これが息子との別れなんて嫌だ!
頼む、お願いだよ……早く! 早く!!



Fhe Maksojha : 息子さんを早く
追いかけてあげて~!
このままじゃ殺されちゃうよ!


カダーバの浮沼


(???を調べる)

Lamia No.27 : ……シテ、
状況ハ、イカニ?


Basweema : はい、
あと少しと云フところで、邪魔が入りマシて……。
失敗に終ワリました。

Lamia No.27 : 成ル程。
沼ヲ離レテハ、マヤカシノ姿モ通ジヌ、カ……。
Lamia No.27 : 策ヲ、練リ直サナクテハナ……。

Ahgdeen : バスィーマ!

Basweema : アグディーン!?
なぜ……。

Lamia No.27 : ホホウ、面白ヒ。
自ラ、贄ヲ望ムトハ……愚カナ。
目障リダ、殺シテシマエ!

Ahgdeen : バスィーマ……。
頼む、話をさせてくれないか。

Basweema : ……。

Ahgdeen : 僕は、
君と一緒にいたい。君と生きていきたい。
今でも、そう、思っている。

Basweema : ……。

Ahgdeen : ねえ、
僕と一緒に行こう、バスィーマ。

Lamia No.27 : マッタク、
女々シイ態度ガ、気ニ入ラナイネエ……!!

Ahgdeen : う、うわあああああ!


Basweema : 逃ゲテ……、早ク!

Ahgdeen : ど、どうして……!

Lamia No.27 : 浮世ニ惑ワサレタカ……。
ラミアノ恥メ。



(???を調べる)

Lamia No.27 : 裏切リ者ニ、永遠ノ眠リヲ!

Ahgdeen : バスィーマーーー!!




[Your Name]は、Lamia No.27を倒した。
[Your Name]は、Moshdahnを倒した。



(???を調べる)

Ahgdeen : バスィーマ!
しっかりするんだ、バスィーマ!

Basweema : アグディーン……?
Basweema : ……フフフ、
モウ少シデ、貴方ヲくとぅるぶニ
スルコトガ出来タノニ……残念ダワ。


Ahgdeen : バスィーマ……。
Ahgdeen : 僕は、思うんだ。
自ら不死を望んだ者の中には、
ラミアの魅了に惑わされたんじゃなく……
Ahgdeen : 僕のように、
ラミアのことを……君のことを
真剣に想った人がいたんだろうな、って。

Ahgdeen : 君をなくしたくない。
君と、永遠の時を一緒に過ごしたい。
Ahgdeen : そのためなら、
たとえクトゥルブになっても
僕は、かまわない……!

Basweema : ……アグディーン、
貴方ハ、本当ニ優シイノネ。
Basweema : オ願イガアルノ、
私タチガ、初メテ出会ッタ場所ヘ
連レテイッテ……。

Ahgdeen : 母さんが、ひどいことを言って、
……ごめんよ。

Basweema : 貴方が
謝ることではないわ。私は、大丈夫。
Basweema : ……でも、
お母様には、嫌われてしまったみたいね。
Basweema : ふふ、お姑さんには
敵わないって、本当ね。

Ahgdeen : ……はは、本気を出した
君なら、きっと母さんにも負けないよ。
Ahgdeen : そういえば、前に
この近くでピアスを落としたんだっけ。

Basweema : あら、貴方が
私にピアスを付けようとして
落としたんでしょう?

Ahgdeen : ええ?
そうだったっけ……?

Basweema : もう、
都合の悪いことは、いつも
そうやって忘れるんだから……。
Basweema : ……ねぇ、アグディーン。


Ahgdeen : ん、何だい?

Basweema : お母様の前で
結婚する、っていってくれたとき、
私……本当に嬉しかった。
Basweema : でも、私は結局……
貴方も仲間も、裏切ってしまった。
私がラミアだと黙っていたし、貴方を
クトゥルブにもできなかった。
Basweema : 本当に弱いのは
貴方ではなく、私の心だったのにね。
ごめんなさい、アグディーン……。

Ahgdeen : バスィーマ。
僕は裏切られたなんて思ってないよ。
それに……君は、それだけ苦しい思いをしてまで
僕のことを、守ってくれたんだ。

Basweema : ありがとう……。

Ahgdeen : ……ねえ、君に
ずっと、伝えたかった言葉を言うよ。

Basweema : ……。
Basweema : ……なぁに?

Ahgdeen : 君のことを、愛してる。
……世界中の、誰よりも。

Ahgdeen : ……。
……バスィーマ? 聞こえたんだろ?
返事、してくれよ。
Ahgdeen : またそうやって、
僕をからかってるのかい?
Ahgdeen : はは、今まで
何回も引っかかってきたけど、
もう、騙されないからな……。
Ahgdeen : ねえ、だから
寝たふりなんかしないでよ、
目を開けてよ……。
Ahgdeen : バスィーマ?
バスィーマ……?

Ahgdeen : ……僕はただ彼女と
幸せに生きていきたかっただけなんだ。
Ahgdeen : でも、これから
何千、何万と過ぎる日々の中に、もう……
彼女はいない。……教えてくれよ、
誰が悪くてこんな酷いことに!?
Ahgdeen : 僕を
強引に連れ戻そうとした母さん?
僕を探し出した君?
彼女をけしかけたラミア?
Ahgdeen : ……。
Ahgdeen : すまない……。
今更なにを言っても、彼女は……。
Ahgdeen : 彼女に渡そうとしていた指輪だ。
Ahgdeen : 求婚するときに
渡すつもりだったんだ。でも、
その日はもう、二度と来ないんだ……。
Ahgdeen : さよなら、バスィーマ……。


ナシュモ


Fhe Maksojha : あっ、冒険者さん!
息子さん、無事に戻ってきて
母親と一緒に、アルザビに帰っちゃったよ。
Fhe Maksojha : ちょっと元気なかったけど、
最初見たときよか、心なしか頼もしくみえたのは
私の気のせいかな?
Fhe Maksojha : まぁ、何はともあれ
ラミアに騙されても、無事に戻ってきたんだから
めでたしめでたし、だよね!
Fhe Maksojha : あっ、そうそう。
あなたに渡してくれって預かってたんだ。
はい、これ。

アトルガン黄金貨を3個手にいれた!
アトルガン黄金貨
金で鋳造されたアトルガンの通貨。
皇国のシンボル蛇王ザッハークが刻印されている。



■関連項目 ナシュモ
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最終更新:2013年09月18日 21:09
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