ラーゾスの話では
ズヴァール城内での戦闘中に
不可思議な現象を体験したという。
それはいったい何だろう……?
過去
ザルカバードへ急ごう!
(Weathered Gravestoneにライラックをトレード)
ライラック
紫色のライラックの花。
Lilisette : ……あ、ありがとう。
[Your Name]。
じゃ、お祈りしましょう。
??? : ……誰だ?
??? : おや、ひょっとして……
こりゃ驚いた。娘さんかい?
??? : 話には聞いていたが……。
言われてみれば、その
赤い髪といい、悪戯っぽい目といい、
どことなく面差しが似てるねぇ。
Lilisette : あなたは……?
Larzos : オレは
元アルタナ連合軍のラーゾス。
Lilisette : ……!!
Lilisette : (ねえ、
[Your Name]。
この人って、あの、リリスたちの……?)
Larzos : オレも大戦中、
ザルカバード会戦で戦っててな。
ラジュリーズ殿には何度も助けてもらった。
Lilisette : あ、あの、どんな風だったか
ザルカバード会戦の話、聞かせてください。
それから、おとうさんのことも……
Larzos : いいぜ。お安い御用だ。
Larzos : ザルカバード会戦、
ズヴァール城包囲戦で
我々はラジュリーズ殿が立てた
「雪上の嵐作戦」を実行したんだ。
Lilisette : 知ってます! ザルカバード会戦から、
ズヴァール城包囲戦で、勝利の要となった
連合軍合同の一大作戦ですよね。
Larzos : そうそう。
嬢ちゃん、よく勉強してるねぇ。
Larzos : それが切っ掛けで、連合軍は闇の王に
勝利を収めた。鉄鷹隊は失われてしまったが
ラジュリーズ殿は文字通り、連合軍の立役者さ。
Larzos : いつも飄々としてるが
腕は確かでなあ。
戦場ではそりゃあ頼りになったもんだ。
Larzos : お体が宜しくなかったようだが、
それを思わせない鬼神のような戦いぶりだった。
Larzos : 当時の奴らは、
皆、ラジュリーズ殿を慕ってたさ。疵がもとで、
大戦後にお亡くなりになってしまわれたがな……
Lilisette : ……。
Lilisette : ……作戦は滞りなく
進んだんでしょうか?
Lilisette : なにか、戦場で
おかしなところとか、なかったですか?
気になることとか、何でもいいんです。
Larzos : ……んー。そうだなあ。
ああ、そうだそうだ。あれ……
ありゃあ、何だったんだろうなあ。
Larzos : ああ、今思い出したぜ。
オレらの隊でズヴァール城を包囲し、
本丸へ吶喊した時だ。
…………………………………………………………………………………………
Larzos :
王の間に至るデーモンたちを
千切っては投げ千切っては投げ……
Larzos : その瞬間、あたりに閃光が走った。
それからすさまじい爆風も……
Larzos : ふと見上げると、上空に
大きな雲が、浮かんでいた……
Larzos : いや、雲じゃねえな。
何だ、星か……?
Lilisette : !?
Larzos : 周りに奇妙な光が満ちて……
まるで夢をみてるみたいだった。
オレたちは、しばらく戦闘の手をとめて、
それに見入ってしまった。
Larzos : どれくらい経ったろうな。
全員がふと我に返ると、
あたりの敵は一掃されていて……
Larzos : オレの傍らにいたラジュリーズ殿は
真っ青な顔をされていた。
今のは何だろう、と聞いても黙ったままでな。
Larzos : おそらく敵の魔法か何かだろう、と
特に気にするでもなく、そのまま戦いに紛れて
それっきりになってしまったが……
Larzos : 今思い出しても
ありゃあ奇妙だったねェ。
…………………………………………………………………………………………
Lilisette : 星……
Larzos : そういえば、大戦後に、たまたま
ラジュリーズ殿に会ったときに
ぽつりと漏らしていたよ。
Larzos : 「あの時、
いずれ死を選ぶことになろうが、
闇の力に屈しなかった自分を誇っている」、とな。
Lilisette : 闇の、力……?
Larzos : どういうことだったのだろうな。
結局意味がわからないままさ。
お前さんなら、何かわかるんじゃないかい?
Larzos : どうかね。参考になったかい。
Lilisette : うぅん……
たしかに、妙な話ですけど……。
Larzos : じゃあ、オレはこれで失礼するぜ。
何か困ったことがあったらいつでも相談にのるよ。
オレがラジュリーズ殿に世話になった、
せめてもの恩返しだ。
Lilisette : はい、ありがとうございます……
Lilisette : ……ラーゾス。こちらの未来では
リリスの手下なんかじゃないのね……。
Lilisette : でも、いったいザルカバード会戦で
何が……?
Lilisette : ラジュリーズさまが
決断を迫られるような、何かが
起こるのね……?
Lilisette : ……止めなくちゃ。
Lilisette : [Your Name]。
急ぎましょう。
863年のザルカバードへ!!
(Weathered Gravestoneを調べる)
古びた墓標の1つだ。
Lilisette : すごい兵の数ね……
いよいよって感じ……。
Cait Sith : アータたちっ!!
Lilisette : あっ!
ケット・シー!
Cait Sith : アータたち。遅いですわよっ!
いよいよ、会戦の本番がはじまるみたいよン。
参加するんでしょう?
Lilisette : もちろんよ。
連合軍の伝令役を仰せつかってるわ。
Lilisette : ケット・シーは
一緒に来ないの?
Cait Sith : アタクシは……
今から、ちょっと会わなきゃいけない人が……
Cait Sith : だから、アータたちにまかせたわっ!
くれぐれも、作戦を成功させるのよン!
Lilisette : わかったわ。
お安いご用よ。
Cait Sith : じゃあ、頼みましたわよン!
Lilisette : ……さ。急がなくちゃ。
まずはサンドリア陣営に合流しましょう。
ここから西、城の少し手前のはずよ。
…………………………………………………………………………………………
Cait Sith : さて……こっちはこっちで
頑張らなくっちゃン……
Cait Sith : アタクシは
アトモスに再び会って、あのコたちの……
白い未来の記憶を食べるのをやめさせる……
Cait Sith : でも、どうやって……?
■関連項目
アルタナミッション ,
バタリア丘陵
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最終更新:2015年05月19日 12:09