依頼者:
ニコラウス(Nicolaus)
/
バストゥーク商業区・
大工房入口
依頼内容:
ベドーでクゥダフ調査にあたっていたザイドが
脱走したらしい。ジャッカル隊の
ライナー小隊長に話を聞きに行こう。
Gentle Tiger : ……ん?
Gentle Tiger : ああ、[Your Name]か。
すまない。このあいだの事件のことが
ずっと頭から離れなくてな……。
Gentle Tiger : あのクララ隊長が
大統領のお命を狙ったなんて、
いまでも信じられないよ。
Gentle Tiger : 公には
トンべリの仕業ということになっているんだが、
本当にそうだったら、どんなにいいか……。
??? : まったくですね。
Gentle Tiger : ニコラウスさんに、
ファイブムーンズさん。
Nicolaus : あれから大変だったんですよ。
隊長の不祥事のせいで、元ミスリル銃士隊は
全員責任を問われて……
Nicolaus : ぼくとファイブムーンズは
スキンク隊、ザイドさんはジャッカル隊の
懲罰部隊送りになってしまいました。
Nicolaus : [Your Name]さんだけは
正式なメンバーでないという理由で
難を逃れたようですが……。
Five Moons : ……なあ、ニコラウス。
隊長は、なぜ、あのようなことを
したのだろうか……?
Nicolaus : ぼくもまったく解せません。
ミスリル銃士隊の隊長ともあろう人物が
大統領のお命を狙うなんて、言語道断です。
Nicolaus : しかし、事実は事実。それに
フォルカーさんまでが、被害にあっています。
Nicolaus : 幸い、命に別状はありませんでしたが……
逃げた隊長が見つかったら、きっちり
この落とし前をつけてもらわなくては。
??? : ニコラウス、ファイブムーンズッ!!
こんな所でなに油を売っている!
Nicolaus : 大隊長。
どうされましたか?
Herbert : ザイドが、
ジャッカル隊から脱走したらしいぞッ!
Nicolaus : ……!
Herbert : 先ほど、
ベドーから、連絡があったのだ。
ザイドは、クゥダフ調査の任務中に、
行方をくらましたらしい。
Herbert : いま、スキンク隊の中からも
いくらか追跡にあたらせている。
おまえたち、ここでぼーっとしてないで
行ってこい!
Nicolaus : はっ、はい!
Herbert : よし。私はこれから、
エルディーム古墳に行かねばならん。
詳しいことは、ジャッカル隊の
ライナー小隊長に聞け。
Five Moons : あれほど
職務に忠実だったザイドが、脱走……?
Nicolaus : 処分を受けて
懲罰部隊へ送られている上に脱走なんて、
なにを考えてるんだ、ザイドさんは……
かなりマズイですよ。
Five Moons : マズイって……
Nicolaus : ……場合によっては、
現地で処分されても文句はいえません……。
ザイドさんが自らの意志で隊に戻れば、
なんとかなるかもしれませんが……
Five Moons : では、他の者に捕まる前に
見つけだし、説得しよう。
Nicolaus : ええ……
ただ、ザイドさんが
なぜ脱走したのかが、気になりますね……
Nicolaus : とにかく、べドーにいる
ジャッカル隊のライナー小隊長に
話を聞いてみましょう。
Nicolaus : [Your Name]さんも
協力してもらえませんか?
Nicolaus : ありがとうございます。
では、向かいましょう!
Gentle Tiger : ニコラウスさんたちは、
ベドーへ向かったぞ。
君も行かなくていいのか?
Gerold : ラ、ライナー小隊長、
(F-9)地点の砦付近のクゥダフ100匹……
すべて、調査を完了いたしました……!
Rainer : どれ、調書を見せてみろ!
Gerold : ハッ!
Rainer : ひぃ、ふぅ、みぃ……
Rainer : 足りん!
Gerold : ええっ!!
全部、数えてないじゃないですか!!
Rainer : つべこべ言わずに、
もう100匹調査してこい!!
それまで戻ってくるんじゃないぞ! いいな!
Gerold : もう、勘弁してくれよ~。
??? : ライナー小隊長!
Rainer : ん?
おまえたちは、たしかスキンク隊の……
Nicolaus : はい。ニコラウスと申します。
こちらは、ファイブムーンズ。
それから……
Nicolaus : ザイドの追跡に
共にあたってくれている
[Your Name]です。
Rainer : そうか。ではさっさと捕まえろ。
抵抗したら、返り討ちにして構わんぞ。
ザイドめ、ジャッカル隊を嘗めやがって……。
Nicolaus : はい。あの、ひとつ聞かせてください。
懲罰部隊で、ザイドさんは
どんな様子でしたか?
Rainer : そうだな……これといって、
変わった様子はなかったんだが……
Rainer : 強いて言うなら、いつも上の空で
なにを考えているかわからんところがあったな。
Rainer : まぁ、ここの連中には、
よくあることだ。
Rainer : こらッ、おまえ!
そこで、なにしている!!
Rainer : さっさと持ち場に戻れ!!
Five Moons : いつも上の空……か。
Five Moons : ザイドも、クララ隊長のことが
気になっていたのだろうか……?
Nicolaus : そうかもしれませんね……。
ザイドさんはああ見えて、誰よりも隊長のことを
慕っていましたから……。
Nicolaus : ……いや、待てよ。
もしくは、隊長と
なにか企んでいる、とか……
Five Moons : なっ……!
Five Moons : なにを言いだすのだ!
なぜ、ザイドがそのようなことを……
Nicolaus : ザイドさんは
あなたが助けに入ろうとしたときに
隊長をかばっているんですよ?
Nicolaus : そして、
隊長に続いて、姿を消したんです。
そう考えるのが自然でしょう。
いま頃どこかで落ち合っているかもしれません。
Five Moons : ……!
Nicolaus : そう、ザイドさんは
明らかに、逃走を幇助していました。
ひょっとして、あの一連は
仕組まれていたのかも……
Five Moons : まさか……! 先ほど
ニコラウスも言っていたではないか。
ザイドは隊長を誰よりも慕っていたと……
Five Moons : ザイドは
隊長の勧めで、銃士隊に入隊したそうだ。
その恩あって、かばわずには
おれなかったのであろう。
Nicolaus : 大統領のお命を
奪おうとまでしたのに、ですか?
おかしいですよ。
Nicolaus : ……それとも、ザイドさんには
それほどまでに、隊長に
義理立てする事情でもあるのでしょうか?
Five Moons : そういえば……
ミスリル隊士古参のザイドと
隊長の過去を、あまり知らないな。
Nicolaus : ぼくも知りません……
Nicolaus : ……うん。そう考えると
たしかに、いろいろと妙ですね。
そもそもザイドさんは、なにがきっかけで
ミスリル銃士になったのでしょう……?
Nicolaus : ザイドさんは優秀ですが、
ミスリル銃士以前、他部隊で活躍していた話を
聞いたことがありません。そんな無名の一兵を
いきなり採用するなんて……
Nicolaus : その辺に、なにか秘密が……?
調べれば、ザイドさんたちの
行き先の見当もつくでしょうか。
Five Moons : ……ならば、
ミスリル銃士隊記録を見てみよう。
Five Moons : 銃士隊記録には、これまでの
メンバーの入隊歴や除隊歴が記載されている。
Five Moons : 入隊歴には、その者が
入隊前に就いていた役職や、入隊までの経緯も
記載されていたはずだ。
Nicolaus : そうか、その手がありましたね。
冴えているじゃないですか、ファイブムーンズ。
Nicolaus : ミスリル銃士隊記録は、
このあいだの事件のときに
鋼鉄銃士隊が押収しています。
Nicolaus : 気は進みませんが、
大工房に戻って、鋼鉄銃士隊の
バルトロメウス殿に掛け合ってみましょう。
Gentle Tiger : ん?
バルトロメウス銃士隊長に会いたいのか?
Gentle Tiger : それなら、
会議室にいるはずだぞ。
Bartholomaus : なに、ミスリル銃士隊記録を
見せてほしいだと?
Bartholomaus : なにを言いだすかと思えば……
君は、まだ、元ミスリル銃士隊の連中と
つるんでいるのか?
Nicolaus : そうだとしたら、
どうだって言うんです?
Bartholomaus : これはこれは、
懲罰部隊のお二人ではないか。
Bartholomaus : いや、なに、私は
彼に忠告してやろうと思っただけだ。
これ以上、君たちに関わると
ろくなことがないとね。
Bartholomaus : それはさておき……
銃士隊記録は、大統領暗殺未遂事件に関わる
重要な押収品のひとつだ。
Bartholomaus : 正式な申請がなければ、
何人にも引き渡すことはできぬ。
Bartholomaus : おたくのヘルベルト大隊長に、
申請書を書いてもらうんだな。
Nicolaus : やはり、簡単には
いきませんでしたね。
Five Moons : たしか、大隊長は
エルディーム古墳に行くと言っていたな。
頼みに参ろう。
Gentle Tiger : ニコラウスさんたちは、
エルディーム古墳に向かったぞ。
申請書がどうとか言っていたが……。
Red Axe : ん?
ヘルベルト大隊長に会いたいだと?
Herbert : 私になにか用か?
Nicolaus : 大隊長。
Herbert : ニコラウスに
ファイブムーンズではないか。
どうしたんだ?
Nicolaus : 実は……
Herbert : なるほど。
それで、申請書が必要なんだな。
ザイド捕縛のためなら、すぐ用意してやろう。
Herbert : レッドアックス十人隊長、
封蝋をお借りできるだろうか?
Red Axe : ああ。
たしか、このあたりに……
Red Axe : すまない。
切らしているようだ。
Red Axe : そうだな、バストゥークまで
戻るのも難儀だろう。ブンカール浦に
住むゴブリンに調達してもらったらどうだ。
Red Axe : リーダヴォクス(Leadavox)って
ゴブリンなんだがな。
急を要する頼み事のときは、なかなか便利だぞ。
Red Axe : 蜜蝋と
テキスタイルダイRを持っていけば、
作ってもらえるぞ。
Herbert : 君、申し訳ないが
リーダヴォクスの所へ行って
封蝋を貰ってきてくれないか?
Herbert : 私はニコラウスたちと
書類を手配し、申請書を作成しておく。
頼んだぞ。
Red Axe : ブンカール浦に住むゴブリン、
リーダヴォクスに蜜蝋と
テキスタイルダイRを持っていけば、
封蝋を作ってくれるぞ。
Leadavox : 巨人たち、
ウラノス家の巨人のこと、崇拝してる。
Leadavox : ウラノス家の巨人のミマス、強い。
怒らせたらいけない、ひねり潰される。
(Leadavoxに蜜蝋とテキスタイルダイRをトレード)
蜜蝋
蜂の巣を加熱して作られた蝋。
テキスタイルダイR
赤色の天然染料。
Leadavox : ん?
封蝋、作ってほしいのか?
Leadavox : オマエ、
レッドアックスに、頼まれたんだな。
ちょっと、待ってろ。
Leadavox : ふーうろうッ
秘密を守るふーうろうッ♪
ぴったり閉じるッ ふーうろうッ♪
Leadavox : できた。
お代、レッドアックスにツケる。
持ってけ。
だいじなもの:封蝋を手にいれた!
封蝋
手紙の封に用いられる、蝋状の物質。
Red Axe : 封蝋を
手にいれてきたんだな。
Red Axe : なに、お代はツケてあるだと?
Red Axe : ……まあ、いい。
そのくらい、こっちで払っておこう。
Herbert : ご苦労だった。
Herbert : 申請書は、もう用意できている。
あとは、そいつを使って封をするだけだ。
Nicolaus : 大隊長、どうも
ありがとうございました。
Herbert : 礼はいい。
さ、そいつを早く持っていけ。
Nicolaus : はい。
Nicolaus : 行きましょう!
Red Axe : 申請書は、ニコラウスとかいう
ヘルベルト大隊長の部下が持っていったぞ。
君も首府に戻らなくていいのか?
Gentle Tiger : ああ、[Your Name]か。
Gentle Tiger : ニコラウスさんから
話は聞いている。さ、中に入れ。
Nicolaus : やあ、二人とも
遅かったですね。
Nicolaus : 待ってる間、ぼくのほうで
ミスリル銃士隊記録を
拝見させてもらいました。
Nicolaus : で、ですね。
その中に、さっそく
気になる一文が……
Five Moons : それは、いったい?
Nicolaus : 天晶歴858年の項です。
いまから6年前ですね。
そこには、こうありました。
Nicolaus : 「ミスリル銃士隊隊長クララ、
ボスディン氷河ホアファング砦付近にて
ウォークラウドを捕捉、保護下に置いた」と……
Five Moons : 捕捉……!?
ザイドは、なにをやらかしたのだ?
いや、彼はいったい何者だったのだ?
Nicolaus : 詳しいことは
書かれていませんでしたが、氷河で
捕りものだなんて、よほどのことを
しでかしたのではないでしょうか……?
Five Moons : 待ってくれ。
ホアファング砦……。
Five Moons : ……!
Five Moons : あの場所は、
多くのガルカが
命を落とした場所ではないか……!
Nicolaus : 多くのガルカ……?
Nicolaus : ああ。7年前、
ボスディン氷河へ向かった
獣人軍討伐部隊の話ですか。
Nicolaus : 第13部隊が
ガルカ兵のみで構成されていたので、
話題を呼んでいましたね。
Nicolaus : そして、
その部隊の兵士は、ひとり残らず
命を落としたことも……
Five Moons : なあ、ニコラウス。
一連の事件と、この過去の氷河での一件、
なにか関連があるのだろうか……?
Nicolaus : ……たしかめてみる価値は
ありそうですね。ボスディン氷河の
ホアファング砦(Hoarfang)に行ってみましょう。
Five Moons : ああ。
あの付近は魔物も多い。
じゅうぶん注意して、参ろう。
Gentle Tiger : ニコラウスさんたちは、
ボスディン氷河に向かったぞ。
Gentle Tiger : あの付近は、魔物も多い。
気をつけてな。
(Hoarfangを調べる)
Nicolaus : ザイドさん……!!
Zeid : ……!
Klara : 怪我はないか?
Five Moons : た、隊長……!?
Nicolaus : やっぱり、
落ち合う予定だったんですか!?
Nicolaus : 隊長、ザイドさん!
聞きたいことが山ほどあります。
あなたたちがしでかしたこと、
わかってるんでしょうね?
Zeid : ……隊長。きっと、ここへ
来るだろうと思っていました。
私からも、申し上げたいことがある。
Nicolaus : ザイドさん……?
Zeid : あれから私は、自分なりに
一連の事件について、悩み続けました……
Zeid : あなたは、
あなたの意思と信念に基づいて、
剣を振るったはずだ……
Zeid : ……だが、やはり
どうしても理解できない。許せない。
どんな理由があれ、あなたが大統領に
刃を向ける、それが正しいはずがない……
Nicolaus : ザイドさん……。
Klara : ……おまえたちには
迷惑をかけて、すまなかったと思っている。
だが、他に方法がなかったのだ……。
Klara : 大統領は秘密裏に
血盟軍と手を組んでいるのだ。
Zeid : ……!?
Nicolaus : なにを根拠に、そんなことを……
血盟軍と手を組んでいるのは
あなたのほうじゃないんですか?
Nicolaus : 「黒鉄の旋風」事件が
あなたの自作自演であったことは、
わかっているんですよ。
Five Moons : ああ。
アーリマンを「黒鉄の旋風」に
化けさせていたのであろう?
Klara : おまえたちも
大統領の毒牙にかかったか……
Klara : ザイド、おまえだけは
私の話を信じてくれるな?
Zeid : 私は……
Nicolaus : ザイドさん、騙されてはいけません!
Klara : ……ザイド、おまえが
いまここにいられるのは、誰のおかげだ?
Klara : 殺人鬼だったおまえを
救ったのは、この私だぞ……!
Nicolaus : !?
Klara : ザイド、おまえだけは
どんなときでも私と共にあると信じている……。
また会おう。
Nicolaus : ザイドさん……?
嘘ですよね、殺人鬼だったなんて……
Zeid : ……。
Nicolaus : 嘘だと言ってください!
Zeid : ……本当だ。
Nicolaus : そ、そんな……
Five Moons : その額の傷は……
Five Moons : 「黒鉄の旋風」!!
Nicolaus : ま、まさか……
どうして……
Zeid : ……私は、ガルカを見殺しにした
ヒュームの連中が許せなかった……。
Five Moons : 見殺し……?
いったい、なんの話だ?
Zeid : ……数年前、
この地に赴いた獣人討伐部隊は
獣人軍の奇襲に遭い……
Zeid : ヒュームの連中は、
奥地へ先行していたガルカ兵の部隊……
第13部隊を残したまま、退却したのだ。
Five Moons : まさか……
そのような話、いままで聞いたこと……
Zeid : そうだろう。
ヒュームの連中は、この惨事を
揉み消したのだからな……。
Five Moons : では、その額の傷は……
Zeid : ……ああ。
私は、第13部隊の生き残りだ!
Zeid : 仲間を失ったあの日……
私は、第13部隊のマークを
この額に刻み、誓ったのだ。
Zeid : ヒュームの連中が、いくら
あの惨劇を揉み消そうとも、
決して忘れる者がいないことを
知らしめると……。
Nicolaus : ……それで、関係者を殺し、
その額に同じ傷を残したと……?
Nicolaus : あなたは自分が
なにをしたか、わかっているんですかッ!?
Zeid : …………。
Nicolaus : ……いままで、ぼくたちは
殺人鬼と任務にあたっていたわけですか。
ミスリル銃士隊が聞いてあきれますね。
Nicolaus : ザイドさん、あなたには失望しました。
もう二度と、ぼくたち……いいえ、
ミスリル銃士隊に関わらないでください!
Rainer : いたぞ!!
Rainer : ザイド、おまえを
脱走罪で逮捕する!!
Rainer : 連行しろッ!!
Rainer : スキンク隊の諸君、ご苦労だったな。
Rainer : こいつは礼だ。受け取ってくれ。
Nicolaus : ……[Your Name]さん、
ご協力ありがとうございました。
この品は、あなたが受け取ってください。
Nicolaus : ……さ、首府に戻りましょう。
ファイブムーンズ。
スーパーリレイザーを手にいれた!
スーパーリレイザー
Rare
更に強力なリレイズの効果がある秘薬。
(Hoarfangを調べる)
特に何もないようだ……。
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最終更新:2015年07月21日 22:25