枯れずの太陽

Healing Herbs
依頼者:
 マジュナジュ(Maju-Naju)
  / ウィンダス水の区・鼻の院
依頼内容:
 鼻の院のマジュナジュは
 研究が行きづまってしまったようだ。
 「資料が足りない」、と
 嘆いていたようだが……。


ウィンダス水の区〔S〕 / 鼻の院


(Door:Rhinosteryを調べる)

??? : あぁぁぁーー!
もぅ、ダメだ、ダメだ……。
僕はなんて無能なんだ!!

Dantie-Corantie : ……うわぁ、荒れてるなあ……
くわばらくわばら……。
……んんん?
Dantie-Corantie : ……きみ、見かけない人だね。
何か用なの?
Dantie-Corantie : ……ん? 彼かい? 彼は
鼻の院の研究員、
マジュナジュ(Maju-Naju)君だよ。
最近、研究がうまくいってないみたいなんだ。
Dantie-Corantie : ……お?
落ち着いてきたかな……?


Maju-Naju : 今日ほど
自分の無能を痛感したことはない……。
完全に行きづまってしまったよ……。

Dantie-Corantie : まあ、
学問に王道はないというじゃない。
気長に頑張ろうよ。

Maju-Naju : うん、でも圧倒的に
資料が足りないんだ……。
Maju-Naju : このままじゃあ、何十年つづけても
完成する気がしないよ……。

Dantie-Corantie : ……たしかに、今は戦時下で
資料も、実験の材料も
手に入りにくいからね。
Dantie-Corantie : こんな時代じゃなければなぁ……



(Door:Rhinosteryを調べる)

扉にはカギがかかっているようだ……。


ウィンダス水の区 / 鼻の院


Maju-Naju : だあぁぁぁーー!!
もうー、ダメだダメだダメだ!!
Maju-Naju : 今さら、こんなことがわかったって
遅いんだ……!

Selenana : どうして!?
捜してた本なんじゃないの?
やっと手に入ったんじゃない。


Maju-Naju : たしかにすばらしい本だ。
薬の製造方法が克明に書いてある。
これによると夜長病には、「火輪草」のエキスが
絶大な効果を示すらしいんだ。でも……。
Maju-Naju : 「火輪草」は大戦終了後に、
絶滅が確認されているんだよ……。

Selenana : ……!

Maju-Naju : 鼻の院の山のような資料をあさったり、
魔法図書館にいりびたったり、
気の遠くなるような月日を費やして……
Maju-Naju : やっと、
東方に伝わる文献までたどりついて
薬の作り方がわかったのに……!

Selenana : ……。

Maju-Naju : この本はもう、
僕には必要ないみたいだ……。
Maju-Naju : ……ああ、
もう彼女は、永遠に……。

Selenana : ……あ、
お客さんでしたか。
すみません、気づきませんでした。
Selenana : え、さっきの彼?
鼻の院の研究員、マジュナジュ君ですよ。
Selenana : ええ、あんな様子なのは、
ちょっと理由があって……。
Selenana : 「夜長病」って知ってますか?
彼は、その特効薬の研究を
20年以上もつづけているんです。
Selenana : ……あの子のために。
Selenana : マジュナジュ君には
幼なじみのミスラの女の子がいるんです。
Selenana : 名前は、
シャル・ヤゲンミ(Shahr Yagenmhi)。
私はマジュナジュ君に頼まれて、
ときどき彼女のお世話をしています。
Selenana : シャルさんは
とても明るくて元気な子だったそうです。
Selenana : でも彼女は、夜長病という、
ごく稀にしかかからない病に
体を蝕まれています……。


Selenana : それは、眠っている時間が
日に日に長くなって、
ついには目を醒まさなくなってしまう、という
おそろしい病気です……。
Selenana : 看病をつづけていれば
死にこそしませんが
二度と、起きあがることはありません……。
Selenana : シャルさんは、
いまにも目を覚ましそうに見えますが
もう20年以上も、夢の中にいるのです……。
Selenana : 大戦終了後に
絶滅した「火輪草」、か……。
Selenana : この本、
彼にはもう必要ないみたいです。
あなた、ご覧になりますか?

だいじなもの:東方本草学の系譜、巻之伍を手にいれた!
東方本草学の系譜、巻之伍

東方で出版されたらしい
本草学の文献。
東西の薬草について
詳細に記されている。


ウィンダス水の区〔S〕 / 鼻の院


(Door:Rhinosteryを調べる)

Dantie-Corantie : ああ、きみ。
え、マジュナジュに用がある?

Maju-Naju : ん? どうしたんだい?
Maju-Naju : え、僕にこの本を……?
Maju-Naju : ……ん?
……んんん?
こ、これは……!!
Maju-Naju : おお、そうか……!
これがそれで……なるほど!
すべて解決するじゃないか……!!

Dantie-Corantie : ……?

Maju-Naju : すごいよ! これは東方の書物なの?
夜長病の治療薬について
ものすごく詳細に書かれている。すばらしい!
Maju-Naju : ……そうか、火輪草だったのか……!
たしかにあの花のエキスなら
うん、そうだな……まちがいない。

Dantie-Corantie : ……? 火輪草?
グロウベルグにたくさん咲いているじゃないか。

Maju-Naju : そうなんだよ!
ああ、なんてすばらしいんだ!
さっそく行ってくるよ!!

Dantie-Corantie : ちょ、ちょっと待ちなよ!
僕らみたいなひ弱なインドア派が飛びだしたって、
グロウベルグまでたどり着けずに
ヤグードの餌になっちゃうよ。

Maju-Naju : ……う、
ぐぬぅぅぅ……でも……。
うぅぅーーん……。



(Door:Rhinosteryを調べる)

Dantie-Corantie : ああ、君か。
マジュナジュったら、今にも
グロウベルグに向かいそうで、困ったもんだよ。
なんとか、火輪草を手に入れてあげたいけど……。


グロウベルグ〔S〕


(???を調べる)

だいじなもの:火輪草を手にいれた!
火輪草

グロウベルグに生えている
美しい花を咲かせる多年草。



(???を調べる)

特に何もないようだ。


ウィンダス水の区〔S〕 / 鼻の院


(Door:Rhinosteryを調べる)

Maju-Naju : あ、あなたはこのあいだの!
火輪草はまだ手に入らないんです……。
Maju-Naju : ……え、ひょっとして、
それは火輪草……!?
採ってきてくれたんですか?
Maju-Naju : ……わぁぁ、ありがとうございます!
これで……ついに……!
Maju-Naju : ……あ、えっと、
さっそく失礼してもいいですか?
研究のつづきをしたいので……。

Dantie-Corantie : あんな嬉しそうな
マジュナジュ、久しぶりに見たよ。
きみ、どうもありがとう。
Dantie-Corantie : 気が向いたらまた
様子を見にきてやってよ。



※ヴァナ0時経過後。

Maju-Naju : ふふふ……
Maju-Naju : ふふふふふふ……
Maju-Naju : ふはははははは!!
やったぞ……
ついに、ついに……!!

Dantie-Corantie : ……あ、マジュナジュ
そ、その高笑いはひょっとして……!

Maju-Naju : ……見てくれよ!
薬が……完成したよ!

Dantie-Corantie : ……わあぁ!
おめでとう! マジュナジュ!

Maju-Naju : あ、見てください!
あなたが持ってきてくれた本と火輪草のおかげで
ついに薬が完成しました!
Maju-Naju : 本当に……
ありがとうございます。
……これで、彼女が……。
Maju-Naju : さあ! こちらへ。
どうか、いっしょに来てください!
Maju-Naju : あぁ、
この日をどんなに待ちわびたことか!
これで、ついに……!

Shahr Yagenmhi : ……う……ん。
Shahr Yagenmhi : ……マジュ、ナジュ……?

Maju-Naju : シャル……!!

Shahr Yagenmhi : 私、目がさめたの……?
それともこれは、夢……?


Maju-Naju : よかった! シャル……!!
この人がね、シャルの病気の
治し方を教えてくれたんだよ!

Shahr Yagenmhi : ……?

Maju-Naju : ああ……!
なんてお礼を言っていいのか……!
あの……、お名前をきかせていただけますか?
Maju-Naju : [Your Name]、さん……。
本当にありがとうございます……!

Dantie-Corantie : (……ねえねえ、きみきみ!)
Dantie-Corantie : (せっかく
お姫さまの目がさめたんだよ?
邪魔モノが居のこるのは無粋ってもんさ。
さあ、退散退散!)
Dantie-Corantie : マジュナジュ、
僕たち、じゃあこのへんで!

Maju-Naju : えっ……!?

Dantie-Corantie : あとでまた来るよ。
じゃあねー!



※ヴァナ0時経過後。

Dantie-Corantie : あ、きみ!
このあいだはありがとうね。
マジュナジュもシャルも元気でやってるよ。
Dantie-Corantie : ……あ!
そういえばきみのこと
ふたりが捜していたんだった。

Maju-Naju : ……[Your Name]さーん!
Maju-Naju : 先日は
本当にありがとうございました。
もう、シャルもすっかり元気です!
Maju-Naju : 彼女の病気は治ったけれど、
僕、いろんな薬の研究を
つづけることにしたんです。シャルと同じように
苦しんでいる他の人たちを、助けるために……!

Shahr Yagenmhi : 私、今とっても幸せです。
もちろん身体が治ったのもそうなんですけど……
Shahr Yagenmhi : でも、もっと嬉しいのは
彼が心から笑顔を見せてくれる
ようになったことなんです……。
Shahr Yagenmhi : 病気だったときは、
心配ばかりかけてしまって、
不安を隠したような笑顔しか
見せてくれなかったのですけど……。
Shahr Yagenmhi : 今ではとてもあたたかな、
そう、まるで太陽みたいな
笑顔を見せてくれるんですよ。


Maju-Naju : ……あの、これ、借りてた本です。
お返しします。ありがとうございました。
Maju-Naju : ……あ、そうだ、それから
お礼もしなくちゃいけませんね!
この間は嬉しいばっかりで、
すっかり忘れてしまって……。
Maju-Naju : これ、僕らからの
ほんの気持ちです。
どうぞ受けとってください。

ミスクチュアを手にいれた!
ミスクチュア
鼻の院特製の混合水薬。その効果は……?

だいじなもの:東方本草学の系譜、巻之伍を手にいれた!


ウィンダス水の区 / 鼻の院


Ramchacha : あら、きみ。
マジュナジュ君に何か用?
Ramchacha : え、この本を
マジュナジュ君に返したいって?
Ramchacha : ふぅん、じゃあ私から渡しておくよ。
でも、これ「夜長病」について
書かれた本でしょう?
彼には必要ないんじゃないかなぁ。
Ramchacha : ……え? だって
マジュナジュ君は、もうずっと前に
治療薬を開発したし、奥さんの
シャルさんの病気も、とっくに治ってるもの。




■関連項目 ウィンダス水の区〔S〕
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最終更新:2015年06月18日 23:46
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