依頼者:
ロムアルド(Romualdo)
/
バタリア丘陵・砲台前
依頼内容:
死んだ父親の声をグロウベルグで聞いた。
確かめに行きたいのだが、
ロムアルドは持ち場を
離れられないらしい……。
Romualdo : 俺は今でこそ
腕前を披露する機会はないが、大戦中は
「バタリア丘陵に、この人あり」と謳われた
名砲手だったんだぜ。
Romualdo : あんたにも
見せてやりたいよ。あのころの俺の勇姿を。
Romualdo : ……はぁ。
また砲撃にもたついて班に迷惑かけちまった。
最近集中力がなくて、失敗つづきだよ……。
Romualdo : 集中できないのは
このあいだ任務で行ったグロウベルグで、
死んだはずの父さんの声を聞いてからなんだ。
Romualdo : 父さんは、もうずいぶん前
グロウベルグでみつかった上質なクリスタルの
調査中に事故で死んだんだが、そのとき俺に
なにか言い残そうとしたらしいんだ。
Romualdo : 父さんは最期に、
なにを言おうとしたんだろう……。
きっと、今でも俺になにかを
伝えようとしているんだ……。
Romualdo : 確かめに
行きたいけど、俺はここを離れられないし……。
ああ、父さんのことが気になって、
いてもたってもいられないよ。
Romualdo : 父さんは最期に、
なにを言おうとしたんだろう……。
Childerich : ん?
ロムアルドという兵士の
親父の声を聞かなかったか、だって?
Childerich : またその手の話か。
そいつの親父は、何年も前に亡くなってるんだろ?
声なんて聞こえるわけねぇよ。
Childerich : あんたの他にも、
死んだ身内の声をこの山で聞いたっていうヤツが
たくさんいるんだよな。
Childerich : 前線への
補給や見回りで忙しいってのに、
勘弁してほしいぜ。
Bhoratz : ロムアルドの父は以前、
ここに立ち寄ったことがある。隊を組み
この山を登るうち、中腹の崖で命を落とした……。
Bhoratz : お主も山を登るつもりなのか?
この山は危険だ。行ってはならん。
Bhoratz : やはり、お主も
私の言うことを聞かぬのだな……。
Childerich : ロムアルドの親父は
もう何年も前に、この山の崖で亡くなってる。
声なんて聞こえるわけねぇよ。
(???を調べる)
風の音に混じって、
人の嘆き声らしきものが、かすかに聞こえる……。
Bhoratz : ……この崖で
多くの者が命を落とした。
Bhoratz : 危険だからと止めたが、
誰も私の言うことを聞いてくれなかった……。
Bhoratz : この声は、亡き者たちの叫びだ。
お主が探している者の声も聞こえる……。
わかるか?
Bhoratz : ……ロムアルドに伝えてくれ。
「お前をひとりにしてすまない」、と……
Bhoratz : ……声はそう言っている……。
(???を調べる)
特に何もないようだ。
Childerich : ん?
ガルカの兵士を見なかったかって?
Childerich : ここにガルカの兵士はいねぇよ。
あんたこの前、ひとりでぶつぶつ言ってたから
変なヤツだと思ってたんだよな。
Childerich : ……でも、待てよ。
何年も前、この展望哨にガルカの兵士が
駐屯してたって話を聞いたことがあるな。
Childerich : そいつは、
山を登ろうとするヤツらを
止めていたらしい。でも、誰も言うことを
聞いてくれなかったんだとよ……。
Childerich : ……もしかして、
あんたが会った兵士は
そいつの幽霊なんじゃ……。
Childerich : オレ、
他の駐屯地に異動したいよ……!!
Romualdo : えっ?
グロウベルグで父さんの声を聞いたって?
Romualdo : からかうのはやめてくれ……。
君に父さんの声がわかるわけないだろう?
Romualdo : ……そんなことがあったのか。
そいつは本当に遺言を伝える幽霊だったのかもな。
Romualdo : ……だって、
その幽霊のメッセージは
間違いなく父さんの言葉だもの……。
Romualdo : 父さんは俺を
男手ひとりで育ててくれた。
Romualdo : そして任務の前、
いつも俺に約束してたんだ。
かならず戻ってくるぞって……。
Romualdo : 父さんは
約束が果たせなかったことを
悔やんでたんだな……。
Romualdo : たしかめてくれて、ありがとう。
俺もその幽霊にいちど会ってみたいな。
Romualdo : 俺、天国の父さんに
心配かけないためにも、がんばるよ。
スマートグレネードを手にいれた!
スマートグレネード
Rare
D42 隔300 飛命-4 追加効果:火ダメージ
Lv54~ All Jobs
Romualdo : 俺、天国の父さんに
心配かけないためにも、がんばるよ。
Romualdo : なに、
グロウベルグで幽霊に会えたかだと?
Romualdo : あんた、なんで
その話を知ってるんだ?
Romualdo : まぁ、いい。
そういえばむかし、幽霊に会ったというヤツに
親父の遺言を教えてもらったことがあったな。
Romualdo : だが、それは
展望哨の山岳兵たちが仕組んだ芝居だったんだ。
俺は、まんまとだまされたわけだな。
Romualdo : 芝居に気づいたのは、
そのあとグロウベルグに行ったときだ。
山岳兵が落とした芝居の台本を、偶然拾ったんだ。
Romualdo : 腹が立たなかったかって?
まぁ、普通はそうだよな。
Romualdo : だが、
芝居はヤツらなりの思いやりだったんだよ。
遺族の迷いを断ち切らせるためのな。
Romualdo : ……そうそう、台本には
「追憶の風に抱かれて」なんていう
クサいタイトルまでついてたんだぜ。
まったく、笑っちゃうよな。
Romualdo : 台本には
「追憶の風に抱かれて」なんていう
クサいタイトルまでついてたんだぜ。
まったく、笑っちゃうよな。
Childerich : あんたもしつこいな。
ガルカの兵士なんて、知らないって
言ってるじゃねぇか。
Childerich : なに?
オレたちが芝居を打ったって?
変な言いがかりはよしてくれ。
??? : おい、ちょっと来てくれ。
Childerich : !!
Childerich : お、おう! いま行くよ!
Childerich : ほら、仕事の邪魔だ。
あっちへ行けって!
Childerich : どうしても
そこを動かないつもりだな。
オレたちが芝居を打ったっていう証拠でもあるのか?
Childerich : 台本?
そんなもの知らないな。
タイトルまでついてるって?
それなら、なんてタイトルか言ってみろよ。
選択肢:タイトルはなんですか?
>>風のくれたメッセージ
Childerich : 「風のくれたメッセージ」?
オレだったら、もっとマシなタイトルをつけるぜ。
>>風の中の妖精
Childerich : 「風の中の妖精」?
ガルカの幽霊が妖精ってわけかよ。笑っちまうぜ。
>>追憶の風に抱かれて
Childerich : ど、どうして、それを……!
Childerich : わかった、正直に話すよ。
Childerich : お前がみた
ガルカの兵士は、幽霊なんかじゃない。
ここに駐屯している、オレの同僚だ。
Childerich : 崖で、
人の嘆き声に似た風の音が聞こえただろう?
あれを死んだ肉親の声と誤解して、
ここを訪れる兵士が跡を絶たないんだ。
Childerich : でも、想いはいつか
断たなきゃならないだろ? いまは戦争中なんだ。
戦場での兵士の雑念は、命取りだしよ。
Childerich : ……だから、
あいつとひと芝居打つことに決めたんだ。
このことは内密にしてくれよ。
Bhoratz : なんだ、
本当のことを話してしまったのか。
Childerich : えっ!?
お前、どうしてそっちから現れるんだよ!?
Bhoratz : どうしてって、
見回りから帰ってきただけだが……
どうした? びっくりした顔をして。
Childerich : だって、お前
さっきまで展望哨の中にいたじゃねぇか!
オレと話してただろう!?
Bhoratz : 何を言ってる。
俺は、ずっと山を歩いてたぞ。
Childerich : じゃあ、
さっきオレが会話した相手は
いったい誰だったんだ……!
Childerich : おい、お前
オレにまで芝居するのはやめてくれよ。
なぁ、そうなんだろう……?
Bhoratz : 芝居?
さっきから変な芝居をしてるのはお前だろう?
Childerich : いや、これは芝居じゃないって!
たのむよ、芝居だって言ってくれよ。
Childerich : ……おかしいなぁ。
たしかにアイツと話してたんだけど……。
■関連項目
バタリア丘陵〔S〕
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最終更新:2015年07月02日 00:07