Abquhbah : んん~、仕方ない!
[Your Name]中尉にだけは
こっそり教えてあげますー。
Abquhbah : ええとですね、それでは
サラヒム社でも僕しか知らないはずの
とびっきりの情報を教えないとー。ナジャ社長の
本名はナジャ・ゾワンっていうんです!
Abquhbah : 姓がゾワンっていうことは
ゾワ王国の王族ってことで……なんと!
社長は姫さまだったんです~。ふひー!
Abquhbah : ゾワ王国は南海に浮かぶ島国。
皇国の英雄バルラーンさまの腹心
コジャ・ゾワンさまを祖とし、代々皇国の
南海の護りを任されてきた譜代の国なんです。
Abquhbah : それでナジャ社長……いえ、
おてんばナジャ姫さまは皇国が蛮族の脅威に
さらされていることを知り、兵を率いてはるばる
皇都まで渡ってきたらしいんですけど……
Abquhbah : それが、どうして
今は傭兵会社の社長におさまっているのか?
その辺りの経緯は、まだ僕にもさっぱりですー。
Abquhbah : ……なんでそんなことを
知ることができたのかって?
Abquhbah : やだなぁ、
そんなのナジャ社長を尾行したからに
決まってるじゃないですかー。
Abquhbah : でも、深夜に
茶屋で若い男を3人もはべらせて
親しげに思い出話をしている社長なんて
ホントは見たくなかったですー……ううう。
最終更新:2013年04月17日 00:02