墓所の秘密

A Grave Mistake
進行内容
 墓所があるララ水道は、
 風水術を利用した巨大な封印の施設だという。
 イキ・アスカモットによれば、その術が
 別の術へ書き換えられてしまったようだ。
 調査を頼まれたため、ララ水道を調べよう。


東アドゥリン / アドゥリン城門前


(Ploh Trishbahkに話しかける)

Arciela : あっ、[Your Name]!
よかった、フレミラの言伝を聞いて
きてくれたのですね。
Arciela : 先の地震で、
地下水路のあちこちが壊れたって報告があって……。
草騎士家が大騒ぎになっているんです。
Arciela : なんでも、
『水の流れが変わってしまった』とか。
Arciela : えっ?
どういう意味かって?
Arciela : それが……
わたしにも、よくわからなくて。
Arciela : 草騎士家の方が、
今から詳しい事情を話に来るんです。
あなたもいっしょに来てください。

選択肢:どうする?

>>草騎士家?
  Arciela : ええ、そう。
  現当主のイキ・アスカモット様がこられるの。
  文務大臣も務められてる方よ。知りませんか?
  Arciela : 実はね、カミールの報告のあと
  風水士でもあられるイキ様とリファーリアに
  行ってきたんです。

>>わかった
  Arciela : 実はね、カミールの報告のあと
  風水士でもあられるイキ様とリファーリアに
  行ってきたんです。

Arciela : 言葉だけでは伝えきれないものって
どうしてもあると思ったから。
Arciela : それからかな、イキ様が
わたしによくお声掛けしてくれるようになったのは。
Arciela : それまでどこか、よそよそしいというか
元々寡黙な方だから、わたしもその……
Arciela : 正直、どう接していけばいいのか
迷ってたところもあったんです。
歩み寄るってことを、わたし自身ずっと避けてた。
とてもだいじなことなのに……。
Arciela : でも、あなたと出会ってから
わたし、たくさんのことを知りました。
そのおかげで、気づけたって……。
そんな気がするんです。
Arciela : ……あ、ごめんなさい。
そろそろ、いきましょう。

Lhe Lhangavo : ふぅー。
まだ始まらないのかい?
こちとらワークスの仕事もたまってるんだ。
さっさとはじめてくれないかねぇ。

Margret : まあまあ。
貴重な時間を割いて、こうして招集されたのだし、
興味深い話が聞けるかもしれないよ?

Lhe Lhangavo : ハッ!
だといいんだけどね。

Arciela : ……何が起こったのか、
お話いただけますか、イキ様。

Ikhi Askamot : よくない知らせ。
……水路が壊れた。

Chero-Machero : ひどい地震だったもんなー。
ま、壊れたら、また造りゃいいだろ。
Chero-Machero : 予算さえもらえりゃ、
さっさと建築屋に頼んで修繕を始め……。

Ikhi Askamot : 万物は流転するもの。
形あるものは壊れる。それは……必然。
Ikhi Askamot : 壊れたことが……
よくない……ことなわけじゃない。

Chero-Machero : は?
なに言ってんの?
Chero-Machero : イキ、おまえさ、
もうちょっと他人にわかるようにしゃべってくれよ!
仮にも、草騎士家の当主様だろ、おい。

Ikhi Askamot : ……。
ごめん……なさい。

Chero-Machero : ああもう!
怒ってるわけじゃねえっての。
もうちょい胸張ってしゃべれって言ってんだよ。
Chero-Machero : おらおらおら。
で、何が言いたいんだよ!
早くしゃべれ。
Chero-Machero : すぐしゃべれ。
Chero-Machero : いましゃべれ!

選択肢:どうする?

>>後ろから蹴り飛ばす
+ ...
Arciela : [Your Name]?
なにをしようとしているの?

Chero-Machero : な、なんだよ?
俺の後ろに立って、なにをするつもりだ?

>>黙らせる

Chero-Machero : お、おい、なにすんだよ。
もごごごご。
Chero-Machero : く、口を塞ぐなんて……
もごもご!
Chero-Machero : うーうーうー。


Hildebert : まさか……イキ殿。
風水の術が破れた、と。

Arciela : 風水の術……?
どういうことですか、イルドベール様。

Hildebert : む……うむ。
今さら隠しても始まらんか……。
Hildebert : イキ殿。
話して、よいな?
Hildebert : ユグナス殿が……
暗殺されかかったときを覚えておりますかな、
アシェラ殿。

Arciela : はい……。

Hildebert : ユグナス殿の姿がリフキンへと
変化(へんげ)させられたのを見たあのとき、
わしはオーグスト王の呪いを疑った。
Hildebert : それは、わしが
大遠征の時代の歴史を学んでおったからだ。
Hildebert : 大遠征の時代。
オーグスト王は、当時のアドゥリン王を初め、
名家の当主たちの夢枕に立ち、
ウルブカへの遠征をやめるように警告した。
Hildebert : これがきっかけになり、
遠征は中止になった。
Hildebert : それだけでなく、
時の王はアドゥリンの街の地下に
オーグスト王の墓所を新たに造って
念入りに初代王の御霊を弔った。
Hildebert : まあ、ここまでは、
みなが知っていることだな?
Hildebert : [Your Name]殿も、
よろしいかな?

選択肢:なんという?

>>もう1度説明を頼む
  Hildebert : む、わかりました。
  よくお聞きくだされ……。

  ※再度説明が始まる。

>>はい

Hildebert : ……御霊を弔うため、
というのは真実の半分なのです。
Hildebert : おそらく、
当主ではないアシェラ殿は知らされていない。
だが、ここに至っては、お聞かせするべきでしょう。
Hildebert : 歴代当主に
密かに語り伝えられてきた
王の墓所に関する真実を……。
Hildebert : [Your Name]殿も
聞いてくだされ。
ただし、他言は無用に願います。

Arciela : [彼女/彼]は
信頼して大丈夫です。

Svenja : では、真実の残り半分とは?

Hildebert : 墓所の置かれているララ水道は
風水術を利用した巨大な封印の施設なのです。

Arciela : 封印って……まさか、
初代王の魂をということですか?


Hildebert : 初代王の魂か……
もしくは思念のようなものが、
アドゥリンの街へと影響を及ぼせるのは確かでした。
Hildebert : 当主たちの
夢枕に立ち、警告を与え……。
警告を無視すればさらなる罰を与えるぞ、と。
Hildebert : はじめは開拓疲れからの幻と
嘲笑されていたのですが、
時をおかずに流行病の発生。
Hildebert : 当主らの間で不幸も重なり
「王の呪い」という、目に見えぬモノへの恐怖は
瞬く間に広がって、国は騒然となったそうです。
Hildebert : そこで当時の王は、
街そのものを利用して、
巨大な退魔の結界を張ることにしたのですな。


Arciela : 街そのものを利用して……。

Hildebert : 生活のための水路を造る、
という名目でね。
Hildebert : けれど、それは表向きの理由。
実際には巨大な水路そのものが、
風水術的な仕掛けをほどこした魔法装置なのです。
Hildebert : 初代王の墓所を
中心として広がる、云わば魔法障壁ですな。
だからこそ、あのように迷うほど複雑なのですよ。


Arciela : (カミールで、モリマーさんがいってた
ふういんそうちって……このことだったんだ。)

Hildebert : 封印施設の建築の指揮を執ったのは、
当時の風水家の当主でした。
水の流れ風の流れのみならず地勢を計算しつくして、
街の地下に巨大な退魔陣を描きあげたのです……。
Hildebert : 地下水路の水は、
ただ流れているのではない。
魔道士が魔法をかけるときの手の動きと同じ。
Hildebert : 決められた流れに従って、
魔法的な意味をもって流れているのです。
邪悪を退け、街へと入れないために。

Arciela : オーグスト王のことを
そこまで恐れていたのですね……。
建国の父だというのに……。

Hildebert : 大きな力は、
それが良いものであっても、怖いもの。
Hildebert : ともあれ、
魔法装置は以後よく働いていたように思えました。
凶事がそれ以上起こることもなく、
平和が戻ってきたのですから。

Ikhi Askamot : それが──壊れた、の。

Chero-Machero : だーかーら!
壊れちゃ何がまずいのかってーんだよ!
壊れたら直しゃいいじゃんか。
Chero-Machero : 慎重派はこれだからなー。
そんな姿勢だから、
進む話も前に進まないんだってーの!

Gratzigg : ……。

Chero-Machero : ここはひとつ
潤沢に予算をぶっこんで、だな!
Chero-Machero : やろうぜ、すぐやろうぜ、
ちゃっちゃと金かけて──。

選択肢:どうする?

>>後ろから蹴り飛ばす
+ ...
Arciela : [Your Name]?
なにをしようとしているの?

Chero-Machero : な、なんだよ?
俺の後ろに立って、なにをするつもりだ?

>>黙らせる

Chero-Machero : お、おい、またかよ、
ちょっと待てって。
もごごごご……もごもご!
Chero-Machero : うーうーうー。

Ikhi Askamot : じゃあ、言い直す……。

Arciela : ……?

Ikhi Askamot : 呪術の経路が
書き換えられた。

Arciela : 書き換え……。
……えっ!?

Ikhi Askamot : 少し……待ってて。
これからの説明……準備、必要……。


Ikhi Askamot : これ……は。
Ikhi Askamot : 風水盤と呼ばれる、
気の流れを読むためのもの。
街の地下にあるものと同期させてある……。
Ikhi Askamot : ほら……。
Ikhi Askamot : 同期が外れている。
たぶん……術が別の術に変えられている。
Ikhi Askamot : でも、これ以上はわからない。
直接……行って、確かめないと。

Arciela : 直接ですか?
でも、あそこの奥は魔物が……。

Svenja : それならば、
[彼女/彼]に頼んだらどうかしら?

Hildebert : なるほど。
[Your Name]殿なら……。

Svenja : この話、
外に漏らすわけにはいきません。
この中の誰かが行かざるを得ないのです。
Svenja : [Your Name]……。
あなたの今までの活躍、
わたしは決して偶然とは思っていませんよ。
Svenja : アシェラの
信頼を得たあなたならば、
ここにいる誰も異を唱えないでしょう。

Hildebert : 満場一致のようですな。
Hildebert : [Your Name]殿。
水路の件、よろしく頼みましたぞ。

選択肢:どうする?

>>急用が……
  Svenja : [Your Name]。
  そこをどうか、お願いします……。

>>わかった

※イベント終了。



Ploh Trishbahk : ……十二名家から、
ララ水道の調査を頼まれたのですか。
Ploh Trishbahk : この頃、頻発している地震で
水路が傷んでいなければよいのですが……。


ララ水道



>>通常時
+ ...
Stout Weir : ララ水道は、
アドゥリンにとって大事な場所だ。そのことを
君たち開拓者も、よく覚えておいてくれ。

Stout Weir : この奥のほうで
閃光が見えたと思ったら轟音が鳴り響いたんだ。
いやあ、さすがに驚いたのなんの。
Stout Weir : いまはちょっと濁ってるくらいだけど
落ち着くまでしばらくはひどいもんだったよ。
Stout Weir : ああ、そうだ。
これさ流れてくる木材に紛れてたんだ。
あまり考えたくないけど、これは信管の破片じゃ?
一体誰がこんなことを……。

だいじなもの:信管の破片を手にいれた!
信管の破片

ララ水道で見つけた破片。
爆発物の一部のようだ……。




>>通常時
+ ...
Sainene : ここへ何用ですか?
部外者は立ち去りなさいな。

Sainene : パッと見ではわかりませんけれど、
ずっとここにいた者になら、すぐわかります。
大きな揺れのあと、水の流れが確かに変わりました。
Sainene : 他のところでは、
爆発音が聞こえたという話ですし……。
おそらく、大変なことになってるのでは
ないでしょうか。
Sainene : 問題のあった箇所を探すだけでも
ここでは骨が折れます。修繕改修となれば、
ああ、どれだけの人と時間が必要になるやら。



(Waterways Overlookを調べる)

覗き込んで見ると、
僅かに濁った水が奥から流れてきている。
どうやら、この奥の水路が壊れているようだ……。


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最終更新:2015年01月30日 11:06
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