すべてを見通せし冒険者よ、
失われた真実を知るべきときがきた。
ヴァナ・ディール全土を駆け巡り
世界を蝕む根源を見つけ出すのだ。
Gumbah : 困るなあ、コーネリアのねえちゃんは。
ひとり勝手にヒュームのお偉いさんへ
直訴するだなんて。
Gumbah : 価値観なんて人それぞれ。
理想なんてそれこそ、種族それぞれじゃない?
選択肢:理想なんて種族それぞれ?
>>そのとおり
Gumbah : そうだよね。
冒険者さんならわかってくれると思ったよ。
>>そうでもない
Gumbah : そうかなぁ?
冒険者さんならわかると思ったのに……。
>>何の話?
Gumbah : ……ああ、ごめんごめん。
何の話かっていうとね……。
Gumbah : 実はさ、コーネリアのねえちゃんが
ガルカの子供も、ヒュームの子供と同じような
教育を受けるべきだって言い始めたんだ。
Gumbah : この国で、
ヒュームとガルカの溝を埋めるには
「子供の時から対等じゃないとダメだ」って、ね。
Gumbah : でもさあ、ガルカの子供は確かに
学校には行っていないけど、読み書きとか
必要なことは一通りできるんだよ?
Gumbah : ボクたちは転生の旅から戻ってきた後、
大人のガルカたちからいろいろ大事なことを
教えてもらうから。
Gumbah : 例えば、ガルカとしての生き方とかね。
??? : ……ガルカからしか学べないこともあるって
私だって、わかっているわ。
Gumbah : ああ、コーネリア……
Cornelia : でも、同じように
ヒュームからしか学べないこともあるわ。
Cornelia : それに、学校っていうところは
読み書きや計算をはじめとした
「勉強」をするだけの場所じゃないのよ。
Cornelia : 先生やお友達と一緒に
いろんなことをして、経験を共有することで
絆を作るところでもあるの。
Gumbah : 絆、か。
一方的な押し付け、じゃなくて?
Cornelia : ちがうわ。
だって……
Gumbah : 何をいってもボクには
ヒュームが、ガルカの子供まで
管理したがっているように聞こえるけどね。
Cornelia : ちがうわ!
私は……
Gumbah : ……って、ごめん、言い過ぎた。
ちょっとボク、この頃、夢見が悪くてさ。
Gumbah : 冒険者さんもいるし、話を変えようよ。
ねえちゃん、何か用事があってここに来たんでしょ?
Cornelia : ……。
ええ……。
Cornelia : 実は、
ツェールン鉱山で働いている人から
「ガルカの子供が鉱山の中をうろうろしてた」
っていう話を聞いたの。
Cornelia : それって、転生したばかりの
ガルカなのかもって思わない?
Gumbah : もしそれなら、一大事だ!
大人たちのところへ行って
いろいろ尋ねてみなきゃ!
Cornelia : 私は、その子が心配だから
一足先に行っているわ。
Gumbah : あっ、コーネリアのねえちゃんったら!
危険かもしれないのに……!
Gumbah : 冒険者さん、
ねえちゃんを追いかけてくれない?
Gumbah : あの様子だと、
ツェールン鉱山の中まで
入っていっちゃうかもしれないから。
Gumbah : ボクも後から行くつもりだけど……
もしも、鉱山の中でガルカの子供を
見かけたら声をかけてみて。頼んだよ。
Gumbah : 冒険者さん、
ねえちゃんを追いかけてくれない?
Gumbah : あの様子だと、
ツェールン鉱山の中まで
入っていっちゃうかもしれないから。
Gumbah : ボクも後から行くつもりだけど……
もしも、鉱山の中でガルカの子供を
見かけたら声をかけてみて。頼んだよ。
■関連項目
蝕世のエンブリオミッション
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最終更新:2020年08月11日 10:16