命の洗礼

The Rites of Life
遠い海上に、突如現れたバハムート。
そして謎の施設に現れた少年。
少年の方は、ジュノ上層の医者の
もとに運ばれたようだが……。


デルクフの塔下層


Wolfgang : いいか、冒険者たち!
デルクフの塔には近づくな、危険だ!




??? : 北のラインから……
膨大なエネルギーが逆流してきています!

??? : なんだと!




Bahamut : ヴァナ・ディールよ!
我が一族よ! 我が名は真龍の王バハムート!
Bahamut : 現れるときが来た!
世界の終わりに来る者が……!
Bahamut : 今こそ聖戦のとき!
我が下に集え! 神の血を流すがため!




Crooked Arrow : ……ここで足止めだなんて、
我々を信用してないというのか。なめられたものだ。

Wolfgang : 私語は慎め。
待機命令は、休憩を意味するわけじゃないのだぞ。

Crooked Arrow : ハッ、申し訳ありません!

Wolfgang : しかし……、
この先でいったい、なにが?
機関の要請で駆けつけたものの……

※扉からエネルギーが迸り、壁に叩きつけられるWolfgang。

Wolfgang : な、なんだ、今のは!
各自、戦闘態勢に入れ!

Neraf-Najiruf : 隊長、今の衝撃で扉が!

Wolfgang : よし、俺に続け!
これは非常事態だ!



Wolfgang : これは!?
Wolfgang : 誰もいないのか?
ここでいったい、なにがあった?

Pherimociel : 隊長!

Wolfgang : なんだ?

Pherimociel : 人が……、人が倒れています!

Wolfgang : おい、大丈夫か!?


Wolfgang : 息はしている……。
彼が、ここでの出来事を知っているかもしれんな。

Pherimociel : ……どうしましょう、隊長?

Wolfgang : 誰か、モンブローを……
いや、上層の医者を呼んでこい!


ジュノ上層 / モンブロー医院


Wolfgang : どうだ、容態は。

Monberaux : 特に、外傷はないようだけど……、
実のところはよくわからない。

Wolfgang : よくわからないというのは、
どういうことだ?

Monberaux : ……。
患者に関することはたとえ君でも言えない。

Wolfgang : とりあえず、そいつは重要な証人だ。
目が覚め次第、連れていかねばならん。
まだ目は覚めないのか?

Monberaux : いや……。
Monberaux : でもウォルフ、あの部屋はいったい?
デルクフの塔にあんな施設があったなんて……。
あそこでジュノの研究者がなにをしているのか
君は知っているのかい?

Wolfgang : おまえは知らなくてもいいことだ。

Monberaux : そうか。
たしかに知らない方がいいこともある。
例えば患者の病が不治の場合なんてのはね。
でも、もしそうでなければ……

Wolfgang : ジュノに病など、ないさ。

Monberaux : ……。
では質問を変えるよ。
Monberaux : あの時、いったい何が起きたんだい?

Wolfgang : さぁな。それを調べるために
その少年の目覚めを待っているんだ。
Wolfgang : しかし、その少年がただ眠っている
だけだというのなら、ここにいる必要はないな。
すぐにル・ルデの庭へ運び入れる手配をしよう。 



Monberaux : ああ、君か。
ちょっといろいろあってね、時間があれば
お茶ぐらい出して君の冒険の話でも聞かせて
もらいたいところなんだけど。
Monberaux : そうそう、北のシュ・メーヨ海の
沖のほうでなにかおかしなことが起きたという噂を
知ってるかい? このところなにやら気になる噂
ばかりでね……。

Leillaine : モンブローさん、
なんだか外が騒がしいようですよ?
さきほどの方が、またお見えになったのでは?

Monberaux : ふぅ、まったく連中ときたら
相変わらず自分のことしか考えてないな。
Monberaux : すまないけど、
来客があったようだ。席を外させてもらうよ。




Nag'molada : ……それが知りたいからこそ、
その少年とやらを目覚めさせる必要があるのです。

Monberaux : あの患者は絶対安静です!
たとえあなたの命令でも、従えません!

Wolfgang : さぁ、少年をル・ルデの庭へ
運び入れるのだ。

Monberaux : 待ってください、
彼をどうするつもりなんです?
私の患者に勝手は許しません!

Wolfgang : どうした!
……!?


Crooked Arrow : 消えた……!?

Wolfgang : クッ、何をしている!
ここいら一帯を封鎖しろ!
ネズミ一匹逃すな、必ずどこかに姿を現すはずだ!

Nag'molada : あの少年、どこかで見たことが……。

Monberaux : いったい、どうなってるんだ?
とても起きあがれそうになかったのに。
……医学の常識を超えている。
Monberaux : お騒がせしました。
くわしくお話したいところですが、
私にも、なにが起こってるのかさっぱりです。
Monberaux : ?
どうしたんです、顔色が悪いですよ。
Monberaux : なんともないのならいいのですが。
Monberaux : おや、そのアミュレットは
あの少年のものですね? え、あなたに渡した?
ふぅむ……。
Monberaux : それはあなたが持っていた方が
よさそうですね。なにかの手がかりになる
大切なものかもしれない。それに……
Monberaux : いえ、何でもありません。
Monberaux : さぁて、どうしましょうか。
いつものようにル・ルデの庭に巡回に行けば、
いくらかは話が見えてくるかもしれませんね。
上はここよりも騒がしいかもしれない。

だいじなもの:不思議なアミュレットを手にいれた!
不思議なアミュレット

謎の少年から渡されたアミュレット。
持っていると不思議な気持ちになる。



Monberaux : 医学的見地から
言わせてもらえば、あの少年が目覚めたことは
奇跡に近い……。いったいどうして……。
Monberaux : それよりも、ウォルフガングは
あの少年をどうするつもりなのでしょう。
Monberaux : ル・ルデの庭に巡回に行けば、
いくらかは話が見えてくるかもしれませんね。
上はここよりも騒がしいかもしれない。


命の洗礼 >>> 楼閣の下に

■関連項目 プロマシアミッション
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最終更新:2013年08月30日 00:02
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