Confessions of a Bellmaker
依頼者:
???
/ リヴェーヌ岩塊群・壊れた石碑
依頼内容:
鐘楼とともに壊れてしまった鐘の
美しい音をふたたび聴きたい。
鐘を直す方法を見つけてきてほしい。
(Stone Monumentを調べる)
??? : あ~ぁ。
なんだっていうんだろう?
??? : せっかく、
静かで穏やかな場所だったのに。
??? : 鐘楼が真っ二つじゃないか。
おまけに、鐘まで壊れてしまっている。
??? : そこのきみ。
??? : きみになら、分かるだろう?
ぼくは、見てることしかできないのさ。
??? : 見えているんだろう? ぼくのこと。
ぼくにも、きみが見えているよ。
??? : ふふ。なんでだろうね?
??? : 美しい音を聴いているとね、
すべてが小さなことに思えてくるんだよ。
時が経つこととか、いろいろなことがね。
??? : あの鐘が鳴ると、澄んだ音色が広がっていって、
ぼくの気持ちをとても穏やかにしてくれてたんだ。
??? : いつまでも、
ずっとこのままなんだと思っていたよ。
??? : ぼくのすべてがここにあるんだ。
ここから、……離れられないんだ。
??? : わかるかい?
??? : もしかして、きみなら
あの鐘を直す方法を見つけられるだろうか?
??? : 君にも、あの鐘の音を聞いてほしいな。
??? : そうだ。これを君に渡しておくよ。
緑の石飾りがついている羊皮紙の巻物なんだ。
??? : これに、記されていることが、
鐘を直すためのヒントになるはずだよ。
??? : 一応、読んでみるよ。
??? : ……バスてィ? ……ルド。
ゴールド、スミしんぐ……? かなぁ?
??? : 模様がたくさん書いてあって、読みにくいなぁ。
きみにはこの意味がわかるかい?
??? : 鐘を直す方法を見つけてくれると信じて、
……きみを待つよ。
だいじなもの:美麗な巻物を手にいれた!
美麗な巻物
上質な羊皮紙に、
複雑な模様が描かれている。
留め具につけられた石飾りが
美しい緑色に光る。
Reinberta : あら!
ちょっとそれ、見せてくれないかしら?
Reinberta : 綺麗な巻物ねぇ。
Reinberta : ふぅ~ん……。
そうだわ。間違いないわ。
この留め金の細工には、見覚えがあるの。
Reinberta : これを見てくれるかしら?
美しい装丁の本でしょう?
Reinberta : とりわけ素晴らしいのは、
この留め飾りよ。石の緑色も見事でしょう?
Reinberta : これはね、日記なのよ。
その巻物を記した人が遺したものだと思うわ。
ほら? 同じ筆跡よ。
Reinberta : 少し、読んであげましょうか?
名前はたしか……、アルバナスというみたいね。
Reinberta : 対称的で優美な曲線……。
繊細にきらめく細工……。
…………………………………………………………………………………………
Albanus : そして……、
この美しい音を奏でる合金。
Albanus : 3つが揃ってはじめて、
理想の鐘ができるのだろう。
Albanus : いつか、この鐘の音が
響き渡る日がくることを想像すると、
……胸がくるしくなる。
Albanus : もっともっと、
できるだけのたくさんの技術を、
習得しなければならないのだろう。
Albanus : 学ぶことは多く、
新しく借りたぼくの部屋は、
片付けることができないままだ。
…………………………………………………………………………………………
Reinberta : と、まぁ、こんなことが、
毎日毎日メモしてあるわね……。
Reinberta : このコの生真面目さが心配よ。
職人って、ただマジメに仕事をすれば
いいってものでもないわ。
Reinberta : 広い意味での遊びも必要なのよ。
Reinberta : わかるかしら? あなたに。
Reinberta : 鐘を直すのには、
この合金とやらが必要でしょう?
Reinberta :
北サンドリアの鍛冶ギルドが
うってつけよ。あそこの親方なら
いろいろと知っているにちがいないわ。
Reinberta : でも、
素直に教えてくれるかどうかはわからないけれど。
Reinberta : あの人、昔っから意固地なのよ。
会うたびに、私につっかかってくる感じ。
Reinberta : いやになっちゃうわって思うけれど、
……かわいいのよね、そこが。
Mevreauche : ん? 何か用か?
アルバナスと鐘に使われている合金?
Mevreauche : ……レインベルタのやつがか?
どれどれ、その巻物を見せてみい。
Mevreauche : ふん。洒落てるのぅ。
あいつの好みそうな柄じゃわい。
Mevreauche : ふむぅ。
Mevreauche : そうじゃそうじゃ! 知っておるよ。
Mevreauche : 彼はじゃな、
ミンストレルメタル(Minstrel Metal)の製法を
知っておった最後の職人じゃよ。
Mevreauche : ミンストレルメタルはのぅ、
インゴットの状態でも、叩くと、
えもいわれぬ美しい音色がしたそうじゃ。
Mevreauche : また、製錬するときの音が、
一曲の調べのようだったとも聞いておる。
Mevreauche : しかしじゃな、
今ではその製法が失われていてのう。
Mevreauche : この巻物に描かれておる図柄が、
暗号化された製法じゃろうて。
これを解くのはちょっとばかり難しいのぅ。
Mevreauche : ……じゃがな、冒険者さんよ。
Mevreauche : このアルバナスという男については、
ちょっとした話が伝わっておるんじゃよ……。
Mevreauche : 彼は、寝ても覚めても
鐘作りに没頭しているような、
職人の鑑ともいえる青年だったのだそうじゃ。
Mevreauche : いつものように
作業台に向かっていた夕暮れ時に、
ひとりの美しい若者が訪ねてきたらしい。
Mevreauche : 若者は、ミンストレルメタルの音色に
引き寄せられたと言い、そのまま
彼の部屋に居つくようになったのじゃ。
Mevreauche : 初めは戸惑いを感じたものの、
アルバナスは次第に青年に惹かれていったのじゃ。
……なぜなら、
Mevreauche : その青年の求めるがままに
ミンストレルメタルに加工を加えていくと、
音の響きが次第に増していったのだそうじゃ。
Mevreauche : しかしな、この2人は、
ある日を境に、忽然と姿を消してしまったんじゃ。

Mevreauche : その理由は、
青年が理想を求めて新天地へと旅立ったからとも、
Mevreauche : ……何かに
とり憑かれていたからじゃとも言われておる。
Mevreauche : 姿を消す直前の青年の面差しは、
それはそれはひどいものじゃったらしい。
Mevreauche : 職人ってものはじゃな、
作りあげたもので人を魅了しても、
Mevreauche : 自分自身が
それに心奪われることなどあってはならんのじゃよ。
Mevreauche : どうして青年の顔色が
酷くなったのかじゃと?
Mevreauche : おまえさんは、今の話の
いったい何を聞いておったのじゃ!
Mevreauche : ……心をこめて作ったものには、
……いつのまにか、何かが宿るものじゃよ。
Mevreauche : わしにも、未だによくはわからん。
それを精霊と呼び、喜ぶ輩もおるが……。
Mevreauche : しかし、
人の情念から生まれ出たものじゃ。そんなような
かわいげのあるもんでもないと思うがのう。
(Stone Monumentを調べる)
鐘を作った者の銘として、
アルバナス(Albanus)と刻まれている……。
碑文には、つづきがあるようだ……。
??? : やあ。よく戻ってきたね。
何か、わかったことはあったかい?
??? : ぼくはね、きみが戻ってくるのを
すごく楽しみにしていたんだよ。
??? : きみのような人は珍しいからね。
??? : それに、人から話を聞くというのも、
実はものすごくひさしぶりなんだ。
??? : さぁ。教えくれるかい?
あの鐘の音を、もう一度聴くための方法を。
??? : ……それが、きみの知ってしまったことの
すべてなんだね?
??? : ぼくのような者の気持ちなど、
きみには、とうていわからないだろう?
??? : もう、……何もかもが
元のようには、戻らないのだろう。
??? : ぼくがここにいる意味も消えてしまったようだ。
??? : きみが、……消してしまったんだよ……。
??? : 二度と話しかけないでくれたまえ。
きみに何をするか、わからないよ……。
(Stone Monumentを調べる)
嫌な気配がした……。
[Your Name]は、Arcane Phantasmを倒した。
(Stone Monumentを調べる)
??? : ここは……?どこだろう……?
Albanus : ふぅ。……ようやく
思い通りの音に近づいてきたみたいだ。
??? : あの人は誰だろう?
……ぼくのことを、……見てた……?
Albanus : よし。今日はこのくらいにしよう。
Albanus : ……うわっ!
君は、いつからいるんだい? というよりも、
……どこから入ってきたんだい?
??? : わからないんだよ。
??? : でも、その、
綺麗な音が聞こえてきたんだ。
そうしたら、いつのまにかここにいたんだ。
Albanus : どうして、
手を休めることができないんだろう?
Albanus : この鐘のこと、
……あいつのことが頭から離れない。
Albanus : あいつの声が、耳に響いてくる。
Albanus : …………。
今は考えるのはよそう。
Albanus : そうさ。まずは、
この鐘を仕上げることが先決だ。
考えるのは、その後でもいい。
Albanus : きっと遅くはないだろう……。
Albanus : なぜもっと早くああしなかったんだろう?
Albanus : あの場所に置いておけば、
もう、あいつが現れることもないはずだ。
Albanus : 設計図も、ここに置いてゆこう。
そして、この鐘の音の届かぬ地に暮らそう。
Albanus : でも、あいつの……いや、この鐘のことを、
忘れることなど、決してできないだろう。
Albanus : ……いつまでも……。
ミンストレルダガーを手にいれた!
ミンストレルダガー
Rare Ex
D14 隔183 CHR+5 回避+3
Lv38~ 戦黒赤シナ暗獣吟狩侍忍竜召学
最終更新:2014年10月28日 13:04