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影焉編も後半に差し掛かった。
パッケージイラストは、[[《蒼神龍ホープスター・トウエルブ》]]。
*Story
‐十年前‐
「ねぇ、ナナ。昴君、また花札の大会で優勝したんだって!」
「そりゃすごいけどさ、なんか最近恵、昴の話ばっかりだよ。もしかして…」
「いや、ちょっ、誤解だよ!何言ってんの!!」
「何が誤解だって?私、もしかしてとしか言ってないんだけどぉ?」
「あっ…。」
ナナと恵は比較的逆の性格の割には、いつも一緒にいた。
「じゃ、二分前なので席につきなさーい、あらよ!」
「まじかよ、次、凝戸先生の授業だ…ねみぃんだよなぁ。いいよな、具留は。ノートの隅に夢物語ばっか書いても成績いーんだからよ。」
「そうか?俺は昴が羨ましいや。勉強は中の中でも、友達は沢山いるし、花札は強いし、女子にはもてるしよ。俺なんて、好きな人一人とも話せねぇってのによ。」
「じゃ、この英文和訳できる人、じゃ、森野さん。てやんでぇ!」
「夢を持ちましょう。そうすればきっと、心のどこかに希望の花が咲くでしょう。」
「綺麗な訳ですね!流石英語の神様!どっこらしょ!」
2人はじっと、恵の方を見ていた。
「夢、かぁ…。」
「夢、ねぇ…。」
「流石恵!今日は輝いてたよ!」
「あのさぁ、ナナ、具留の幼なじみでしょ。だったら、昴が私をどう思っているか聞いてもらえるように頼んでくれない?」
その時、ナナは2つの交錯する思いを抱え込んでいた。
‐数日後‐
「では、今日の日直の闇川さんと森野さんは、ソフトボールを運んで下さい。」
闇川昴と森野恵。その2人は出席番号が前後であったため、よくあることだったが、今日だけは何かが違った。
「ねぇ、昴君、花札の大会、おめでとう。」
「あぁ、ありがとう。そっちこそ、今度のピアノコンテスト、頑張ってな。お…応援してるから。」
恵は下を向き、昴は空を見ていた。いつもなら目が合うあの職員玄関前も、今日は互いに顔すら見れなかった。
下校時間、ナナは情報室に言った。
「ナナ、このパソコン、調子が悪いんだが。ホイホイ」
「凝戸先生、このプログラムをこうすれば…。」
「流石、理系のホープ、ナナ。これからも期待しているぞ。」
「失礼しました。」
「ナナ、終わった?すごいね!ナナ絶対将来サイバー犯罪取締役になるって!」
「そうかなぁ?恵こそ、ピアニストとして海外に名を轟かせるよ!」
「まぁ、夢は大きく、ね!」
「昴、お願いだ。今日の生徒会議、代理で来てくれないか?俺と輝美以外、誰も真面目にやらねぇんだよ。」
「人望があるのはありがたいけど、生憎今日は花札の練習試合があるから、具留に頼んで!」
「そうか、じゃあな。夢をあきらめんなよ!」
その時具留は、後輩の潤と話していた。
「具留、急ぎだ。潤も来いよ。」
「はい、浩司先輩。」
具留と潤、浩司、輝美は、実質4人で会議を進めた。
2年後、昴は花札の全国大会高校の部優勝による推薦で、恵も同じくピアノコンテスト優勝の推薦で、同じ名門大学に合格した。ナナは、理学部の最大難所を合格し、具留は地元の大学に合格した。
‐現在‐
「なんだ、この感覚は…。」
スバルは、見たこともない何かが頭によぎった。
具留は、X12の傷痕の意味が少しずつ分かってきた。
「全てを話す時がきたわ。具留が手にした力は、大陸崩落による時空の歪みで起きたもの。でも、それは大きな『夢』を持つ者にしか扱えない。そしてある程度まで成長した世界は時空を裂き、悠久の旅に出る。」
「つまりここは、別次元。」
「そう。私もその力を分析し、よりよいものに変えて、この世界にやってきた。あなたの見た焼け野原も、きっとこの世界の原形。無数の戦争により、あたりは遺骨ばかりだったらしいけどね。」
「じゃあ、みんな生きてるのか?」
「分からないけど、行く価値はあるわ。そのために、この時空から脱出する方法が一つある。この時空が旅立つ直前に、一斉に跳ぶの。でも、ユニットGを使ってきた、とある侵略者が襲来するわ。蒼き大蛇が叫んだ時、彼は現れる。」
「とにかく、みんなで脱出しよう!そして、新たな世界へ!」
‐そして‐
ついにその日がやってきた。X12の傷痕から、巨大な大蛇が現れた。
「ピエェェェェ!!」
彼らは皆、それぞれの夢に向かって生きている。この世界でも、どの世界でも。
「夢を持ちましょう。そうすればきっと、心のどこかに希望の花が咲くでしょう。」
彼らは最後の戦いを、振り向かず立ち向かった。
*収録リスト
**シークレット2種類
-[[《コードネームの欠落》]]
-[[《コード・バイオレンス》]]
**スーパーレア5種類
-[[《蒼神龍ホープスター・トゥエルブ》]]
-[[《アレクスのご加護》]]
-[[《屈託の超人》]]
-[[《美麗の創世者 プラクティス・ナナ》]]
-[[《最期の創世者 メモリアル・グル》]]
**ベリーレア5種類
-[[《蒼神龍プログラマー・テン》]]
-[[《超爆合体グランチェリア》]]
-[[《火之鳥ミディアン》]]
-[[《冥樹の獣 クシュルトル》]]
-[[《晶鎧亜タペンティアテリー》]]
**レア15種類
-[[《ピュアンテロープ》]]
-[[《彩色の伝道師パラコル》]]
-[[《シンカイダクリュー》]]
-[[《プニグニ・フィッシュ》]]
-[[《ヤミノドルモット》]]
-[[《暗殺術第弐奥義「世界掌握」》]]
-[[《超魂カルデラ》]]
-[[《爽風の略奪者パラティットン》]]
-[[《ハバタキネイチャー》]]
-[[《恵ん家の庭園》]]
-[[《機雷麗姫ラ・ンジェル》]]
-[[《沈黙のアクアオーラ》]]
-[[《深塊山脈ドゴル・ダゴバーン》]]
-[[《卑屈のメノウ》]]
-[[《懇願のペツォッタイト》]]
**アンコモン15種類
-[[《聖騎士オメガカルテット》]]
-[[《キャプテン・ブライト》]]
-[[《秘護精ニャルル》]]
-[[《ビューティフル・エヴォシ》]]
-[[《ピラニー・クラスター》]]
-[[《ミラージュ・アンタルクス》]]
-[[《死鬼者デスサンバ》]]
-[[《怒号のバッコクス》]]
-[[《病弱怪人ブルトラ》]]
-[[《爆裂アックスラッシュ》]]
-[[《プロミネンス・ストンプ》]]
-[[《ホットラ・リザード》]]
-[[《スズメー・バチットゴー》]]
-[[《残像の化身》]]
-[[《草原のラスト・メモリー》]]
**コモン20種類
-[[《天のラスト・メモリー》]]
-[[《順風の使徒マハル》]]
-[[《秘護精ワンキャン》]]
-[[《バインド・スパーク》]]
-[[《砂浜のラスト・メモリー》]]
-[[《バイタリティ・クロウラー》]]
-[[《シンカイピーピン》]]
-[[《禁句発令》]]
-[[《ご自宅マン》]]
-[[《洞窟のラスト・メモリー》]]
-[[《月夜人形ユウヤミ》]]
-[[《ヤミノサンタク》]]
-[[《炎渦の守護者ソルホーク》]]
-[[《炎天下のラスト・メモリー》]]
-[[《ハチスケのハチマキ》]]
-[[《紅き行進》]]
-[[《トビハネイチャー》]]
-[[《クマッタ・バチット》]]
-[[《緑天の守護者ラ・グリーン》]]
-[[《革命フラグ》]]
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影焉編も後半に差し掛かった。
パッケージイラストは、[[《蒼神龍ホープスター・トウエルブ》]]。
*Story
‐十年前‐
「ねぇ、ナナ。昴君、また花札の大会で優勝したんだって!」
「そりゃすごいけどさ、なんか最近恵、昴の話ばっかりだよ。もしかして…」
「いや、ちょっ、誤解だよ!何言ってんの!!」
「何が誤解だって?私、もしかしてとしか言ってないんだけどぉ?」
「あっ…。」
ナナと恵は比較的逆の性格の割には、いつも一緒にいた。
「じゃ、二分前なので席につきなさーい、あらよ!」
「まじかよ、次、凝戸先生の授業だ…ねみぃんだよなぁ。いいよな、具留は。ノートの隅に夢物語ばっか書いても成績いーんだからよ。」
「そうか?俺は昴が羨ましいや。勉強は中の中でも、友達は沢山いるし、花札は強いし、女子にはもてるしよ。俺なんて、好きな人一人とも話せねぇってのによ。」
「じゃ、この英文和訳できる人、じゃ、森野さん。てやんでぇ!」
「夢を持ちましょう。そうすればきっと、心のどこかに希望の花が咲くでしょう。」
「綺麗な訳ですね!流石英語の神様!どっこらしょ!」
2人はじっと、恵の方を見ていた。
「夢、かぁ…。」
「夢、ねぇ…。」
「流石恵!今日は輝いてたよ!」
「あのさぁ、ナナ、具留の幼なじみでしょ。だったら、昴が私をどう思っているか聞いてもらえるように頼んでくれない?」
その時、ナナは2つの交錯する思いを抱え込んでいた。
‐数日後‐
「では、今日の日直の闇川さんと森野さんは、ソフトボールを運んで下さい。」
闇川昴と森野恵。その2人は出席番号が前後であったため、よくあることだったが、今日だけは何かが違った。
「ねぇ、昴君、花札の大会、おめでとう。」
「あぁ、ありがとう。そっちこそ、今度のピアノコンテスト、頑張ってな。お…応援してるから。」
恵は下を向き、昴は空を見ていた。いつもなら目が合うあの職員玄関前も、今日は互いに顔すら見れなかった。
下校時間、ナナは情報室に言った。
「ナナ、このパソコン、調子が悪いんだが。ホイホイ」
「凝戸先生、このプログラムをこうすれば…。」
「流石、理系のホープ、ナナ。これからも期待しているぞ。」
「失礼しました。」
「ナナ、終わった?すごいね!ナナ絶対将来サイバー犯罪取締役になるって!」
「そうかなぁ?恵こそ、ピアニストとして海外に名を轟かせるよ!」
「まぁ、夢は大きく、ね!」
「昴、お願いだ。今日の生徒会議、代理で来てくれないか?俺と輝美以外、誰も真面目にやらねぇんだよ。」
「人望があるのはありがたいけど、生憎今日は花札の練習試合があるから、具留に頼んで!」
「そうか、じゃあな。夢をあきらめんなよ!」
その時具留は、後輩の潤と話していた。
「具留、急ぎだ。潤も来いよ。」
「はい、浩司先輩。」
具留と潤、浩司、輝美は、実質4人で会議を進めた。
2年後、昴は花札の全国大会高校の部優勝による推薦で、恵も同じくピアノコンテスト優勝の推薦で、同じ名門大学に合格した。ナナは、理学部の最大難所を合格し、具留は地元の大学に合格した。
‐現在‐
「なんだ、この感覚は…。」
スバルは、見たこともない何かが頭によぎった。
具留は、X12の傷痕の意味が少しずつ分かってきた。
「全てを話す時がきたわ。具留が手にした力は、大陸崩落による時空の歪みで起きたもの。でも、それは大きな『夢』を持つ者にしか扱えない。そしてある程度まで成長した世界は時空を裂き、悠久の旅に出る。」
「つまりここは、別次元。」
「そう。私もその力を分析し、よりよいものに変えて、この世界にやってきた。あなたの見た焼け野原も、きっとこの世界の原形。無数の戦争により、あたりは遺骨ばかりだったらしいけどね。」
「じゃあ、みんな生きてるのか?」
「分からないけど、行く価値はあるわ。そのために、この時空から脱出する方法が一つある。この時空が旅立つ直前に、一斉に跳ぶの。でも、ユニットGを使ってきた、とある侵略者が襲来するわ。蒼き大蛇が叫んだ時、彼は現れる。」
「とにかく、みんなで脱出しよう!そして、新たな世界へ!」
‐そして‐
ついにその日がやってきた。X12の傷痕から、巨大な大蛇が現れた。
「ピエェェェェ!!」
彼らは皆、それぞれの夢に向かって生きている。この世界でも、どの世界でも。
「夢を持ちましょう。そうすればきっと、心のどこかに希望の花が咲くでしょう。」
彼らは最後の戦いを、振り向かず立ち向かった。
*収録リスト
**シークレット2種類
-[[《コードネームの欠落》]]
-[[《コード・バイオレンス》]]
**スーパーレア5種類
-[[《蒼神龍ホープスター・トゥエルブ》]]
-[[《アレクスのご加護》]]
-[[《屈託の超人》]]
-[[《美麗の創世者 プラクティス・ナナ》]]
-[[《最期の創世者 メモリアル・グル》]]
**ベリーレア5種類
-[[《蒼神龍プログラマー・テン》]]
-[[《超爆合体グランチェリア》]]
-[[《火之鳥ミディアン》]]
-[[《冥樹の獣 クシュルトル》]]
-[[《晶鎧亜タペンティアテリー》]]
**レア15種類
-[[《ピュアンテロープ》]]
-[[《彩色の伝道師パラコル》]]
-[[《シンカイダクリュー》]]
-[[《プニグニ・フィッシュ》]]
-[[《ヤミノドルモット》]]
-[[《暗殺術第弐奥義「世界掌握」》]]
-[[《超魂カルデラ》]]
-[[《爽風の略奪者パラティットン》]]
-[[《ハバタキネイチャー》]]
-[[《恵ん家の庭園》]]
-[[《機雷麗姫ラ・ンジェル》]]
-[[《沈黙のアクアオーラ》]]
-[[《深塊山脈ドゴル・ダゴバーン》]]
-[[《卑屈のメノウ》]]
-[[《懇願のペツォッタイト》]]
**アンコモン15種類
-[[《聖騎士オメガカルテット》]]
-[[《キャプテン・ブライト》]]
-[[《秘護精ニャルル》]]
-[[《ビューティフル・エヴォシ》]]
-[[《ピラニー・クラスター》]]
-[[《ミラージュ・アンタルクス》]]
-[[《死鬼者デスサンバ》]]
-[[《怒号のバッコクス》]]
-[[《病弱怪人ブルトラ》]]
-[[《爆裂アックスラッシュ》]]
-[[《プロミネンス・ストンプ》]]
-[[《ホットラ・リザード》]]
-[[《スズメー・バチットゴー》]]
-[[《残像の化身》]]
-[[《草原のラスト・メモリー》]]
**コモン20種類
-[[《天のラスト・メモリー》]]
-[[《順風の使徒マハル》]]
-[[《秘護精ワンキャン》]]
-[[《バインド・スパーク》]]
-[[《砂浜のラスト・メモリー》]]
-[[《バイタリティ・クロウラー》]]
-[[《シンカイピーピン》]]
-[[《禁句発令》]]
-[[《ご自宅マン》]]
-[[《洞窟のラスト・メモリー》]]
-[[《月夜人形ユウヤミ》]]
-[[《ヤミノサンタク》]]
-[[《炎渦の守護者ソルホーク》]]
-[[《炎天下のラスト・メモリー》]]
-[[《ハチスケのハチマキ》]]
-[[《紅き行進》]]
-[[《トビハネイチャー》]]
-[[《クマッタ・バチット》]]
-[[《緑天の守護者ラ・グリーン》]]
-[[《革命フラグ》]]
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