ライオニール(種族)

草原地帯から山岳地帯に起源を持つ、獅子のような頭部を持つ種族。
身体能力に優れており、ヒューマンよりはるかに大柄である。
男性は骨太で体幹がどっしりとしており、女性は男性に比べるとやや小柄であるがしなやかな体つきをしている。
全身がうすい体毛に覆われ、男性は首回りに鬣(たてがみ)を持つ。
より良い子孫を残そうと「強い男性」が選ばれる傾向にある為、文化としてはやや原始的であると言える。
近年ではブレイドポートなどの他の文化圏で生きる者も多く、ライオニール独自の文化を守る者との間に対立も起きている。
ライオニールとクルグットの間にはまれにハーフもいるが、それは近年の他文化圏内で生きるライオニールのみにある繁殖である。
またヒューマンとの間には子は生まれないようだ。


ランカー(種族)

乾燥地帯に文化を持つ、力強い体躯が鱗で覆われた種族。
住みかを求めて度々ライオニールとは戦を起こしており、種族的にも敵対関係にある。
その姿はドラゴンや爬虫類と言ったものに近い。
縄張りを持つ本能があり、眼下線から分泌される体液に毒を持つ為、ヒューマンの歴史の中では長く「モンスター」として扱われてきた。
知能的には他の種族と引けをとらない程度にあり、中には機工学を理解するものもいる。
外見は外敵の少ない社会で暮らすものは突部の少ない蛇に近い姿を持ち、原子的な文化の残る土着の生活を送るランカー族は見た目もトゲトゲしいものが多いと言われる。
環境による内面的な性質への影響はあまりないようで、皆一様に(ヒューマンから見れば)大雑把で、一本気である。
その為その者の良心によっては善悪の性質が極端であることがある。
また、ヒューマンの縄張り争いは物欲に由来するものが多いが、ランカーの縄張り争いは本能的なものであるためヒューマンにとってはやりにくい相手だ。
最終更新:2011年09月22日 13:37