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概要 LLF 古野まほろ作品
教師が生徒を指名する方法 「今日は五月十五日。僕、出席番号二十五番だから~」(P.13) 瀬尾本来の、時間と数字に係る病的な几帳面さからすれば、今日は三番十三番二三番三三番……六番十六番二六番三六番……というのが被指名者の計算手続関数なのに。(P.238)
主人公は数学が苦手 「あき君、数学だめだめだもんね。他はばっちりなのに。あと……ぷぷ、名前女の子みたいだし」(P.14) 「数学は九点だよ、こないだの中間」(P.61)
数学を理解するのは一年の夏で断念している(P.232)
主人公の内向的属性とその表現 僕は臆病だ。(P.89) 他者の憐憫がこんなに怖くて、嫌で(P.603)
主人公のくどい喋り方とツッコミ 「先ほどの説明によると、(中略)なんらの論理的整合性を欠くこともない当然の権利で――」
「おい、あき、くどいぞ」(P.24)
「フランス語でLove is overはCa tiendra pas、以下同様にIl y a pas de choix` On va s'arieter la ――」
「くどい」 詩織さんが怒った。 (旧果実P.668)
主人公は運動音痴 僕は極度の運動音痴にもかかわらず(P.37) 実香さんと僕は吹奏楽部の二大運痴として知られていた(P.100)
運痴の僕は(P.325)
球技で主人公が悪態を吐く そこで大きな歓声が上がった。いつの間にやら我がチーム、ツーアウト満塁のチャンス。次のバッターは――。
「お。僕か」
線太郎は気負きおう風もなく、ひょいとキャップを被ってベンチを出ていった。
やはり持っている奴は持っているのだ。(P.63)
「庭球なら本塁打しか打ったことが無いんだよ!!」(P.290)
僕だって庭球の得点を計算できないし縦横違紐の効果も理解できない。(P.499)
被害者は社会科教師で、理不尽な質問と悪態をつく 「体育なんて教室で受ける授業より大方気楽じゃない。灘瀬の社会とかに比べたらさ」
(中略)
ねちねちとした口調、ねめつけるような視線、四十代半にして既に注意信号の頭髪、加えて誰が言い出したかセクハラ疑惑まで併せ持った社会科担当の教諭、灘瀬――なんとか。失礼、フルネームは存じ上げない。専門も世界史だったか倫理だったか。根も葉もない噂には同情を禁じ得ないけれど、彼を生理的に受け付けない生徒は多そうだ。授業も理不尽な質問を当てるし、答えられない生徒には悪態もつく。(P.63)
「世界史の、瀬尾教諭だ」(P.182)
「所得税納めん輩に個人情報も可塑性爆弾禁止条約もあるか!!ったく、採点が厄介だから、故意とカンタンにしてやってるってのに」(P.32)
「莫迦か御前!!」(P.39)
主人公はミステリを「偏愛」 あきの偏愛するミステリなんかとも違う。(P.69) 僕等ふたりは切間を嘲う資格のない絡鋼入りの探偵小説趣味者だった。(P.130)
主人公は日本の四大奇書が好き それは中井英夫著『虚無への供物』だった。
『ドグラ・マグラ』、『黒死館殺人事件』、『匣の中の失楽』と共に日本推理小説四大奇書の一角を成すそれは、『探偵小説の墓碑銘』なんて称され絶賛される名著である。僕も大好きな一冊だ。(P.76)
「帝国幻冬劇場令」 第一条 二 黒死館殺人事件、虚無への供物、匣の中の失楽その他これに類する奇書的変格劇(P.11)
ザ・ヒヌマ・マーダーは、いわばあたしが、自分のために作った物語ですもの。よくって? ――奈々村久生(P.12)
「いまならおまけに『虚無への供物』初版本を貸してやってもいいよ」(P.130)
すべて不調和なものには邪な意志が潜んでいる――法水麟太郎。(P.146)
「いよいよ奈々村久生的ですね」と柏木。(P.547)
探偵に対する価値観 探偵とは――偏に卑しき存在、かしら。(P.78) 「誰かがいってたよね、探偵こそ最悪の強姦者だって」(旧訳果実P.10)
素人探偵の背徳感を低減するものがあるとすれば、それはきっと怒りだ。(P.303)
「探偵ゆうんはな」と切間。「所詮は賎業、下品でなんぼや――(後略)」(P.603)
探偵が所詮不完全で不自然な存在だってこと。(P.79)
それは倫理的支柱を欠く上に(P.80)
ヒロインが庶民的な食事を初体験する もしかして育ちの良さそうな彼女にとっては、それが回る寿司屋の初体験だったのかもしれない。(P.94) 修野嬢の声は不思議に満ちていた。「これは既に食べられるようになっているの」(旧訳孤島P.322、カップラーメンについて)
主人公の属性 低血圧の僕が六時近くにぱっちりと目を覚ましたのは、(P.130) 朝練開始は六時四十五分。低血圧には厳しい(P.170)
非道い低血圧の家系なのだ。(P.212)
主人公の愚痴 「もう彼女いる人はいいよな、気楽でさ。どうせ来るんでしょ、今日も」(P.132) 「彼女がいる奴はいいよなあ」(P.161)
お茶で唇を湿らせて お茶で唇を湿らせて(P.274) 僕は紅茶で舌を湿らせた。(旧訳果実P.667)
主人公の役割、自己規定 破綻者の僕に接する時も。(P.286)
へっぽこ探偵で、狂言回しで(P.286)
「だったらわかるだろ、人格障害(パーソナリディスオーダ)なんだからさ、一朝一夕でどうしろって言うんだ」(P.61)
「あは、おかしいよね、『これが天愛島連続殺人事件の大終劇だ』なんて。すっかり名探偵きどりで。賢しい、可哀想な狂言回し――」(旧訳孤島P.591)

 

ロジック・ロック・フェスティバル 天帝のはしたなき果実(新訳)
氏名 属性 氏名 属性
中村あき 鷹松学園生徒。鷹松学園は県下に名だたる公立名門校であり、そこに進学しているのはそれなりの学力があると自負。しかし数学に関しては全くだめだめである。他の教科はばっちりで社会が得意。名前が「あき」で女の子みたいということにコンプレックスを抱いている。 性格はM。 低血圧。中学時代はバスケ部に所属するが、極度の運動音痴。くどい説明をする話し方が特徴。彼女が居る友人の山手線太郎の事を、うらやましく思っている。1つ年上の先輩である葉桜仮名に片思いをしている。推理小説が好きで特にロジカルな本格物が好み。中学時代、鋸りり子が「名探偵」を辞めた後、匿名で「名探偵」を引き継いだ。 古野まほろ 勁草館高校生徒。勁草館高校は地元随一の進学校であり、通学に1時間かける価値があると自負している。数学など理系科目に関しては全くだめであり、英国社は偏差値80台で得意、学年総合8位であり学力は高い。名前が「まほろ」で女の子みたいということにコンプレックスを抱いており、下の名前で呼ばれるのを嫌がる。性格はM。 非道い低血圧。日頃から運痴であることは有名であり、運動神経零であることを気にしている。くどい説明をする話し方や衒学が特徴。自分の容姿を醜いと思っており、彼女が居る友人達の事をうらやましく思っている。味覚に優れており、特に紅茶に関しては数奇者と言われるほど目が無く、茶葉や銘柄を当てることも得意。峰葉実香に片思いをしている(本当は両思い)。探偵小説マニア。  
鋸りり子 鷹松学園生徒。中村あきの同級生。美人。細い脚、長い黒髪、白く透きとおる肌。そっけない物言いをする。 無表情がデフォルト。 無感動の下に何か大きな感情のうねりを抑圧している。現に友人の千鶴が理不尽な扱いを受けた時激昂するほど友達思い。英語はペラペラ。典雅な所作の持ち主。育ちがよさそう。自宅は大邸宅で圧巻の庭園があり、一人暮らし。また立派な造りの蔵があり、書庫となっている。日本推理小説四大奇書の1つと言われる『虚無への供物』が自宅にあり、りり子のお気に入りの1冊。しかし彼女は「探偵とは偏に卑しき存在。いかなる問題にだって首を突っ込んでは関係者の秘部も恥部も手当たり次第に白日の下に晒す。エゴイズムとナルシシズムの権化」(古野まほろと共通)と思っている。 修野まり 勁草館高校生徒。古野まほろの同級生。勁草館三美神の一、女帝神(ユノ)の化身と綽名されるほど美人。 肩を越す御姫様ストレート(黒髪)と、ぱっつん前髪。華族(育ちが良い)。英国人とのクォータであり、英語は母国語。  圧倒的な透明感、無重力感を持つ雰囲気。中性的な超然たる物言い、青竹を割るような話し方、それらの雰囲気とクールさで人外と言われるほど一目置かれている。だが本当は永久凍土とも思える表面の下にはマグマのような熱さも持っており、(親友の実香を守るために)容赦なく相手を論破した。また親戚の奥平中将には「始終仏頂面だが、身内で一番優しい」と言われている。自宅は山中にある左右対称で三階建ての西洋館(通称「柘榴館」)。家令と二人暮らし。また館には図書室があり幾千幾万もの蔵書を誇る。隠し扉の向こうには裏書斎もあり、東西の探偵小説の古典名著を始め、世界中の言語で書かれた稀覯本、表に出せないような書物が圧倒的な量である。
山手線太郎 鷹松学園生徒。中村あきの同級生。ぱっと見好青年であり、身なりに気を遣う男前。内面の気質は軟派とは対極にある。運動神経に恵まれており、体育の授業でも活躍。同い年の彼女がいる。鷹松学園の地下軍事施設に大変興味を持っている。 柏木照穂 勁草館高校生徒。古野まほろの同級生にして親友。優しく分けた美容院に執わる髪(身なりに気を遣う)に、くりっくりの蟲惑的な瞳。だがそのような見かけとは対極に、中身はおのれの道徳律を曲げたことがなく、皆から無容赦・冷血(クールブラッド)柏木と呼ばれている。運動神経は恵まれており、テニス部部長奥平でも、切間でも、柏木には勝てないとまほろは思っている。年下の彼女がいる。
万亀千鶴 鷹松学園生徒。中村あきの同級生。小ボケを臆面もなくかますおとぼけ少女。小柄で可愛い。怖いもの知らずなところがある。 峰葉実香 勁草館高校生徒。古野まほろの同級生。勁草館三美神の一、知性神(アテナ)の化身と綽名されるほど美人。修野まりの親友。背が低く、そのことを気にしている。性格は素直じゃないところがあり、まほろを想いつつもそれを態度に出せない。
衿井雪 鷹松学園生徒会長。完全無欠。圧倒的な統率力と指導力を持ち、絶大な支持を得る。文武両道。圧倒的な自信と矜持に裏打ちされた説得力を持つ、傑出した人物である。学内にある地下軍事施設に興味を持っている。 奥平靖昌 勁草館高校生徒会長。古野まほろの同級生にして親友。優等生であり、身体能力も高く、特に数学や物理の才能に秀でている。性格はさばけた人格者。面倒見も良く、憧れの対象にこそなれ、学内に恨むような人間は一人もいないと言わしめる。文武両道の傑出した人物。学内にある謎のオブジェや七不思議等に興味を持っている。
灘瀬朝臣 鷹松学園社会科教諭。ねちねちとした口調、ねめつけるような視線、四十代半ば。セクハラ疑惑あり(但し根も葉もない)。専門は世界史か倫理。生徒から人気が無い。授業中理不尽な質問を当て、答えられない生徒には悪態をつく。文化祭の日、鍵のかかった社会科研究室の中で死体で発見された。ダイイングメッセージを残していた。 瀬尾兵太 勁草館高校教諭( 世界史担当)細く厳しい眼に楕円の細眼鏡。ガラが悪く、言葉もきつい。授業では上の空だったまほろにチョークを投げ、厳しい質問を次々とした。また吹奏楽の練習では容赦ない指導を行うが、その裏には熱意や真剣さや愛情があることを生徒は理解しており、嫌われていることは無く、まほろも慕っている。アンサンブルコンテストの日、鍵のかかった控室で死体で発見された。ダイイングメッセージを残していた。
金牛遥 鷹松学園事務員。死体発見時、通報を遅らせるという衿井会長の意見に反対し、即座に通報すべきと意見した。医療系の知識がある。医療系専門学校を出ているが、血が苦手なのでその道は諦めた。後の推理合戦時は、オブザーバーとして同席した。 二条実房 警視正。警察官キャリア。勁草館高校吹奏楽部OBにして、瀬尾教諭と同級生。瀬尾教諭の死体発見時、直ちにアンサンブルコンテストを中止させ、即座に通報して捜査をしようとしたが、まほろたちの懇願により三時間だけ黙っておくことを了承した。推理合戦時は、オブザーバーとして同席した。