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中庭~校舎裏付近


ミル「いくら何でも簡単にキレすぎじゃないの?
 もう少し寛容とか忍耐の精神を持って他人に接してよね! お う さ ま!」
アル「あ・・あら?何の事かしらぁ?
 私はどこにでもいる町娘、アルナワーズよ~。」
(一応言い訳するが、声はしどろもどろ。
それに目は泳いでいて定まらない。 )
(十分に動揺した後、覚悟を決めたのか、今度はアルナワーズがミルクの腕を引っ張って歩き出した。
校舎の影に入り、キョロキョロと辺りを見回した後、態度は一変する。 )
アル「うふふふ~。雉も鳴かずば撃たれまいに~。
 まだ気付かれるわけにはいかないのよねぇん。
 鋭すぎる自分を呪うがいいわ~。」
ミル「え?ちょ、ちょっと何構えなんか取ってるのよ?
 別にあたしは、あんたの正体を言いふらしたいんじゃないってのに!」

(踏み出したその足の威力は恐ろしく強力で、反動で足元の石畳が一枚浮かび上がる。
続けて流れるような動きで浮かび上がった石畳が胸まで来た瞬間、アルナワーズの掌打が炸裂した。 )
アル「安心してぇん。
 なにも取って食おうと言うわけじゃないの~。
 ただちょっと眠ってもらうだけよぉん。
 その間ちょっとその顔を貸してもらうけどねぇん。」
ミル「その説明で安心できるかーっ!」
ミルクに迫る石の塊… だがそれはミルクの横から現れた飛来物に当り共々砕け散る。
アル「ちょっと手加減しすぎたかしらぁん?」
ケオ「全く……悪戯も程々しておいた方がいいよ、アルナワーズ……
いや、そっくりさん?」
ミル「ケオス!?助かった~!」
ケオ「大丈夫?ミルク」
ケオ「上手く化けたつもりだろうけど、所々詰めが甘かったね。
 本物のアルナワーズなら僕と面識があるから僕の事を貴方なんて呼んだりしないよ。
 それに、焼きそば屋での一件…あれはよくないよ。」
アル「あらぁん、どうしてこう面倒が起きるのかしら~。
少々本気を出しちゃおうかしらねぇ!」
ケオ「うん、僕としても、もう少しゆっくりと学園祭を楽しみたかったんだけどね。」
ミル「あー!あー!あー!ちょーっとごめんケオス!こっちこっち!」
ケオ「?????」
(慌ててミルクはケオスの袖を引っ張って脇に連れて行く。)

ミル「助けてもらっといて本当にごめん!
 でもあたし教頭のせいで、あいつが暴れないように見張ってないと、罰金払わなきゃいけなくなったんだよ!
 お願いだからここはあいつがアルナワーズだって事にして見逃して~っ!」
ケオ「……うぅーん。」
(ミルクからの申し出に少しばかり渋い顔をするが… )
ケオ「ミルクがそこまで言うならね。じゃあ、彼の事は任せるよ。
しっかりとエスコートしてあげてね。」
(ミルクを見送るケオスだったが思い出したように )
ケオ「ああ、ちょっと待って、ミルク。」
一旦呼ぶ止め、胸ポケットからチケット二枚を取り出す。
ケオ「これ…僕が歌うライブのチケットなんだけど、もしよかったら彼と見に来て
このチケットがあれば最前列で見られるから。」
(チケットを渡すと呼び止めてごめんと改めてミルクを見送る。)

(ケオスに必死で頼み込んだ後は、再びとんぼ返りで偽アルナワーズの所へ。 )
ミル「いやー!お待たせアルナワーズ!
 さっきはちょっとした誤解から変なこと言っちゃってごめんね!
 ケオスも納得してくれたみたいだし、仲直りの印に校舎の方を一緒に回ろう校舎の方を!
 ほらほら、急いで急いで!」
マオ辺りが追いかけてきてまた厄介なことにならないうちにと、ミルクはぐいぐいアルナワーズの背中を押した。

リチャードさんの元へ戻ろうとしているケオスに声が届く
?「ケ、オス…ケオス…ケオス…!」
ケオ「どうかしたの?」
?「リ、リ、アーナさんが…たいへ、ん!けが、にんもいる」
ここまで聞くとケオスにも通信の向こう側の緊張感が伝わる
ケオ「待ってて、すぐに行くから。」
?「うん…!」
急ぎ自分の魔力が込められたピンバッチの位置に駆け出す

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最終更新:2008年11月07日 05:38
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