じゅぽっ、じゅっぽ、じゅっぽっ!
肉と肉がぶつかりあう小気味よくも淫猥な音が安アパートの一室にて奏でられていた。
「うほぅっ、きっ、気持ちいいっ、マンコっ、マンコ気持ちいいっす!」
「あぁぁっ、い、いったいなんだってのよぉ、こんなの普通の人間じゃっ…ひぁぁぁっ!」
でっぷりと太ったブ男が奇妙な衣装を身に纏った女性を背後から犯していた。

扇情的で男の性的欲望を刺激する際どい衣装を身に纏い、頭には左右で対になったねじくれた角を持ったその女性は
人間の精を吸い取り、ついには魂をも奪い去っていくという淫魔、サキュバスの眷属であった。
人生に嫌気がさし、この世とおさらばしようと思い至った男はどうせなら気持ちよく死にたいと考え、胡散臭い古本屋で手に入れた、胡散臭い古本の、胡散臭い記述をもとに、淫魔を召還した。
そしてエッチしまくったあげくに気持ちのいい最後を迎えようとしたのである。…が、しかし。

「はぁっ、はぁっ、こんなのっ、うそぉっ…わ、わたしがっ、吸いきれなくなるほどの精気だなんてぇっ…」
サキュバスの名はイリア。これまでに何百もの男の精を搾り取り、数多くの魂を収穫してきたエリート淫魔である。
熟練の淫魔である彼女は、このブ男のように最後の時をセックスで終わらせたいという愚かな雄どもの魂も幾度となく手に入れてきた。
しかし、男が三日三晩行為を続けても精力が衰えず、放たれる精気の量が彼女の精気吸収量を大幅に超えるという状況は未だかつて経験したことがない。
「うひぃぃ、ま、また射精るぅっ、イリアちゃんのマンコでイクっっ!」
「ひぃぃっ、やめっ、やめてぇぇぇぇ!もうっ、もう精気いらないいっ!精気注いじゃだめぇぇぇぇっっ!!」

いつも自分が上位となって雄の精を搾り取っていたイリアにとって、行為の停止を懇願するなど考えられないことであった。
(でもだめぇっ、このままじゃおかしくなるっ、人間に、人間ごときに狂わされちゃうぅぅ!!)
「あぁぁぁっ、でるっ、うっほほぉぉぉ~~っ!!」
どびゅっ、どびゅどびゅどびゅっ、びゅるるるるるっっっ!!!
「いやぁっ…ぁぁぁ!!だめだめだめらめらめぇいぐいぐいぐいグぅぅぅぅぅ~~~っっっ!!!」
胎内に溢れんばかりの大量の精を吐き出され、狂乱の悲鳴を上げさせられる。

「あれれ…ま、また失神しちゃった…。ダメだよイリアちゃん、これじゃあ僕は死ねないじゃあないか。
まだまだ頑張ってもらわないと…ねっ!!」
ずんっ!!と未だ凶悪に怒張した一物を子宮の奥まで突き通す。
「はぎぃっ!?」
無理やり覚醒させられたイリアが絶望に満ちた表情で男を見上げる。
「い…いやぁ…っ…もう…もう無理ですっ…ゆるしてぇっ…もうわたしを解放してぇっ…」
「えー?そんなの知らないよ。だって、最初に君が言ったじゃないか」

「魂をもらうまでは、帰れない…ってね」
「いやぁっ…いやぁぁぁぁぁ~~~っっっ!!!」

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最終更新:2013年01月02日 02:03