黒い視界の中、何やら声だけが響く……。
犬飼轟(いぬかい ごう)は、ボンヤリとそれに意識を向けた。
どうやら少し離れた場所で、女性が2人、会話しているようだ。
「……りがとうございます。助かりました。うちは女しかいませんから」
「構わない。困った時はお互い様。お返しに肉ももらった」
「ですけど、森妖精さん達は、あまり肉類は食べなかったはずでは……?」
「私の夫が喜ぶんだ。人間なのでな」
「まあ……いつの間にご結婚されたんですか!? おめでとうございます!」
「うん。ごく限られた身内だけの式だったし、知らせなくて悪かった。
ともあれ、そちらの恩人とやらも助かるといいな」
「はい……今は、娘達が手当をしてますけど……。ああ、あと……も5つ、お願いします」
「分かった。出入りの商人に伝えておこう……」
意識が浮かび、石造りの天井がぼやけた視界に映る。
そして、胸やら腕やらに、妙な感触。
誰かが、身体を舐め回しているようだった。それも複数人。
「ん、んうぅ……?」
首だけを起こす。
「あら、ようやく気がついてくれたわね」
「起きた起きた! ママ、起きたよー!」
「……大丈夫ですか? 傷は、大分塞がってきたと思いますけど?」
「んっ……れろ……ちゅぱ……ん、ん……」
大柄で筋肉質な身体を舐め回していた4人の可愛らしい娘達が、一斉にゴウを見た。
薄暗い建物の中で、彼女達の瞳だけが妙に光って見える。
「な、何だ……?」
「ああ、気がつかれましたか?」
後ろからの声に、娘達がバッとゴウから離れる。
彼女達によく似た、美しい女性がそこには立っていた。
20代半ばぐらいだろうか、長い髪は一本にまとめ、左肩から下げている。
慎ましく落ち着いた印象をゴウは受けた。
衣服は現代日本のモノではないだろう、ゴウの頭の中では弥生時代ぐらいの人間が着ていそうな、麻の着物を着ていた。
両手で抱えているのは、大きな布の服とその上に皮の袋が乗っている。
ゴウは鈍痛を感じる身を起こし、胡座を掻いて彼女を見上げた。
「……ここは?」
「モース霊山北部遺跡区画の外れです。ここは私達一家の住処ですわ」
女性はゴウの前に正座すると、お薬です、と皮の袋を置いた。
服は着替えのようだ。
「私の名前はアッチラ。あちらにいるのが、私の娘達。スクィーラ、アノフェン、ココ、ムコウです」
見渡すと、自分がいるのはローマかどこかにでもありそうな、白い遺跡のような建物だ。
その柱の影から、先程まで自分の身体を舐めていた、4人の姉妹(?)が様子を伺っている。
「俺は犬飼ゴウと言います」
頭を下げ、それから女性の頭に目がいく。
茶色の髪からぴょこんと、毛むくじゃらの犬耳が2つ飛び出している。
「獣耳……?」
そういえば、背中の方でパタパタと尻尾らしきモノが揺れてもいるようだ。
「獣人を見るのが、初めてなのですか?」
「ああ……アイツらなら大歓喜なのだろうが……」
眼鏡と金髪、2人の友人の顔が頭に浮かぶ。
そういえば、ここにはいないようだが、はぐれてしまったのだろうか。
いや、それ以前に……。
「……少なくとも、ここは日本じゃなさそうですね」
「ニホン……?」
アッチラは不思議そうな顔をする。
そもそも、言葉自体、日本のモノではない。どういう理屈か、自分の意識にダイレクトに、彼女の言葉の意味が伝わってきているのだ。
ゴウは、深く考えるのを、やめる事にした。そういうのは苦手なのだ。
「いや、こちらの話です。気にしないでください」
「ともあれ、娘達の命を助けて頂き、ありがとうございました。もし貴方が助けてくれなければ、あの子達は魔獣の胃に収まっている所でした。どうか、傷が完全に癒えるまでお世話をさせて下さい」
言われて、ゴウはここまでの事を思い返した。
仲のいい友人2人と、やや季節外れの肝試しで郊外の山に探索に入り、そこで霧に包まれた。
気がつくと、仲間はどこにもおらず、古い遺跡の広がる森に立っていたのだ。
さっきまで夜中だったのに、空は青く晴れ渡っている。
困惑するゴウの耳に女の子の悲鳴が聞こえたか。続いて、地鳴りのような咆哮。
急いでそちらに向かうと、腰を抜かした2人の少女と、彼女を護ろうと盾になって唸り声を上げるポニーテールの少女、2人を何とか立たせようとする年長の少女。
二本の鹿のような角を生やし、獅子と恐竜を掛け合わせたような巨大な獣が、彼女達に近付いていく。少なくとも、地球の動物図鑑には載っていない猛獣だ。
ゴウはとっさに、手に持っていた護身用の木刀を投げた。
魔獣がそちらに注意が向いた隙に、4人に向かって駆け出した。
胸から腕に掛けて熱い痛みが走ったのは、その直後。闖入者に激昂した魔獣が、即座に凶悪な前肢を振るい、その爪がゴウの二の身体を切り裂いたのだ。
と言っても今更退く訳にも、いかない。
傷を負いながらもへたり込んでいた2人を抱え上げ、自力で走れる年長2人と共に森へ逃げ出した。
木の枝で無数の生傷を作りながらも娘達と必死に逃げ、獣の咆哮が届かなくなった所で緊張感が解け、ゴウは気を失ったのだ……。
「あの状況では、助けるのが当たり前ですが……俺もどうしていいのか分かりません。現状を把握するまでは、お言葉に甘えさせて頂きます」
「はい」
アッチラは淑やかに微笑んだ。
獣化病というのは、ゴウの知識ではどうやら狼男になる病気らしい。
あの魔獣、ライオレックスの爪から、感染したのだという。
友人ならもっとオタクっぽい分析をしてくれるのだろうが、ゴウにはこれが限界だ。
死に瀕すると、どうやら自分は獣になってしまうらしい。
と言っても悪い事ばかりではない。
通常の獣ではなく魔力を宿した魔獣の爪で傷を負ったせいか、アッチラ達の言葉が分かるようになった事が一番にある。
傷の治りは恐ろしいほど速かったし、体力や筋力も人間だった時とは比べモノにならない。
魔獣がいるような世界で生きるなら、多少のリスクを冒してでも、この身体の方が生き残れる確率は高い、とゴウは判断した。
ただまあ、牙や爪で相手を傷つけると、その相手もまた獣化病に掛かってしまうという事で、それだけはアッチラが知人から買ったという中和薬を飲ませてもらった。
人間だった時よりも若干毛深くなってしまったのは、些細な問題と思う事にした。
身体が動くようになってゴウが最初に行なったのは、朝の鍛錬だった。
アッチラの死に別れた夫のモノという獣の骨で出来た大剣を借り、裸になった上半身を汗だくにしてそれを振るう。
「何をしているのですか」
興味深げに後ろから声を掛けてきたのは、4人姉妹の長女スクィーラだった。
高校生ぐらいだろうか、自分と同じか少し若い。
真っ直ぐな瞳が、ゴウを見つめてくる。
「素振りだ。向こうの世界での習慣だったからな。ここは空気が薄く、鍛えるのにも向いている」
「剣を使うのですか……」
「実家が剣道場なんだ。と言っても、あっちの世界で剣で殺すなんて事はまずなかったから、こちらでの実戦で役に立つかは分からない」
「それでも、振るのですか」
「ああ。一番慣れた武器だし、新しい剣を手に馴染ませるだけでも有意義だ」
「それなら、実戦形式の方がいいと思うんだー!」
いつの間に正面に回ったのか、人懐っこい笑みを浮かべ、元気いっぱいに両腕を上げたのは次女のアノフェン。
髪をポニーテールにした、活発そうな中学生ぐらいの少女だ。
「兄ちゃんあそぼ! 僕は素手でいいから!」
「はぁ……まったく、もうちょっと落ち着きなさい、アノフェン。次女としての自覚をもたないと駄目よ」
スクィーラが長い髪を掻き分け、溜め息をつく。
「う……」
長女に言われ、アノフェンも少し怯む。
そもそも、危険な遺跡の奥へ冒険に行こうと言い出したのは彼女らしい。それなりに反省はしているようだ。
「うん。お姉ちゃん、ご主人さまの運動の邪魔しちゃ駄目だよ」
柔らかい声で姉を諭したのは、三女のココ。
魔獣に襲われた時、ゴウが抱えて逃げた娘の一人だ。
ゴウの剣の間合いから少し離れた場所で、水の入ったコップを持って見守っている。
「ぶぶー! ホントはココだって遊んでもらいたいくせに、いい子ちゃんぶるしー」
「遊んではもらいたいけど、ご主人さまの都合が一番だと思うんだ」
「……いい子だなぁ、ココは。ただ、お前のご主人さまになった憶えはないんだが」
剣を下ろし、ココからコップを受け取る。
近くの泉から汲んできたのか、中の水はずいぶんと冷えていた。
「わたしが、そう呼んでるだけです。駄目……ですか?」
「……好きにしていいけどな」
ショートカットの頭を撫でると、ココは嬉しそうに尻尾を振った。
くい、とズボンを引っ張られる感触に振り返ると、そこにはボブヘアの内気そうな獣人娘が俯いていた。末娘のムコウだ。
「お前も撫でて欲しいのか?」
「……わぅ」
「あ! わ、私も撫でて欲しいのに! 2人だけ、ずるいわ!」
「じゃあ、僕もー♪」
慌てて駆け寄るスクィーラに、正面から抱きついてくるアノフェン。
「……鍛錬にならんな、これは」
そして数日後の夜。
ゴウはアッチラに自分の決意を伝えた。
「どうしても、あの遺跡にまた、向かわれるのですか」
「ああ。俺がどこから迷い込んだか調べたいし、はぐれた友人達も探さないとならない。まあ、危なくなったら逃げるつもりだが」
砕けた口調になったのは、アッチラの方がそう望んだからだ。
その彼女は、残念そうに顔を俯けた。
「そう、ですか……」
「世話になりっぱなしだったな。ありがとう」
「い、いえ。こちらこそ、男の人がいると、とても心強かったですし、狩りも楽でした。出来ればずっといて欲しいぐらいなんですけど」
「ありがとう。すまないな。何か恩返しが出来ればいいんだが」
「……それなら、お言葉に甘えていいですか?」
ゴウの嘆息に、アッチラはモジモジと話を切り出した。
「む?」
「もうじき、満月なんですけど……」
獣人には、普通の獣と同じく発情期があるという。
当然、アッチラ達も例外ではない。
そして彼女達が最も昂るのは、満月の夜なのだという。
「……また、アイツらの好きそうな設定だ」
「はい?」
「いや、いいんだ。つまり、俺にアイツらの発情期の相手を務めて欲しいという事か」
「は、はい……あの子達も懐いていますし……男の人を知ってもいい年頃です。抑制剤もあるんですけど、あれは身体のサイクルがしばらく狂ったり、感覚が鈍ったりと、色々あまりよくないので……」
「本人達の意思が一番の問題だと思うんだが。第一、これから旅立とうとするからには、産まれる子供にも責任が取れないのはまずくないだろうか」
「娘達の意思は既に確認済みで問題ありません。それに子供は産まれたら、私達で世話をしますから」
「む、ぅ……」
ゴウは思わず唸った。
既に、根回し済みらしい。どれだけ若く見えても、年の功というのは侮れないようだ。
「ちなみに獣化病を罹患しているゴウさんも、満月の影響を受けますよ」
「え……?」
「獣の本能が強まり、性欲が増幅されます。体力も高くなりますから、4人ぐらいなら平気だとは思いますけど……」
恥ずかしそうに、アッチラはゴウを見た。
「俺が一方的に役得のような気がするが……」
4人とも、かなりの美少女だ。
童貞を失う相手としては、全然不満はない。
しかも全員中出しOKという。
「で、でしたら、何の気兼ねも必要、ないですよね? みんな、よかったわね。ゴウさんの許可も出ましたよ」
喜び、手を合わせるアッチラ。
そして、ゴウの背後にあった柱の影にいつの間にか潜んでいたらしい4人が、飛び出してきた。
「ひゃっはーい♪」
「ちょっとアノフェン! いきなり飛び出さないの! ってココもいつの間に!?」
背中に抱きついてくるアノフェンに、それを留めようとするスクィーラ。
ココはちゃっかり、ゴウの左腕に自分の腕を回して、身体を預けていた。
「断られなくて、よかったです。ドキドキしてたんですよ?」
「お、おう」
そして右隣には末娘のムコウがスッと座り、彼を見上げる。
「……が、頑張ります」
「むぅ」
逃げ場はないようだ。
まあ、そもそも逃げる気もないが。
……そして、満月の夜になった。
目の前で、激しく尻尾が揺れる。
ゴウを眺めながら、スクィーラを後背位で激しく貫き続ける。
「ん、あっ、はうっ、わぅっ、はうぅ!」
ジュプッ、ズプ、グプ、ヌプ、ジュッ、ブプッ、ズッ、ズブッ!
スクィーラは下に敷いた毛皮を必死に握りしめ、絶え間なく続く快感にひたすらに悶えるしかない。
その様に、普段のクールな長女然とした貫禄はどこにもない。ここにいるのは、快感に支配され、蕩けた表情をしたただの牝だ。
ゴウは腰を動かしながら、目前の尻尾を握りしめる。
「きゅうううっ!」
スクィーラの甘い泣き声と共に、チンポがギュッと膣に締め付けられる。
それを羨んだのか、自分に纏わり付く残る姉妹達も声を上げた。
「ん、ふぁ……っ! あ、はぁっ、あうぅ……兄ちゃん、切ないよう……指もいいけど、あっ、はうぅっ……僕にも早く入れてぇ……っ」
ぐちょぐちょと、野太い指で膣穴をほじられるのは、右腕に鋭い爪を突き立てしがみついている次女のアノフェン。
指が浅瀬を抉る度にポニーテールと尻尾を振り乱し、ピュッピュと潮を噴き、舌を出しながら発情した吐息を漏らしている。
「れろ……ん、く……わたしも、いっぱいしたいです……ぺろっ……ん、んむ……っ」
ゴウの背中から尻にかけて、何度も舌を這わせ汗を舐めているのは三女のココだ。臭いに興奮するのか、仕切りに鼻を鳴らしている。
末娘のムコウはゴウの左腕に抱きすくめられ、しきりにキスを繰り返していた。
「んむ、ん……ちゅ、く……んむ……は、あ……お兄様、んむ……頭、ボーッとして……ん、ふ……んんっ!」
息苦しくなり離れようとしても、ゴウの膂力には敵わない。強引な口付けで舌をねじ込まれ、大量の唾液を送り込まされている。ムコウにとっては酒以上に酩酊感の強いエキスと化しているのか、いつの間にか自分からせがみ始めていた。
ゴウはムコウの唇から顔を離すと、腰の動きに専念する事にした。
「順番だ。まずはコイツに1発食らわせてからな……」
パンパンパンパン! と腰を激しく打ち付け、愛液にまみれた30センチ近いペニスを出し入れする。
先刻からイキッ放しになっているスクィーラはもう何も考える事が出来ない。子宮から強烈に沸き上がる快感に脳髄まで支配され、ゴウのチンポの形を肉体と心の両方に刻み込まされるしかない。
「ひぁっ! あっ! ああっ! また、大きく、ひっ! んんっ! あ、ああっ、あーーーーーっ!!」
尻尾がピンと立ち、スクィーラの肢体が海老ぞりに仰け反る。
同時に、胎内に大量の射精が開始されていた。
ドピュ、ブリュッ、ブピュッ、ビュビュ、ビュッ、ビュッ、ビュクッ、ビュルル……!!
永遠に続くかと思われる射精が続き、精が吐き出される度にスクィーラの身体も小刻みに痙攣を繰り返す。中に収まりきらない精液が、繋がった場所からダラダラと涎のように滴り落ちていく。
「ああああぁ……しゅごいっ、ひっ、あ、まだ出てりゅ……はあぁ……また、あっ、私、イッちゃうっ、はっ、あ、はああぁぁ……」
「まだだぞ」
ゴウは冷徹に言い放つと、射精を続けたまま腰を動き始めた。
「ひあぁ……っ!?」
アクメに達したまま、美貌の長女は目を白黒させる。
だがゴウは構わず本格的な抽送に移り、スクィーラの中を自分好みの膣にすべく捏ね回していく。
「悪いな。俺はまだ満足してないんだ、スクィーラ」
ズップ、ヌップ、クプ、ズッ、ズッ、ズッ、ズ、ヌプ、ジュプ、ズプン、ジュプッ……!
「ふゃっ、あっ、待って、まだ私、イッて……んっ! ふああっ! ん、くっ、あっあっまたっひんっ、イクイッちゃいますぅっ!」
膣から愛液と破瓜の血、それに精液を垂れ流しながら、絶頂の高みから戻って来れないスクィーラは、もう人形のようにゴウの突き込みを受け止めるしかない。
そしてそんな姉を、妹達は羨ましそうに見ていた。
「はうぅ、次、僕の番なのにぃ……ん、あっ、指ばっかりで、ん! あっ! 掻き混ぜられたらぁっ! あっ、んんっ、入れられる前に倒れちゃうよぉ……っ!」
「んむ……ご主人さまのせーえきの臭い、すごい濃い……ん、ちゅる……ずず……嗅いだだけでイッちゃいそうです……」
「ス、スクィーラ姉様、すごい……」
全身白濁まみれにされたスクィーラは幸せそうな表情でヒクヒクと気絶してしまい、次女であるアノフェンの番になった。
仰向けになり、M字にされた股に、底なしの精力を誇るゴウの長大なペニスが力任せの出入りを繰り返す。
既に指で何度かアクメを迎えていた彼女の膣内は、初めてにも関わらず剛棒を突き入れられただけで絶頂に達していた。
膣粘膜は快感にひくつき繋がっているそこは、ココが覆い被さって舐められていた。
「あっ、ゃあ、らめ、ん、はぁっ、ココ、恥ずかしい、ん、ああっ、舐めちゃだめぇ……っ!」
羞恥に身悶えするが、胎内を突かれる度にビクッビクッと痙攣する肉体は言う事を利かない。
左腕に末娘を抱え、時折彼女の唇と舌を味わいながら、ゴウは大きなストロークでアノフェンを貫き続ける。
「構わん。続けろ」
「はい……ぺろ……れろ……アノお姉ちゃんとご主人さまの繋がってるここ……ん、すごくエッチぃです……」
汗と愛液と破瓜の血と精液の混じった体液をせっせと舐め、性の虜となっているココは嬉しそうに尻尾を振りたくる。
一方、二人同時に責められているアノフェンはそれどころではない。
「ココ、そこ、あっ、感じ過ぎる、はうっ、あぁっ、深いぃっ、あ、あっ、奥、あ、あ、すごい、指と全然違うよぉっ、いい、兄ちゃん気持ちいいよぉっ!!」
薄い腹を突かれる度に肉棒の形にポッコリさせながら、何度も達する。
まだ固い膣内を剛直で掻き回しつつ、ゴウは小脇に抱いた末娘の口を味わう。
「ん、は……あ……あぁ……、んむ……は……んく……っ、ふ……ぁ……はぁ……お兄様、唾もっと、下さい……んんんんん……っ!?」
発情した幼肢をすり寄せていたムコウは、いきなり強烈に口を吸われて、苦しみながらも尻尾を千切れそうなぐらいに振って喜んでいた。
少女達の甘ったるい匂いと熱に包まれながら、ゴウは何度目かの射精の引き金を腰に溜める。数十分前まで童貞だった彼には上等なテクニックなどなく、ただ本能のままに突きまくるしかない。
もっとも、彼女達にはそれで充分のようだが……。
「あぁっあっはぁっ、らんだん早くっ、あ、あっ、もぉだめぇっ、こわ、壊れる、僕のオマンコ壊されちゃうよぉぉぉっ!!」
子宮口を亀頭で連打し、そのまま小便かと見紛うかのような射精を開始する。ビクンッと滑らかな両足が突っ張り、アノフェンも一気に高みに達する。
「ふあああぁぁっ……ん、あっ、キタアああぁぁ……っ! 兄ちゃんのチンポ汁、あ、ああっ! 出したままもっとずぼずぼしてぇ!!」
「もちろんだ」
ペニスを吐精に脈動させたまま、スクィーラの時と同じように粘膜を引っ掻き回す。アノフェンは半分気絶したまま、受精の幸せに酔いしれていた。
ぬちゃり……。
ゴウは、ヒクヒクと痙攣を続けるアノフェンの股から粘液まみれになった肉棒を抜き出し、上になっていたココに突き出して見せる。
「あ……」
濃い性臭に、ココは頬を赤らめた。
既に二度放ったにも関わらず、ゴウの肉槍はこれまでと変わらない硬さと太さを誇っている。
彼女の頭を分厚く毛深い手で撫でてやり、ゴウは問いかけた。
「どうすればいいか、分かるな?」
「は、はい……お清めします……ん……れろ……お、おいしい……ご主人さまのオチンポ、は……んむ……すごくおいしいです……」
ピチャピチャと剛直を舐める音が、夜の森に響く。
姉妹の中で最もゴウに懐いていたココは、対面座位で貫く事にした。
「ひあああっ、あひっ、は、あっ、ふ、深いいぃぃぃ……っ!!」
凶悪に反り返る肉棒を、ココは自らの自重で蜜壺に沈めていく。
涙と涎を垂れ流し、それだけで気をやりそうになりながらも、必死にゴウにしがみついていた。
「ご、ご主人さまぁ……しゅごいれふ……ん、ちゅ、んん……」
胡坐をかくゴウの上で全身を小さく震わせ、ココは身体を伸ばしてゴウとディープキスをする。
「ココは相変わらず甘えん坊だな。そんなにキスが好きか……」
彼女の口内をねぶりつつ、ゴウは最初から大きく腰を突き上げていく。
ズブ、ズチュ、ジュブ……ズンッ! グブッ! ズプンッ!!
「は、あっ、はひっ……で、でも、んっ、はあぁっ……んっ! は、あっ、これも好きですぅっ!」
ショートカットにした頭や尻尾を撫でられ、ココはうっとりとした声を上げる。
繋がっている部分からは、破瓜の血と共に大量の愛液が滴り落ちる。肉穴は極限まで広げられ、激しいスラストで膣粘膜が見る見るうちにゴウのペニスに馴染んでいく。
痛みはもはや無く、おまけに分厚い胸板が自分の慎ましい膨らみとその先端を擦り上げるのも、どうしようもなく気持ちいい。というかどこが触れても性感帯になっていた。
「これじゃ分からんな。ハッキリ言わなきゃやめちまうぞ」
「だ、駄目です、オチンポ、ご主人さまのオチンポが気持ちよくて、あっ、ん、は、これ、あっ!? ゃっ、ああっ、らめ、あっ、そこばっかりっ、ああっ!」
ゴウが抱えるようにしたまま尻尾を擦るように撫でると、ココの声の音色がより甘いモノに変化し始める。
ココ自身はとっくに腰砕けになり、ひたすら人形のようにゴウの獣欲を受け止めるしかない。
「ここがお前の弱点らしいな」
「は、はひっ、そこああ弱いれす、からっ、あ、あんっ、はぁんっ! ん、あ、こんなのああ、もぉらめぇぇぇぇぇっ!」
尻尾という性感を高められ、突かれる度に頭に白い衝撃が走り、ココは心地よくも短い失神を繰り返す。そして、そのままあっという間に絶頂に達してしまった。
「おおっ!?」
強烈な締め付けにゴウはわずかに驚くが、もとより射精を我慢する理由などどこにもない。
ココの唇を塞ぎ、そのまま子宮を白濁液で満たしていく。
「ん、ふぅ、うううぅぅぅぅぅ!!」
上と下の口の両方から体液を体内深くに流し込まれ、ココは霞がかった目でそれを味わう。受精をより確実なモノにしようと、残った本能で両脚をゴウの腰に絡ませる。
「は、あ……ふぁ……っはうぅ……しゅごい、あ……オチンポしゅごいぃ……ご主人さま大好き……」
そして最後に末っ子のムコウを騎乗位で喰らう。
挿入しただけで腰砕けになってしまった彼女に代わり、ゴウが腰を突き動かす。
ムコウはといえば、姉妹で一番未成熟な自分の身体を支える事すら出来ず、ゴウの胴体にしがみつくしかない。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あぁっ、もぉ無理、ん、はっ! あっ! あぁっ! ん、む……ふあ、や、顔、見ないで、ん、あっ、あ、あああ!!」
おかっぱにした髪が、フルフルと揺れる。
自分の泣き顔を凝視され、ムコウは俯き、前髪で目を隠そうとした。しかし、それをゴウは許さない。髪を掻き分け、むしろ自分の肉棒で蕩けさせた女の子の表情をガン見する。
「そうは言っても目の前だからなぁ。倒れ込んできたのはお前の方だろ?」
ゴウから見えない部分では、激しく肉棒が出入りを繰り返す。
腰を引き、突くたびに、愛液を掻き出し処女のきつい幼膣を貫く感覚に、ゴウは酔いしれていた。
そしてそれは、ムコウの方も同様だった。最奥を突き上げられるのが気持ちいい、腰が動く度に揺れる胸板で刺激される胸も気持ちいい、獣耳や髪を撫でる大きな掌が気持ちいい。子宮が熱くなり、トロトロと自分の中から愛液が溢れてくるのを自覚する。
「だ、だってコシに力があ、ひっ、ふぁっ、あ! こんな突かれたら、んっ、はっ、ゃっ、止まらな、んっんっんはぁっ、あ、あああぁぁっ!!」
「まあ、お前が動けなくても俺が勝手にやるだけだからな」
ゴウは強引な律動を続けながら、ムコウの頭を引き寄せる。顔を寄せ、小さな舌を吸う。普段は慎ましいムコウだが、今はそれどころではない。覚え込まされたゴウの獣臭い唾液は己の快感を増幅させるエキスと化しており、むしろ自分から積極的にゴウの舌を吸い返す。
「んぶ、ん、む……ふぅ……んぐ……ん、ふぅ……お兄様ぁ……っ」
「そろそろ本気でいくぞ」
ズプンッ!
深い突き上げに、ムコウの腰が大きく浮き上がり、彼女は目を白黒させた。
「ひう……!? ま、また、中で大きく……ふあぁっ!?」
「そらもう一回」
ジュブンッ!
「ひぁんっ!」
ゴウに見られて恥ずかしいなどと言っている余裕は、ムコウにはもはや無い。
脳髄まで痺れるような快感が立て続けに下半身から送り込まれ、ボブヘアを揺らしながら、涙やら鼻水やら唾液やらでベトベトになった痴呆のようなアクメ顔をさらけ出すしかなかった。
「いい声で泣くな。そらそらそらそらこれでどうだ」
ジュブ、ズブ、グプ、ヌプン、ヌプン、ヌプン、ズンズンズン!!
「あっあっあっズボズボすごいあうっはぁっ、気持ちいい、は、あっ、オチンポいいぃぃお腹いっぱいになってりゅうううぅぅ」
子宮を突かれ、膣粘膜を引っ掻きこねくり回され、立て続けに叩き込まれる快感の波に、ムコウの身体は力なく痙攣を繰り返すしかない。
「このまま出すぞ? 発情期で子供孕みたがってる小さな胎に、精液ぶちまけてやる」
「はひぃ出してっ、私をママにしてえぇぇぇぇ!!」
不意にゴウの手が背中を伝い、激しく左右に揺れる尻尾を撫で上げる。その途端、蜜まみれな膣がギュウッと締め付けを増した。
「ひぅあぁ……! し、尻尾はら、らめ、あ、あ、感じ過ぎちゃ、あひっ、あ、あ、あ、はううぅぅ!」
いきなり性感を数倍高められ、ムコウはビクンビクンッと震え上がる。
ゴウの手は尻尾を扱き上げながら、ピストン運動を削岩機のように激しくしていく。
そしてそのまま最奥に射精。
「~~~~~~~~~っっっ!!」
未使用だった胎内を白濁液で満たされ、幸せそうに舌を突き出してこれまでで最高の絶頂に達し、そのまま失神した。
ムコウの膣から今だに固いままのペニスを抜き取ると、ゴウは背後を振り返った。
「さて……」
愛液と精液で汚れたそれを扱きながら、彼女に近付く。
アッチラは、太い木にもたれかかり、娘達の痴態に当てられてオナニーを続けていた。
いつもは慎ましく優しい彼女も、今はすっかり牝の色気を醸し出している。
情欲に濡れた目は長大な肉棒に釘付けになり、細い指先はMの字に開き濡れそぼった己の股間の花弁を慰めたままだ。
「あなたの……いや、お前の番だ、アッチラ。娘達の前で恥を掻いてもらおうか?」
「は、はい」
小さく息を呑むと、アッチラはその足をより大きく開き、自分の指で薄桃色の秘処を広げて見せた。熱を持った蜜が、トロトロと滴り落ちる。
「……よろしく、お願いします……わたくし達の、旦那様……こ、ここを、お好きにお使い下さい……」
アッチラは背面から抱きかかえられると、幼女がオシッコをするようなポーズで極太ペニスを突き入れられた。
豊満な胸をゴウの両手で好き放題に揉みしだかれ、肉棒一本で支えられたまま、自分の
娘達の下へ運ばれる。
そこに運ばれるまでで、既に五度ほど気をやっていたが、もちろんゴウは全然満足していない。
座り込み、背面座位で思う存分腰を振るう。
母親の悩ましい泣き声に目覚めた四姉妹が、アッチラと自分達の主となった男に纏わり付く。
「み、見ちゃ、んっ、あっ、駄目ぇ、みんな……っ、あ、恥ずかしい……っ」
アッチラは羞恥に目を伏せるが、ゴウの許しがないまま足は閉じられない。
そのまま激しく剛直が出入りを繰り返す汁まみれの秘処を、スクィーラの舌で舐められてしまう。
「んっ、ぺろ……はぁ……お母様のここ、いっぱいに広がってるわ……」
「ひぅんっ!?」
クリトリスまで舌を這わされ、アッチラの背中が大きく仰け反る。
その途端、唇をゴウに塞がれ、舌が強引に侵入してくる。
「んっ、んん……んむ、じゅる……! ん、ふぅんっ……!」
掌で胸の形が変わるほど強く揉まれ、アッチラの身体がビクンッビクンッと震え上がる。
小さく膨れたそのお腹を愛おしそうに撫でているのは、次女のアノフェンだ。
「うらやましいなぁ。兄ちゃんに突かれるたびに、お腹ぽっこり盛り上がっちゃって……すごくいいんでしょ、ママ?」
「んぷ、ふぁ……え、ええ、気持ちいいわ……旦那様のオチンポで、お腹っ、いっぱいに、ん、あっ、あっ、されてるのぉ……っ!!」
そして左右の乳首に吸い付いてきたのは、三女のココと末娘のムコウ。時折、胸の先端だけではなく、ゴウの指もフェラチオのように愛情たっぷりにしゃぶったりしてくる。
「ちゅ、んぷ、ご主人さま、激しい……ママがこんなに、乱れるなんて……」
「んむ……本当、です……ちゅぱ……ん……れろ……お母さん、乳首吸うたびに身体、反応してます……」
「だ、だってそんなエッチな吸い方、貴方達に教えていないわ……っ、はぁ……っ」
ズンッズンッズンッとゴウの腰使いが重く深いモノへと変わり、射精の兆しを見せ始める。
アッチラの身体も律動に合わせて上下に揺れ動き、一際大きなアクメへと昇り詰めていく。
「あ、旦那様ぁっ、あぁっあっんっ、そんな激しくされたらっわたくし1人で、あぁっまたっ、んあっ、あっ、あ、あ、あ、あ、あーーーーーっ!!」
ペニスの脈動と共に、濃厚な牡汁がアッチラの子袋を満たしていく。
身体を仰け反らせて気をやるアッチラの口に、ゴウは顔を覆い被さるようにして唾液を送り込む。
そして、弛緩した彼女の身体を持ち上げると、まだ射精を続けている肉棒を引き抜いた。
先端から噴水のように白濁液が迸り、不意打ち気味に奉仕していた四姉妹の身体を汚していく。
「はうっ!」「んん♪」「ああ……っ」「くぅん……!」
牡のエキスを顔や身体に浴び、臭いに敏感な獣人達はそれだけで軽いアクメに達してしまう。
誰が言うともなく、彼女達は白濁液を滴らせるペニスに顔を寄せ始めていた。
アクメから戻ってきたアッチラが、蕩然とした顔でゴウを見上げてくる。
娘達の奉仕に下半身の心地よさを感じながら、ゴウは美貌の未亡人を見下ろす。
「……まだ、身体は疼いているだろう?」
「……はい……私も、娘達も……」
鼻を鳴らし、アッチラはキスを求めてくる。
「心配するな。夜はまだ長い。満足行くまで可愛がってやる」
心強いその言葉に、アッチラは嬉しそうに頭を彼の分厚い胸板に擦りつけるのだった。
で。
一日おいて(満月の翌日は、さすがの獣人娘達も足腰が立たなかった)、ゴウ達一行は木漏れ日が照らす森の道を歩いていた。
遺跡とは逆の方角だ。
「結局、みんなついてくる訳か……」
「この向こうに住む、懇意にさせてもらっている森妖精の一族は、探索に慣れているそうですから。魔獣を倒すのが目的ならともかく、遺跡の調査やお友達の捜索なら、彼らの力を借りた方がいいと思います」
というのが、横に並ぶアッチラの言葉だった。
「交渉は、任せて下さいね」
「よろしく頼む」
そんな2人を見て、少し後ろを歩くスクィーラとムコウが唇を尖らせる。
「お母様ずるいわ。1人でポイントを稼ぐなんて」
「……わぅ」
「ちょ、ちょっとぐらい、いいじゃない」
「兄ちゃん、みんな早くー! 何か向こうの方、お祭りみたいだよー!」
1人先に進んでいたアノフェンが、遠くからいつものように元気に手を振っている。
「アノフェンったら、あんなに急がなくても、森妖精の郷は逃げないわよ。まったくもう……」
「あ、あそこでは色んなモノが買えるんですよ。防具とかお薬とか、おまじないの道具も売っています」
母親とゴウを挟んで反対側に並んで歩いているココが、一生懸命主張する。
「なるほど」
大きな手を伸ばして、ショートカットの髪を乱暴に撫でる。
恥ずかしそうにそれを受け止めながら、ココの話はまだ続く。
「そ、そ、それに……」
「む?」
「く、首輪とかも……依頼すれば……」
「ちょっと、ココ!」
慌てて、スクィーラが制止する。
「だ、だって、欲しいし……ご主人さまに、付けてもらいたいもん」
「そういうのは、ゴウさんの意向を伺わないと駄目でしょう!?」
「付けろって言ったら、付けるのか?」
「……っ!!」
ゴウの一言に、2人は沈黙した。
妙な緊張感を破ったのは、ゆっくり尻尾を振り、ニコニコと微笑むアッチラだった。
「よかった。無駄にならなくて済みました」
主語を抜いたその台詞に、ほにゃ? と遠くで首を傾げているアノフェンを除く3人が、彼女に注目する。
「こうなると思いまして、事前に頼んで作っておいてもらったんです」
「くびわ?」
「はい」
ゴウの問いに、アッチラは頷く。
「4つ?」
「……私には、付けてもらえないんですか?」
「……5つ、注文してあるんだろうな」
「もちろんです♪」
ゴウは短く息を吐くと、ボリボリと頭を掻いた。
どうやら、この家族との別れは当分先になるらしい。
そして、それはもちろん、ゴウにとっても嬉しい事だった。
最終更新:2013年01月02日 02:28