夢魔獣
「夢魔獣」は魔獣戦線における戦闘シミュレーションツールです。
（wiki作成：神無月 聖）
原案について
夢魔獣は2006年ごろからフィロスさんが原案を作成、黒さんを始め多くの方によって作られたものです。この度、魔獣戦線をもっと楽しみたい！という思いのもと、改めてwikiを作りました。
注意事項
夢魔獣のルールは他のセッションやイベントとは異なります。
遊ぶ場合は、下記を念頭に置いてプレイしましょう。
- 夢魔獣は、魔獣戦線の戦闘訓練ツールです。
- 夢魔獣は、騎士との対戦を楽しむ場ではありません。
- 夢魔獣は、騎士同士の仲を深める場ではありません。
- 夢魔獣で起きたことはすべてなかったことになります。
概略
「夢の中で」「１人～３人のチームを組んで」「騎士同士が戦う」
という戦闘訓練ツールです。
PCサイドの考え方
PC達は「これは夢だ」と自覚しています。
ただし目覚めると、起きたこと、体験したことは全て忘れます。
つまり、現実でのしがらみを一切気にすることなく力を振るうことができ、
本来ありえない騎士同士の戦いも本人達が「夢だから」と思うことで可能です。
夢の中の戦いで勝つと、「見たい夢」を見ることができます。
当然そのことを知っています。
PLサイドの考え方
あくまで戦闘訓練ツールであるため、
「この能力はこうやって組み合わせるといいな」
「この能力はこういう描写にしたらいいかな」
「こういう戦闘方法もやらせてみたら面白いかな」
「応援するならこうやって能力を使いたいな」
「時間に間に合うようにこういう打ち込みをしよう」
など、割とリアルで技術的な道具として使います。
禁止事項
- セッション、イベント、BARなどでPCが夢魔獣で起きたことを口にする
（「なかったこと」になっているので決して触れないこと）
- 時間を超過してプレイする
（訓練の道具ですので、時間厳守でやりましょう）
- 魔獣戦線の世界観を逸脱したロール
（いくら夢と言っても舞台は魔獣戦線です）
- 一般的なチャットルールに抵触する
（公開ログですので、マナーは守りましょう）
開催形態
夢魔獣は水無月さんに特別に許可をいただき、水無月さんのイベント開催許可無しにイベントを開催することができます。
開催の仕方は2通りあります。
BARのある休日・祝日・週末に開催する場合
EMは3日以上前に、MLに開催日と時間を告知し、なりきり掲示板に書き込みをしてください。
ただし、イベントやセッションが開催される場合、夢魔獣の開催はできません。（先に告知を行っていたとしても）
参加者は掲示板に参加希望を書き込みます（イベントと同様）
最終的に参加キャラが偶数人（MAX6人）なら開催可能です。
この休日式の場合、1週間に1回まで開催できます。
BARのない平日に開催する場合
告知の必要はありません。（告知をしてもかまいません）
参加したい人が複数人集まった段階でなりきり掲示板にEMが書き込み、参加者はそれに変身してください。
この平日式の場合、1週間に3回まで開催できます。
開始が決まったら（チーム分け）
＃魔獣舞台で行いますので、nick_10の名前で入室してください。
EMの号令で参加者全員が2d6を振ります。
その出目で、チーム分けと個人戦フェイズでの対戦相手が決まります。
出目が同じ場合は、イニシアチブのルールに準拠します。
高い出目の方半分と低い出目の方半分というチーム分けになります。
そして、個人戦の対戦相手はチーム内で高い人同士、中間の人同士、低い人同士が対戦することになります。
例）６人参加で、出目が１、２、３、４、５、６だった場合
チームＡ→４、５、６
チームＢ→１、２、３
個人戦一回戦→６vs３
個人戦二回戦→５vs２
個人戦三回戦→４vs１
夢魔獣は非常にハイスピードなゲームです。
そのため、決められることは事前に決めておこうということです。
EMもPLもそのことは肝に銘じておいてください。
フェイズ進行
夢魔獣は以下のフェイズに分かれて進行します。
| 集合フェイズ |
15分 |
ＰＣ全員が集合する |
| 個人戦フェイズ |
各10分 |
一対一で対戦する（最大三回戦） |
| 団体戦フェイズ |
最長60分 |
全員で対戦する |
| 微睡フェイズ |
各5分 |
勝者チームが好きな夢を見る |
ということで、最長2時間で終わると想定しています。
時間厳守でお願いします。
集合フェイズ
制限時間：１５分
目的：全員登場する
ＰＣ全員が登場するフェイズです
開始直前に決めた順番で登場してください。
この際、登場する場所は「何もない真っ白な地面が地平線まで続く場所」です。
さらに、そこが夢であること、敵を倒せば好きな夢を見られること、誰が味方で、誰が敵なのかを全て把握している状態で登場してください。
誰が参加するのかをＰＣ同士が確認する意味合いの場面です。
あらかじめ対戦相手は決まっているはずなので、メンチとかきってください。
個人戦フェイズ
制限時間：各１０分
目的：相手にダメージを与える
開始直前に決めた順番でＰＣが一対一で戦うフェイズです。
まずイニシアチブを2d6で決め、高いほうが先攻側になります。（同ルールに準拠）
イニシアチブが決定したとき、先攻側はフィールドを自在に変更する権利があります。
変更しなくてもかまいません。
その後はいつもどおり判定して敗者がやられるロールをしてください。
全員が一回ずつ個人戦フェイズをやるまで、第二回戦、第三回戦と続きます。
個人戦の場面です。
気になるあいつと戦うもよし。自分一人の力を確かめるもよし。
誰にも邪魔されないロールを楽しんでください。
ただし制限時間はかなりきついです。
ＥＭや周囲のＰＬは残り時間や経過時間を教えるなど「素早いロールの訓練」だと思って声援をかけてあげましょう。
団体戦フェイズ
制限時間：最長６０分
目的：相手チームを全滅させる
チーム全員が戦うフェイズです。
全員でイニシアチブをふって、その順に行動して、先に相手チームを全滅させたほうが勝ちとなります。
描写は基本的に判定の敗者が行うようにしてください。
このとき、イニシアチブがトップの人には個人戦同様フィールドを自由に変更する権利が与えられます。
もし１巡で決着がつかない場合、もう一度イニシアチブをふります。
このときもイニシアチブがトップの人にはフィールド変更の権利が与えられます。
団体戦の場面です。
これが本当の意味で戦闘のシミュレーションになります。
個人戦でのダメージをどうカバーするのか？応援や全力攻撃はどうするか？
制限時間を設けてありますので、決められた時間の中で本番同様ロールしてください。
微睡（まどろみ）フェイズ
制限時間：各５分
目的：ご褒美を楽しむ（見たい夢を見る）
団体戦で生き残ったチームはそれぞれ自分の見たい夢を見ることができます。
魔獣戦なら退場フェイズにあたります。
順番は個人戦フェイズの順番に準拠します。
あくまでおまけですので、必要ない場合は省略できます。
勝者の時間です。
時間内で自由に振舞ってください。どうせ夢ですし。
朝になったら全て消えてしまいます。どうせ夢ですので。
よくあるかもしれない質問
- Q. 観客は入れますか？
別にいてもいいんじゃないでしょうか。どうせ夢なので見た記憶も残りません。しかし観戦者は参加者のロールを邪魔しないように気をつけてください。
- Q. 参加者が奇数人しか集まらなかったら？
EMとして参加してはどうでしょう？
また、元からEMのキャラが参加するかどうかを示しておくのも良いと思います。
大事なのは気軽にできることなので、そこはルールで規定しなくても状況にあわせてEMが柔軟に対応できる部分だと考えます。
- Q. 力の譲渡はできますか？
できます。通常の魔獣戦線のルールに準拠します。
- Q. 個人戦で、即死系能力（禁呪など）で相手の力を0以下にした場合はどうなりますか？
ルールに従い、受動側（敗者）が描写をしてください。
実際に即死する（＝団体戦に出ない）かどうかも受動側が判断して描写してください。
- Q. 個人戦の流れがよくわかりません。
以下のようになります。
個人戦開始
↓
イニシアチブ決定（セッションルールに準拠）
↓
先攻側がフィールド描写、攻撃描写後、判定値算出
↓
後攻側が防御（反撃）描写後、判定値算出
↓
敗者が状況を描写
↓
個人戦終了（二回戦以降は次のイニシアチブへ）
- Q. 戦闘の時間が短くないですか？
実際のセッションやイベントは時間との勝負です。
また、掛け合い（≒馴れ合い）ロールをできるだけ避けるためにも時間を制限しています。
限られた時間の中でいかに動くかの練習と割り切ってください。
- Q. 時間切れになったらどうするんですか？
チームの合計ポイントで勝敗が決まり、強制的に微睡フェイズに移行します。
- Q. 参加者が二人の場合、個人戦はするんですか？
基本的に団体戦フェイズからの開始で良いのではないでしょうか。
EM用テンプレート
＋＋＋夢魔獣 ＋＋＋
Welcome to crazy dream♪
ここは夢の世界。
誰の夢かはわかりませんが、貴方達はその夢の中にいます。
貴方の隣には共に戦う同士が、眼前には倒すべき敵がいます。
勝てばあなたの好きな夢を見られるでしょう。
今回の対戦カードは PC1 VS PC2 です
＋＋＋集合フェイズ（１５分）＋＋＋
真っ白で何も無い空間。
あたり一面見渡す限りの白、白、白。
そこに唐突に、本当に唐突に次々と騎士達が現れる。／
＋＋＋個人戦フェイズ 第１回戦（制限時間１０分）＋＋＋
PC1 vs PC2／
＋＋＋団体戦フェイズ（最長６０分）＋＋＋
一方が死に絶えるまで戦いは終わらない。
戦って、戦って、戦い抜いて、
残ったものだけが望みの夢を手に入れる。
勝者は・・・どちらだ！／
＋＋＋ご褒美フェイズ（各５分）＋＋＋
勝ち残った貴方には好きな夢を見る権利があります。
どんな夢だってＯＫです、だって夢だから！／
