【名 前】アッサルト(ゴルフォ)
【位 階】戦車
【生 年】彼の世界の西暦で1854年生まれ。(1874年に飛ばされたため、現在20歳。)
【性 別】男性
【表の顔】絵描き(武器職人)
【裏の顔】探求者
【P L】エト
【データ】http://majyusen.web.fc2.com/char/kight/RM07.htm#24
【参 考】

異世界から来た青年。二重人格者の元軍人。階級は上等兵だった。
ある日突然、もう一つの人格「ゴルフォ」が目覚める。アッサルトは真面目で思慮深い性格であり、剣術を得意としている。一方、ゴルフォは自由で活発な性格であり、射撃を得意とする。
EⅤ2後、アッサルトは頭で考えることを頑張る脳筋青年、ゴルフォは要領のいい頭の切れる奴という感じが出ている。

[お互いをどう思っているのか]
お互いの記憶は共有し合っている。アッサルトはゴルフォのことを気に食わない奴だと思っているが、反面、彼への信用と憧れを持っている。ゴルフォはアッサルトのことを「腰抜け」と呼んでいる。

[元の世界]
アッサルトの元の世界は、国の名前などに違いはあるが、この世界とどことなく似ており、ちょうど19世紀のような背景を持っている。

シュモ(NPC)
空色の髪と瞳を持つ中性的な外見の子ども。最初「太古の魔女モウラ」を名乗ってアッサルトに近づき、魔力持ちであることを見抜く。その後、アッサルトたちの魔法の師匠となった。その正体は、アッサルトたちの世界で、神から創られたすべての魔力の主である「魔子」と呼ばれる存在。魔子とは双子であり、シュモは〈男児〉の方である。なぜこの現代世界へやって来たかは明かしていないが、色々と謎に包まれている。

〖エピソードEⅤ2〗
「お前、『魔力持ち』、だね?」
この一言が、アッサルトとゴルフォのその後の生活に、確かに変化を与えた。


2021年3月中旬、魔獣討伐という任務を終えたアッサルトは、帰路の途中、何者かにより怪しげな空間に召喚される。
そこで待っていたのは、自分の姿であるが人格は「ゴルフォ」の青年と、「太古の魔女 モウラ」と名乗る女性。
彼女の正体は、アッサルトたちの世界から来た「魔子(まこ)」と呼ばれる、強大な魔力を持つ双子の〈男児〉の片割れの方だった。
彼女改め「彼」は、通り名である「シュモ」を二人に名乗り、アッサルトたちにある話をする。

アッサルトたちがいた世界は、「魔力」や「魔法」といった概念が実は存在していた。しかし、魔力を持ったものが生まれる確率はそれほど高くないという。そのような中、時代は「科学」の方へと向かっていったので、魔力持ちが積極的に発見されることはなかった。
シュモはアッサルトに言った。
「……お前たちの体内に、光を放つ流動が確かに見える。言うなれば、物語に出てくる『魔法』というのが、お前たちには使えるということだよ」
アッサルトたちは、「魔力」を持つ人間だった。シュモ曰く、「一般的な魔力持ちよりも、少し魔力が少ない。」
アッサルトは始め、信じきることができなかった。
不信感とともに、過去の記憶に嫌悪と疑惑が、現在の自分の能力の足りなさや不甲斐なさ等が、どっと押し寄せてきた。
―アッサルトは口を開いた。
「僕は、『この世界』で生きていかなければならない。僕に魔力があるというなら…どうか僕に、魔力の使い方を教えてください!」
固い決意が響いた瞬間だった。

アッサルトたちは魔法を習得する決意をした。
シュモの承諾を得たアッサルトとゴルフォは、次の日から魔力の鍛錬を受ける。毎日行われた鍛錬はとても厳しいものだった。体内を流れる魔力のコントール、魔力を魔法に変換する基本的な技。「魔法」というものに今まで触れてこなかったアッサルトは、失敗しながらも、一生懸命に学んでいった。
しかし、ゴルフォはどちらかといえば、乗り気ではなかった。
「俺は、魔法とかいうもんはあんまり信じてねぇんだよ。そんな空想的なものよりも、確実に目に映せる武器の方がよっぽどいい」
最初の頃は、「内」から勝手に出てきて鍛錬を妨害したり、逃げ出したりもした。
アッサルトは改めて、二重人格の不便さに気づいた。

(ゴルフォ、この体はお前だけのものではないんだ。もちろん、僕だけのものでもない。僕たち二人、人格も目標も違えど、体は一つしかないんだ。お互い助け合わないとやっていけないのは、承知の上だろう)
(ハッ…お前って考えが深そうに見えて、案外それしか考えつかない馬鹿なんだな。要領も悪いし。最近それにやっと気づいたぜ)
(……そういうお前は、物分かりがいい方らしい。機転も利くし、僕より頭がいいのはわかっている。僕は、言われたことを言われたとおりにやるしか能がないんだ。それ以上の価値あるものを生み出すことができない。だから、僕は今自分にできることを、精一杯やるしか方法がないんだ)
(それなら、俺が「お前」になろうか?お前の人格を完全に消して俺だけになれば、こんな争いや苦労なんかしなくてすむ。この一つの体にとっても、その方がいいと思うけどなあ?)
(………お前がもしそうするなら、僕は全力でそれを阻止する。「あの時」と同じようにだ。たとえお前の方が強くても、最後まで追い込まれても、僕は必ず抗い続ける……僕のもう一つの「人格」に)
次の日から、ゴルフォは鍛錬の邪魔をしなくなった。心なしか、魔力の上達が見えたような気がした。

二か月の間で、アッサルトたちは魔力を扱えるようになる。
アッサルトの場合、剣を媒体として魔法を使う。彼の愛用のサーベルを、シュモが魔力を通す金属にしてつくりかえた。アッサルトは、剣術と魔法を併用して戦える術を身につけたのだ。
ゴルフォは従来の射撃に加え、「魔弾」を撃てるようになった。また、ゴルフォは以前から「弾松の実(だんまつのみ)」と呼ばれる、武器専門の異能力者の団体と武器の売買を行っていた。それにより、購入した性能の良い銃火器等を自分の武器として加え、現代兵器に関するの知識も持つようになる。

シュモ「奴らはまだ『面白いもの』を持っているが……これを明かすのはまだ早い。我がもっと楽しんでから…それからでも遅くないだろう、フフ」

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日常
最終更新:2021年07月23日 20:22
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