綺麗な桜は、道行く人達が次々に写真を撮っている。
確かに桜は美しい。
だけど、散るから美しいって訳ではない。
あくまで、「咲いている」から、みんながその姿に恍惚とする。
春以降の桜の木には、誰も目もくれない……。
桜は、開花のために生きている訳では無いのにね。
桜の木は、春夏秋冬、赤咲いて、愛にきらり極み、生き続けている。
一見した華やかさに惑わされるから、本質を見誤るんだろうか…。
ていうかもはや「自分が生まれた時から、桜は『綺麗なものである』」っていう先入観が刷り込まれてて、
他の人が綺麗って言ってるんだからまあ綺麗なんだろうって、なんの疑いもなく思い込んでいるのかも知れない。
それはとっても愚かな事だし、危険な事だよね。
最終更新:2012年04月08日 21:20