概要
『不死身の杉元』日露戦争での鬼神の如き武功から、そう謳われた兵士は、ある目的の為に大金を欲し、かつてゴールドラッシュに沸いた北海道へ足を踏み入れる。そこにはアイヌが隠した莫大な埋蔵金への手掛かりが!? 立ち塞がる圧倒的な大自然と凶悪な死刑囚。そして、アイヌの少女、エゾ狼との出逢い。『黄金を巡る生存競争』開幕ッ!!!!
個人的評価
- 表紙からして戦争モノかなと思っていたのですが、大雑把に言うとそうではありません。もちろん、銃や剣で戦いはしますが、派閥ごとの金塊争奪戦であり決して戦争がメインではないです。
- むしろ大きくストーリーが進むまではアイヌや北海道の小ネタを挟みつつ、ドキュメンタリーコメディのような雰囲気を出していたりします。
- 戦闘とほのぼのシーンの差が激しいにも拘らず、その入れ替わりが突然であり、毎回行きつく暇もないほどの大暴れになります。主人公たちが争う相手は戦時中最も恐れられた軍隊と、全国から集められたそれぞれ特異な能力をもった囚人たち、もちろんただ普通の戦闘なんてめったにありません。驚きと興奮、笑いと感動が詰まった作品です。
所持巻数
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最終更新:2019年07月31日 11:18