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私である、私でこその、何か――。
高校三年生の少女、梧 菫(あおぎりすみれ)。彼女の足取りは重い。
周囲から向けられる、無責任な期待。実直への蔑み。そして自身の生んだ幾多の負の感情。それらは重々しい鎖となって絡み付き、彼女を苛んだ。
そうして彼女へ最初に爪を立てたのは、一体誰だったのだろうか。
2018/2/12に第一話が投稿されたシリーズ作。完結済み。氏の過去作品のリメイクをマンカケで表現したものであるらしい。
控える受験や見えない将来、立ちはだかる厳しい現実から目を逸らせないでいる菫の葛藤を弱さだと一蹴する事は、その耐え忍ぶ姿を見れば難しいだろう。
不明瞭な形の白黒トーンである事が、彼女の見る世界の鈍重さ、冷徹さ、或いは味気なさを読者にも見せているのかもしれない。
ジャンル
最終更新:2019年07月07日 16:57