名無し募集中。。。@\(^o^)/:2015/01/18(日) 01:24:28.35 0
不特定多数の人間が突然行方不明になり、その代わりのようにゼリー状の物体があちこちに散乱する、という奇妙な事件が発生した。
「うわ、気持ち悪いね…」
眉をひそめるリゾナンターの中で、里保だけが覚悟を決めたような顔をしていた。
「きっと、これは…」
ー里保が放った水の流れが、少年の前でピタリと止まる。
「変わらないね」
「…あなたもね…ゼリー王子」
チャットから出たネタより
さすがにゼミネタ盛り込むのは難しいかなw
「絵本?え、りほちゃんが書いたの?」
「うん、ちっちゃい頃だよ?…あの、恥ずかしい…とか言ってる場合じゃないけどあんま見ないで…」
「ぶは、みじかっ!4ページしかない!これ鞘師が書いたの?」
「はい~?ちょっとまーちゃん、今なんて」
「で、これとさっきのニュースと何の関係があると?確かにゼリー王子って名前やけど…」
「…ゼリー王子は、本当にいたの」
ー「…ほんとに変わってないね。すぐ止められちゃう。飽きちゃうよ」
里保は肩で息をする。触れなければゼリー化することはないが、逆にこちらも何の攻撃も仕掛けられない。
「お姫様は、大したことないね」
建築物などの一部が消失し、代わりにゼリー状の物体が散乱するという奇妙な事件が発生した。
はじめは面白おかしく取り上げられていたものの、その被害に合うのはついに無機物だけではなくなってくる。
ペットが。野生動物が。そしてついに……人間が。
「これ以上、悪だくみはさせないわ…」
立ち上がった少女が口にするその名は…
次回、『ゼリー王子とサイダー姫』
「サイダー姫なめんなぁ!」
投稿日:2015/01/18(日) 01:40:47.89 0
最終更新:2015年01月22日 14:11