あらすじ
高橋愛と新垣里沙。共に精神系のチカラを持つ二人の異能力者。
他者の精神と自らの精神を協調させる精神感応の力と、他者の精神を蹂躙する精神干渉。
似て非なるようでいて、他人の魂へのハッキングという悪魔の所業という意味では同じ能力を持つ二人。
組織によって造られた能力者と組織から送り込まれたスパイ。
出会ってしまった二人の行方は…。
概要
- 「リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第11話」から投稿が開始される。
- 単純な善悪二元論に収まらず、様々な登場人物の生い立ちや考え方が存在し複雑で多面的な構成を取っている。
高橋愛と新垣里沙が主人公的な立場ではあるが、他の登場人物(リゾナンター)も、各々の信条に従って思考し行動する。
- 本編においては残酷で凄惨な描写も存在するが、番外編においては繊細で詩情感溢れる描写も為されていて、作者の描写力の高さが窺われる。
- 異能力と命名されただけあって、能力に関する考察や描写も緻密かつ膨大である。
- 各作品の冒頭は、精神感応や共鳴増幅等、登場人物が持って生まれた能力に関する定義付けの文章が積み重ねられていく。
定義付けの対象は能力に留まらず、粛清人や監視者、魔女といった作中の登場人物の組織内における使命にまでも及ぶ。
その作品の構成及び文体は特徴的であり、作品を一読した読者によって作者バレする作家の代表的な存在でもある。
- 作者異能力の人は他の作者の作品と緊密にリゾナントした作品を書くことが多く、異能力シリーズ序盤の、各リゾナンターが初登場する紹介エピソードにおいて、その特徴は顕著である。
しかし、異能力の人の描く作品世界の印象が強すぎる為か、リゾナント作品が話題に上がることは少なかった。
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最終更新:2010年11月13日 19:17