パクリパクラレロワイアル


 はじまり

パパス「ぬわーーーーっ!!」

カイジ「大丈夫かよ……オッサン!」

パパス「ハッ……ここは!? 私は息子を庇って死んだはずでは……」

そこは、マンションのとある一室だった。
その場には9人の男たちがいた。

ベジータ「どういう事だカカロット。俺はフリーザに殺されてしまった筈なのに……キサマがドラゴンボールで甦らしたのか?」

悟空「オラしらねぇよ。それよりもオラ腹減ったぞ」

ノッチ「ノッチです! 民宿の経営があるのにぃ……あー……嫁に怒られちゃうよ~」

蜘蛛男「地獄からの使者スパイダーマッ!!」

???「あたーらしーいーあーさーがーきーたー♪」

ラジオ体操開幕の音楽が流れる。
部屋の中心にあった黒い球体が開く。
球体の中には、スーツケースと武器が詰まっていた。
そして、驚くべき事に全裸の男も入っていた。


桐山「……俺の名前だ」

桐山は自分の名前の書かれたスーツケースを取る。
カイジもそれにならい、スーツを取った。

パパス「ほう……剣もあるのか。よく分からぬが丸腰では心許ない。戴いておくか」

桐山は無言で銃を取る。
すると、黒い球体に文字が浮かび上がった。

ガンシ(全裸)『おまいらは死にました。そして、死んだおまいらを私が生き返らしました。故におまいらの命は私のモノ、という理論です』

ベジータ「なんだとぉッ! フザケやがって!!」

ノッチ「ま、まぁまぁ……落ち着こうよ……(コイツM字ハゲとか、すげぇ髪型だな。人生投げてんのか? 妙に偉そうだしムカつくわー)」

ガンシ『おまいらには、こいつをやっつけてきてくだちい』


 名前『死神星人』 
 口癖『計算通り!』『これは罠だ!』


パパス「死神星人……普通の少年ではないのか? 倒す……とは?」

パパスは、黒の球体に映し出された端正な顔立ちの少年を見て胡散臭そうに言う。

カイジ「倒せって……まさか、帝愛の仕組んだゲーム!?」

ガンシ『それでは行ってくだちい』
最終更新:2015年01月29日 21:46