パクリパクラレロワイアル


 死神星人編 其の2


悟空「おめえが、何とかっちゅう星人かー。弱っちそうだなー。オラ全然ワクワクしねぇけど、取り敢えずとっととぶっ飛ばして家に帰るぞ」

悟空は死神星人をおちょくったように笑うと、死神星人に近づく。

ベジータ「バカめ、死神星人だ! カカロット! やるならとっととやってしまえ! 俺もこの茶番には呆れていたところだ」

死神星人「!? (何故、僕が死神を連れている事を知っているんだ……いや、星人? 言ってる事が意味不明だ。デスノートで片付けるか……いや、これもLの罠かもしれない……うかつにノートを使う訳には……」

悟空「おう。任せとけ。ベジータ! そんじゃ、手加減してやっから安心してくれ!」

ノッチ「えー。賞金の総取りですかー? ズルいですよー」

ノッチが悟空を止めるために、彼の腰にしがみついた。

悟空「おっ、おい、邪魔すんなよ」

悟空は軽くノッチを押し退けたつもりで撫でた。
だが、桁外れの力を持っている彼は力の加減が出来なかった。
その結果、ノッチは、物凄い勢いで吹っ飛んで、コンクリートの塀をぶち抜いて、民家に激突した。
民家は大破した。

悟空「あっ、わりぃわりぃ、オラ力の加減ができなくてよー。まぁ、次はうまいことやるから勘弁してくれ」

辺りを唖然とさせた悟空は、苦笑いを浮かべながら、死神星人に接近していく。

パパス「お、おい、カカロットくん!」

悟空の怪力で死神星人を殺してしまわないか。
そう思ったパパスは、悟空(本名カカロット)を止めようと手を伸ばす。
だが、死神星人は黒いノートをこっそりと取り出して、ペンを走らす。

(冗談じゃない……こいつら異常だぞ……デスノートでやるしかない……カカロット...ベジータ...だったか?)

死神星人「ちょ、ちょっと待って下さい! 何の権利があって僕を殴るっていうんですか!?」

死神星人は、殴られまいと食い下がる。

悟空「おめぇ、こまけぇ事気にし過ぎだぞ。ちょっとぶっ飛ばされるくらいで死にやしねぇよ」

悟空は、腕をぽきぽきと鳴らしながら、死神星人に接近する。
だが、悟空は突然胸を押さえて苦しみだす。

悟空「うぐぐ……」

ベジータ「どうした? カカロット! カカロ……ぐっ!?」

そして、ベジータも苦しみ出して、ふたりとも倒れてしまった。
最終更新:2015年01月29日 21:49