パクリパクラレロワイアル


 死神星人編 採点タイム


桐山「……傷が……治っている?」

桐山はイカデビル戦で負った左肩の傷が無い事に気付いた。
そして、桐山の転送が終わると続けざまにパパスの転送が始まる。

パパス「……む」

パパスもまた瀕死の傷がなくなっていた。
それどころか、痛みすら感じない事に驚き戸惑っていた。

桐山「……成る程。敵を倒しきった時点で生存してさえいれば、どんな傷も回復してしまうのかもしれないな」

天才と呼ばれた桐山は瞬時に理解する。

パパス「ふーむ、成る程な。悪趣味な事だ。だが、これ以上誰も出てこないという事は生存者は私とカズオだけになるのか」

桐山「……そうだな」

少し暗いムードに包まれるマンションの一室。
再び陽気な音楽が流れてくる。
音源であるガンシの黒い球体に二人は注目した。

ガンシ『それでは ちいてんを はじめます』

パパス「……採点だと?」

ガンシ『ぬわー……5てん 油断しすぎ よく生きてたな(ワラ』

パパス「ぬわー? 私の事か?」

ガンシ『きりやま……10てん 地味につおい』

桐山「……地味?」

パパス「この得点はどういう意味があるのだろうか」

桐山「そういえば、あの殺されたヤツが言ってたな……これでそろそろ100点、解放される……と。俺の予想だが、あの星人というヤツを倒す事で手に入る点数を100点まで取ると、何かが起こるんじゃないか?」

パパス「成る程……だが、という事は100点になるまであの怪物達と何度も戦わねばならんという事になるな……おい、黒玉、どうなんだ?」

パパスは、乱暴にガンシの球体を叩く。
すると、ガンシの球体に文字が浮かび上がる。

『100てんメニュー 1、誰かを生き返らせる 2、記憶を消して解放 3、強い武器を手に入れる』

桐山「……成る程、大体理解した。あんたも生き残りたければ、次はスーツを着ておくべきだな。このスーツの効果は分かるだろう?」

パパス「ふむ、そうさせて貰おうか」

パパスは、自らの名前の書かれたケースを手に取る。

ガンシ『それでわ一旦解散とゆうことで』

部屋の玄関の鍵が開いた。

パパス「では、また会おう」

桐山「……ああ」



戦死者追加

孫悟空
ベジータ
西君
ノッチ
スパイダーマ
伊藤カイジ
最終更新:2015年01月29日 21:55