N色(N≧3)の絵の具のセットがある.一つの立方体の面を各面独立に,各色を確率

で選んで塗る.このとき,塗られた結果が,使用された色の数が3以内で,かつ,同色の面が隣り合うことになっていない確率P(N)を求めよ.
また,Nの異なる値a,bに対してP(a)とP(b)の大きさを比較せよ.
一つの頂点を共有する3枚の面を考えると,これらは相異なる色で塗られる必要がある.
1枚目はN色,2枚目はN-1色,3枚目はN-2色を選べるので,これらが相異なる色で塗られる確率は

.
ここで色を3色使用しているので新しい色は使えない.
残りの3枚の面のいずれも,すでに相異なる2色で塗られた2枚の面と隣接しているので塗り方は一意に定まる.
これらが条件を満たす確率は

.
従って

.

なので,

(N≧3).
これより,a<bのときP(a)>P(b),a>bのときP(a)<P(b).
最終更新:2013年09月30日 01:41