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nは自然数で,n≧3である.数1,2,…,nのいずれについても,それが記入されたカードが1枚ずつ,計n枚のカードがある.
A君はそれらのカードのうち2枚を無作為に取り出し,それらに記入されている数のうち大きい方をA君の得点とする.
B君は,それらのカードから1枚を無作為に取り出し,書かれている数を確認してから,そのカードを返すことを2回くり返して,書かれている数の大きい(または小さくない)方をB君の得点とする.
A,B両君のうち得点の大きい方を勝ちとする.
A君の勝つ確率pとB君の勝つ確率qとの大小を比較せよ.

B君が2回とも同じ数のカードを取り出す場合,B君が1枚を1回だけ取り出す場合と同じなのでA君の勝つ確率の方が高い.
B君が2回とも同じ数のカードを取り出さない場合,B君はA君と同じ引き方をする場合と同じなのでA,B両君の勝つ確率は同じ.
以上よりp>q.
最終更新:2013年09月30日 15:36