k90s6

円C:x^2+y^2=1を内部に含む楕円D:\frac{x^2}{a^2}+\frac{y^2}{b^2}=1(a>0,b>0)がある.
D上の1点P(0,b)からCに1つの接線をひき,その延長が再びDと交わる点をQとする.
QからCにPQとは異なる接線をひき,その延長が再びDと交わる点をRとする.RからCにQRと異なる接線をひき,その延長がDと再び交わる点をSとすると,S=Pとなった.このときaをbの関数として表せ.

QとRはPからCに引いた2接線とDの交点なので,y軸について対称.
これよりQRはx軸に平行なので,Qのy座標は-1となる.
Qのx座標をqとおくと,QはD上にあるので\frac{q^2}{a^2}+\frac{1}{b^2}=1
これよりa=\frac{|q|b}{\sqrt{b^2-1}}…①.
PQの長さをrとおくと,r^2=q^2+(b+1)^2…②.
△PQRの面積Sは,QRを底辺とみるとS=\frac{2|q|\cdot(b+1)}2=|q|(b+1)…③.
また,内接円Cの半径が1なのでS=\frac{2|q|+2r}{2}={|q|+r}…④.
③と④よりr=b|q|,これを②に代入してb^2q^2=q^2+(b+1)^2より|q|=\sqrt{\frac{b+1}{b-1}}
これを①に代入してa=\frac{b}{b-1}
最終更新:2014年01月24日 14:01