円C:x^2+y^2=1を内部に含む楕円D:

(a>0,b>0)がある.
D上の1点P(0,b)からCに1つの接線をひき,その延長が再びDと交わる点をQとする.
QからCにPQとは異なる接線をひき,その延長が再びDと交わる点をRとする.RからCにQRと異なる接線をひき,その延長がDと再び交わる点をSとすると,S=Pとなった.このときaをbの関数として表せ.
QとRはPからCに引いた2接線とDの交点なので,y軸について対称.
これよりQRはx軸に平行なので,Qのy座標は-1となる.
Qのx座標をqとおくと,QはD上にあるので

.
これより

…①.
PQの長さをrとおくと,

…②.
△PQRの面積Sは,QRを底辺とみると

…③.
また,内接円Cの半径が1なので

…④.
③と④よりr=b|q|,これを②に代入して

より

.
これを①に代入して

.
最終更新:2014年01月24日 14:01