11s1

座標平面において, 点P(0, 1) を中心とする半径1 の円をC とする。a を0<a<1
を満たす実数とし, 直線y = a( x +1)とCとの交点をQ, Rとする。
(1) △PQRの面積S( a )を求めよ。
(2) aが0<a<1の範囲を動くとき, S( a )が最大となるaを求めよ。

(1)
直線と点Pの距離dはd=\frac{1-a}{\sqrt{a^2+1}}.
Cが切り取る線分の長さは2\sqrt{1-d^2}なので
S(a)=d\sqrt{1-d^2}=\frac{(1-a)\sqrt{2a}}{a^2+1}
(2)
0<a<1のとき0<d<1で,相加相乗平均の関係より
S(a) = \sqrt{d^2(1-d^2)} \leq \frac{1}{2}
であり,等号成立はd^2=1-d^2つまりd^2=\frac{1}{2}のとき.
このとき,a^2-4a+1=0よりa=2\pm\sqrt{3}
0<a<1より求めるaはa=2-\sqrt{3}.
最終更新:2011年10月20日 12:25