関数y=logxのグラフ上の一点P(s,logs)(s≧1)における接線とy軸の交点をQとする.グラフ上に定点A(1,0)をとる.AP間のグラフの長さを

,線分PQの長さを

とし,

とする.
tはsの関数である:t=t(s).
(1)

をsで表せ.またtはsの減少関数であることを示せ.

とおく.以下

の範囲で考える.
(2)

,

とおくとき,

,

をuの関数として表せ.
(3)uをtの関数として表せ.また,

の値を求めよ.
(1)

.
Pにおける接線の式は

であるから,Qのy座標は

.
従って

.
これらより

.
またs≧1なので

よりtはsの減少関数である.
(2)

.

.
(3)

を解いて,

,(

は積分定数).

.
また,s=1のときu=1,

であるから

.
これらより,

を根とする二次方程式は

であり,解は

.

であることに注意して,

,

.
従って

.
また,

のとき

なので,

はu=0の根.

をuの式に代入して,

だから

.
従って

.
最終更新:2013年10月02日 17:20