y軸上の点P(0,-p) (p>0)と定点A(0,2)に対し,APを直径とする円をCとする.点Q(s,t) (s≧0)をPCの中点=「Cと直線y=1の交点」となるようにとる.
(1)s,tを求めよ.
(2)Pがy軸上の負の部分の全てを動くとき,対応するQ全体はどのような曲線となるか.また直線PQはこの曲線の点Qでの接線となっていることを示せ.
(1)Cは中心

,半径

の円であるから,y=1との交点のx座標をaとおくと

より

.
Qの定義より

であり,s≧0より

.
また,

よりt=p+2.
(2)
(1)の結果より

(s≧1)が成り立つので,Q全体は

(x≧1)を動く.
このとき,Qにおけるこの曲線の接線の傾きは2s.
ここでPQの傾きも

であり,
PQは点Qを通るので,直線PQは点Qにおける接線である.
最終更新:2013年10月03日 03:23