k91s1

y軸上の点P(0,-p) (p>0)と定点A(0,2)に対し,APを直径とする円をCとする.点Q(s,t) (s≧0)をPCの中点=「Cと直線y=1の交点」となるようにとる.
(1)s,tを求めよ.
(2)Pがy軸上の負の部分の全てを動くとき,対応するQ全体はどのような曲線となるか.また直線PQはこの曲線の点Qでの接線となっていることを示せ.

(1)Cは中心(0,\frac{2-p}2),半径\frac{2+p}2の円であるから,y=1との交点のx座標をaとおくとa^2+(1-\frac{2-p}2)^2=(\frac{2+p}2)^2よりa=\pm\sqrt{1+p}
Qの定義より\frac{0+s}2=aであり,s≧0よりs=2a=\sqrt{1+p}
また,\frac{-p+t}2=1よりt=p+2.
(2)
(1)の結果よりt=s^2+1(s≧1)が成り立つので,Q全体はy=x^2+1(x≧1)を動く.
このとき,Qにおけるこの曲線の接線の傾きは2s.
ここでPQの傾きも\frac{t-(-p)}{s-0}=\frac{2(p+1)}{\sqrt{1+p}}=2\sqrt{1+p}=2sであり,
PQは点Qを通るので,直線PQは点Qにおける接線である.
最終更新:2013年10月03日 03:23