
は正の整数で

を満たしている.n=1,2,…について,

を次式できめる.
(1)

を数学的帰納法により証明せよ.
(2)

および

を示せ.
(3)

となったときのmについて,

を求めよ.
(1)
n=1のとき成り立つ.
あるkについて

とする.

より

が成り立ち,数学的帰納法より全てのn≧1で

となる.
(2)

である.

とする.

であるが,

より

ではない.つまり

.

.
これより

なので

であり,

より

.
よって数学的帰納法により全てのnに対して

.
また,

かつ

より

.
(3)

となるとき,

かつ

.
ここで,

とすると,

.

であるが

より

なので左辺の複号は負.
つまり,

.
また,

より

.これらより

.

の場合と合わせて,答えは

.
最終更新:2013年10月08日 03:22