0でないxの整式f(x)に対し,

とおく.ある定数p,qが存在して,

が成立しているとする.
(1)

とおくとき,F(x)をaを用いて表せ.
(2)さらに0≦x≦1でのF(x)の最大値が

であるとき,f(x)を求めよ.
(1)
F(x)=a-G(x)を代入して

.
ここで,f(x)≠0より,G(x)は相異なる無数の値をとりうる.
特に,F(x)がn次式だとすると,

が相異なるような

(i=0,1,…,n)が存在するから,

となる.
(2)

.q-a^2=F(0)=0.
(i)

のとき
0≦x≦1でf(x)<0よりF(x)はx=0で最大となるがF(0)=0より不適.
(ii)

のとき
f'(x)=-2<0であり,

よりF(x)の最大値は

.
これが

に等しいので

.

より

.このとき

.
(iii)

のとき
0≦x≦1でf(x)>0よりF(x)はx=1で最大となるが,F(1)=p+2a-1が

と等しいので

.
このとき

より不適.
最終更新:2013年10月08日 16:46