p>0とする.双曲線

に点P(0,p)から2本の接線を引いて,それぞれの接点をA,Bとするとき,△PABの面積を最小にするようなpの値を求めよ.
双曲線の式をxで微分すると2x-2yy'=0より,接点の座標を(a,b)とすると傾きは

であるから,接線の方程式はax-by=1.
他方の接点の座標は(-a,b)であるから,△PABの面積はS=|a||p-b|である.
Pはax-by=1上にあるので,

,A,Bは

上にあるので

.

であり,

とおくと,相加平均と相乗平均の関係より

であり,等号成立は

つまり

のときで,このとき

.
最終更新:2013年10月10日 22:57