xy平面上で,3点A(-1,0),B(1,0),P

を考え,∠APBの2等分線とx軸との交点をQとする.tが全ての実数値を動くとき,

の最大値,最小値を求めよ.
あるtにおける

の値の平方をf(t)とおく.
まずf(t)の最小値を求める.
QB:AQ=PB:APより

であるからt<0でf(t)>1,f(0)=1,0<tでf(t)<1なので0<tの範囲で考えればよい.

.

とおくと,g(t)>0よりg(t)が最小のときにf(t)が最小となる.

はtに関して単調増加であり,

であるから,
g(t)は

のとき最小値9をとる.
これよりf(t)は

のとき最小値

をとる.つまり

は

のとき最小値

をとる.

であるから,最大値は最小値の逆数,最大値を与えるtの値は最小値を与えるtの値の符号を変えたものであるから,最小値は

のとき

.
最終更新:2014年01月24日 09:39