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xy平面上で,(1,1)を中心とする半径1の円をCとする.P,Qはそれぞれx軸,y軸の正の部分にある点で,線分PQが円Cに接しているとする.正三角形PQRを第一象限内に描くとき,頂点Rの座標(a,b)について,a,bの間に成り立つ関係式を求めよ.

P(p,0),Q(0,q)とおくと,PQの式は\frac xp+\frac yq=1であり,
これが円Cに接する,つまりこの線分と(1,1)の距離が1なので
|\frac1p+\frac1q-1|=\sqrt{(\frac1p)^2+(\frac1q)^2}
平方して整理すると(p-2)(q-2)=2…(*).

さて,PQの中点をMとおくと,M(\frac p2,\frac q2)であり,\vec{MP}=(\frac p2,-\frac q2)
ここで,\vec{MR}\vec{MP}に垂直であり,MR=\sqrt3MPであるから,\vec{MR}=(\pm\frac{\sqrt3}2q,\pm\frac{\sqrt3}2p) (複号同順)である.
これより,R(a,b)は(\frac p2\pm\frac{\sqrt3}2q,\frac q2\pm\frac{\sqrt3}2p)であるがこれは第一象限にあるので複号は正.
p,qについて解くと(p,q)=(\sqrt3b-a,\sqrt3a-b)であり,これを(*)に代入して
(\sqrt3b-a-2)(\sqrt3a-b-2)=2が求める関係式.
最終更新:2013年10月13日 07:54