Oを中心とする円周上に相異なる3点

が時計回りの順に置かれている.自然数nに対し,点

を次の規則で定めていく.
(イ)

は弧

を2等分する点である.(ここで,弧

は他の点

を含まない方を考える.以下においても同様である.)
(ロ)

は弧

を2等分する点である.
(ハ)

は弧

を2等分する点である.
∠

の大きさを

とする.ただし,∠

は点

を含まないほうの弧

の中心角を表す.
(1) すべての自然数nに対して

であることを示せ.
(2) すべての自然数nに対して

であることを示せ.
(3)

を

で表せ.
(1)

と同様に

を∠

,∠

の大きさとする.

であり,

=∠

=∠

+∠

∠

∠

…①,
同様に

…②.
①×4+②×2より

より示すべき式を得る.
(2)
(1)の式および(1)の式のnにn+1を代入したものから

を消去すれば示すべき式を得る.
(3)
(2)より

であるから,

.
最終更新:2013年10月15日 13:41