a,b,cは実数でa≧0,b≧0とする.
とおく.-1≦x≦1を満たすすべてのxに対して|p(x)|≦1が成り立つとき,-1≦x≦1を満たすすべてのxに対して|q(x)|≦2が成り立つことを示せ.
|q(±1)|=|p(±1)|≦1なので,q(x)が-1≦x≦1で極値をとるときにその絶対値が2以下であることを示せば良い.

であるから,

のときに極値

を取る.
このとき,

であり,
|a±b|≦|a±b+c|+|c|=|p(±1)|+|p(0)|≦2なのでこの極値の絶対値は2以下.よって示された.
最終更新:2013年10月15日 15:17