2つの箱LとR,ボール30個,コイン投げで表と裏が等確率

で出るコイン1枚を用意する.xを0以上30以下の整数とする.Lにx個,Rに30-x個のボールを入れ,次の操作(#)を繰り返す.
(#) 箱Lに入っているボールの個数をzとする.コインを投げ,表が出れば箱Rから箱Lに,裏が出れば箱Lから箱Rに,K(z)個のボールを移す.ただし,0≦z≦15のときK(z)=z, 16≦z≦30のときK(z)=30-zとする.
m回の操作の後,箱Lのボールの個数が30である確率を

とする.たとえば

となる.以下の問(1),(2),(3)に答えよ.
(1) m≧2のとき,xに対してうまくyを選び,

を

で表せ.
(2) nを自然数とするとき,

を求めよ.
(3) nを自然数とするとき,

を求めよ.
(1)
(#)によってボールはmin{z,30-z}だけ移動するので,
一度空になるともうボールが入れられることはない.つまり

.
Lにx個のボールがあるとする.
x≦15のとき
x>15のとき
(2)

より
(3)

より
最終更新:2011年10月21日 13:44