10s5

Cを半径1の円周とし,AをC上の1点とする.3点P,Q,RがAを時刻t=0に出発し,C上を各々一定の速さで,P,Qは反時計回りに,Rは時計回りに,時刻t=2πまで動く.P,Q,Rの速さは,それぞれm,1,2であるとする.(したがって,QはCをちょうど一周する.)ただし,mは1≦m≦10を満たす整数である.△PQRがPRを斜辺とする直角二等辺三角形となるような速さmと時刻tの組をすべて求めよ.

Qから反時計回りに道のりxだけ進んだ点を単にxと書く.
時刻tでPは(m-1)t,Rは-3tである.
条件よりRは\frac{\pi}2\frac{3\pi}2に一致するので,
t=\frac{\pi}6, \frac{\pi}2, \frac{5\pi}6, \frac{7\pi}6, \frac{3\pi}2, \frac{11\pi}6
また,PとRの位置がπだけ違うので
(m+2)t=(2n+1)\pi (n:整数)
これより,t=\frac{k\pi}6 (k=1,5,7,11)のときm=4,
t=\frac{k\pi}2 (k=1,3)のときm=4,8.
最終更新:2011年10月22日 01:12